ポートディクソンは、マレーシアの首都クアラルンプールから約1時間でアクセスできる、ビーチリゾート地です。マリンアクティビティが楽しめるような透き通った海はありませんが、都会の喧騒から離れてのんびりできる町として人気があります。
今回は、ここポートディクソンで楽しめる、まだ日本ではあまり知られていない四輪バギーのアクティビティ施設をご紹介します。
海外のサイトではすでに有名になっており、マレーシア現地の人たち、欧米人、中国本土からの観光客に人気のスポットです。
アクティビティの詳細、予約の仕方をご紹介しますので、ぜひクアラルンプールから足を伸ばしてみてください。
四輪バギー体験:アンクル・ウォン・ハッピー・ファーム
今回ご紹介する施設は、アンクル・ウォン・ハッピー・ファーム(Uncle Wong Happy Farm)という施設で、四輪バギーでジャングルの中を走るのがこちらのメインアクティビティになります。四輪バギーは、英語ではA T V、またはU T Vと呼ばれています。
A T Vとは、下の写真にあるようなタイプのバギーを指します。タイヤは四輪、手元にエンジンとブレーキがあり、操作はハンドルタイプでバイクと同じです。
運転免許はなくても、15歳以上で運転可能だそうです。
タイヤがかなり大きく、どんなでこぼこ道を走っても安定感があります。最大2人乗りだそうですが、100kgの重量制限があるので、大人2人で乗るのは厳しいかもしれませんが、女性1人でも十分運転できます。
下の写真がU T Vで、車に近いタイプのバギーです。
操作はステアリングで、アクセルとブレーキは足元で操作します。
こちらは運転免許の提示が必要になります。
最大2人乗り、重量制限は180kgなので、大人2人もしくは親子で体験するならU T Vがおすすめです。
こちらはより繊細なハンドル操作を楽しむことができます。
屋根が付いているので、炎天下でのアクティビティにはありがたいです。
料金
値段はコース別に2種類あります。(情報は2024年1月のものです。)
パッケージA:
・初心者向け
・平坦なジャングルコースを走る約30分のバギー体験
・約20分のカヤック体験付き
A T Vが1人R M60、約1800円
U T Vが1人R M120、約3600円
平坦なコースといっても、かなりのでこぼこ道、小さな沼地、傾斜道があり、四輪バギーの醍醐味を味わうことができます。
パッケージB:
・上級者向け
・川、沼地、傾斜道、ジャングルコースを走る約45分のバギー体験
・約20分のカヤック体験付き
A T Vが1人R M80、約2400円
U T Vが1人R M160、約4800円
より大冒険を求める人にはダントツでパッケージBがおすすめ出そうです。ピーク時や大型連休の時期は、ガイドの人数の関係でパッケージBしか選べないことがあるそうです
。牛、コモドドラゴン、うさぎ、ニワトリ、カメ、サルが悠々と遊んでいるところに遭遇し、マレーシアの大自然を満喫できます。
パッケージAを体験してみた感想
私たちはパッケージAのA T Vを選びました。
コースに入る前に空き地で練習するのですが、初めはエンジンの振動に慣れなかったり、スピードを出すのが怖かったり、傾斜がきつくてバギーが横転するんじゃないかとびっくりしたりしましたが、自信がつくまで練習させてくれたのでよかったです。
また、傾斜があっても自分が思うほど傾いておらず、バギーは絶対に横転しないから大丈夫、と言われたので安心できました。
手元のレバーでアクセル操作するのですが、安定してスピードを出すことができるまでに時間がかかりました。
パッケージBの人たちは別のところで練習していましたが、上級コースになるのでさらに入念に練習しているようでした。川や沼地を進むので、しっかりとしたハンドル操作とアクセル操作が求められるようです。こちらのコースを選んだ人たちの興奮度合いがすごかったです。
子どもの方が喜ぶのかと思いきや、大人の方がテンションが何倍も上がっていました。
練習して自信がついたら、コースに出ます。
ガイドさんが先導してくれるのでついていきますが、前の車両と同じスピードで走るのがなかなか難しいです。
ガイドさんは手慣れたもので片手運転でしたが、こちらは必死です。
しばらく走ると周りの景色を楽しむ余裕も出てきて、自分たちが油ヤシのプランテーションの中を走っていることに気がつきました。
油ヤシの果実がたくさんなっていて、実を収穫している人たちともすれ違いました。
普段入ることのできない場所なのでとても面白いです。
コースは基本平坦ですが、鋭角に曲がる道や、一台なんとか通れるほど狭い道、小さな沼地があり、なかなかコツがいる場所もあります。
真っ直ぐの道はエンジンをフル回転させて爆走させてくれるので、大興奮です。
道中、開けたスポットがいくつかあり、止まって写真を撮らせてくれます。
私たちを担当してくれたガイドさんはとても親切で、先導車から私たちのゴールの瞬間を動画で撮影してくれました。
ジャングルを疾走するのは最高に気持ち良く、ジャングルの東南アジア特有の景色も圧巻で、忘れ慣れない大興奮の体験になりました。
これは大人がハマるアクティビティだと思います。
次回はパッケージBで川の横断もぜひやってみたいです。
カヤック体験付き
パッケージAもBもカヤック体験がついていて、静かな心穏やかな時間を過ごすことができます。
子ども連れの方には、アヒルボートもあります。
湖の真ん中にはマングローブがあったり、カモが群れで泳いでいたり、魚を発見したり、とバギーの爆音と振動からクールダウンする良い時間になりました。
服装や持ち物について
施設にロッカーがないので、基本全て荷物を持ってコースに入らなければなりません。
そのため、中身が絶対に飛び出さないカバンが必須になります。
ポケットに入れたものは運転中に飛び出す可能性があるので、気をつけてねと注意を受けました。
また、炎天下でのアクティビティになるので、日焼け止め、飲み物も忘れず持参しましょう。
予約と支払いの仕方
ピークシーズンでなければ予約なしでも大丈夫ですが、学校の休みシーズン、大型連休は予約した方がいいそうです。
Whatsppからメッセージを送るか電話で予約できます。
予約の段階でデポジットとしてR M50(約1500円)を払う必要があります。
銀行送金やe-walletで払いますが、もし観光客の方で支払う方法が不明な場合は、そのことを相手に伝えれば、他の方法を教えてくれるかもしれません。
日時の変更は可能ですが、キャンセルした場合デポジットは戻ってこないのでご注意ください。
▶アンクル・ウォン・ハッピー・ファーム
Instagram: https://www.instagram.com/unclewonghappyfarm/
whatsapp:+60 11-5419-1343
住所:Lot 11886, Bukit Permata, 71010 Lukut, Negeri Sembilan, Malaysia
パイナップルファームも一緒におすすめ
バギー施設からさらに奥にドライブしていくと、パイナップルファームがあります。数種類のパイナップルに加え、パッションフルーツ、パパイヤ、バナナ、そしてスーパーフルーツとして有名なガックフルーツも観察できます。
このトラックで各スポットまで案内してくれます。
生搾りパイナップルジュースは、熱中症になりかけた体に染み渡ります。
こちらで収穫されたパイナップルは市場には出回らず、ポートディクソン中のホテルに供給されているということでした。
また、店頭で完熟パイナップルを購入することができるのですが、これが美味しすぎて衝撃を受けました。
3玉で300円という安さも驚きですが、お願いすれば無料サービスでカットしてくれるので、すぐに食べることができます。
▶パイナップルファーム
Sky Ladder Pineapple Farm, Port Dickson
facebook:https://www.facebook.com/SkyLadderPineappleFarmPD
住所:Lot 2273 Jalan Kampung Sri Parit 3, Bandar Baru Lukut, 71010 Port Dickson, Negeri Sembilan, マレーシア
電話:+60 17-617 3633
まとめ
四輪バギー体験ができる施設はマレーシアにいくつかあり、大半は知らない人とグループにされて1人ガイドさんがつくのですが、こちらのアンクル・ウォン・ハッピー・ファーム(Uncle Wong Happy Farm)は、予約したグループごとにガイドさんがつくので、のびのびと楽しむことができます。
スタッフは全員フレンドリーで、写真やビデオをたくさん撮影してくれます。
最高に楽しい思い出を作ることができること間違いなしです。