ウィーンの夏はアイスクリームが熱い!おすすめのアイスサロン4選♡




みなさん初めまして!7月も後半に入り、暑さも本格的になってきました。
ここオーストリア・ ウィーンの街も、北海道と同じくらいの北緯とはいえ、暑い日が続いています。

ウィーンの夏はアイスクリームが熱い!

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日本では、建物に入ればエアコン完備のところがほとんどですが、ウィーンの街でエアコンが入っている建物はまだまだ希少
湿度が低いヨーロッパ、汗だくとまではいかないながらも、暑い日 に街を歩いていると、日光も強いし喉も渇く…
そのようなとき、ウィーンの人々はアイスクリーム を食べて身体を冷やします

シーズンは主に3月から10月までの期間。秋口から冬の間は閉店するお店が多いため、長い冬が終わる3月頃にアイスサロンの準備が始まると、街が一気に明るくなり、春の訪れを感じることができます。「アイスを食べる」ことはウィーンの人々にとって生活の一部なのです。

大ウィーンっ子はアイスクリームで大論争!?

~シュヴェーデンプラッツ vs. ティヒー~

夏の風物詩でもある「アイス」、ウィーンの人たちは本気で取り組みます。
夏の間にアイスをたく さん食べるために春が近づけばダイエットしたり、新しいアイスサロンが開店すれば必ずチェックしたり、アイスシーズンに向けてのワクワクが街の人々からも伝わってきます。

毎年シーズンに なると話題に上るアイスサロンの二大巨頭が、

➊Eissalon am Schwedenplatz(アイスサロン・ア ム・シュヴェーデンプラッツ)

➋Tichy Eissalon(ティヒー・アイスサロン)

この2つの アイスサロンは歴史も長く、ウィーンの人々の間ではどちらのアイスが好きか、という論争まで巻き起こるほど!
お店に行けば、テイクアウトのブースは行列で、とにかくみんなアイスにたどり着くまで必死です。
お行儀よく並んでいたら、なかなか順番が来ないことも…!

今回はこの2つのお店を含む、厳選した4店舗をご紹介させていただきます。

➊Eissalon am Schwedenplatz
(アイスサロン・アム・シュヴェーデンプラッツ)

い (2)

その名の通り、ウィーン地下鉄U1・U4のSchwedenplatz駅にあるアイスサロン。
ウィーン1区、旧市街の一角にあり、駅から上がってすぐの好立地ということでいつもたくさんの人だかりです。
ここはイタリア人が創業者で、1886年から続く老舗。街歩きの中心地にあるので観光客も多いで すが、固定客も多く通う、古くから地元っ子に愛されているお店です。

豊富な種類のメニューが特徴

このアイスサロンの特徴は、クリーミーなアイスクリーム
様々な食の嗜好にも対応していて、ヴィーガンのアイスメニューや、ミルクや卵などアレルギーのある人でも食べられるメニューもあります。
店頭に並ぶアイスの種類の豊富さにも驚きますが、「今日のアイス(Eis des Tagesアイ ス・デス・ターゲス)」といって日替わりでその日お店がオススメするアイスメニューには、Mohn(ケシの 実)Ribisel(スグリ)など、日本では見たことのないユニークな種類もあるのでぜひ試してみてください

➋Tichy Eissalon(ティヒー・アイスサロン)

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少し観光地からは離れていますが、ウィーン10区のFavoritenstrasse(ファヴォリーテン・シュト ラーセ)の歩行者天国の南端に建つTichy Saloneisは、ウィーンで知らない人はいないほどの超有名店

イタリア系のアイスクリーム屋が多いウィーンの中でも、ここTichyはオーストリア人が創業者で、創業当時からの外観が目をひく可愛いらしいお店です。

看板メニューがおすすめ

このお店に行く目的の一つ、 Eismarillenknödelアイス・マリッレン・クヌーデルはここの看板メニュー。あんずジャム入りのバニラアイスに、ナッツの粉がまぶしてあるお団子の形をしたアイスクリームです。シャーベットっぽいアイスクリームが食べたい方にはここがオススメです。
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※最寄りは地下鉄U1 のReumannplatz ロイマンプラッツ駅。
※写真はTichyの名物Eismarillenknödel

 

➌Eis Geissler (アイス・グライスラー)

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比較的新しいアイスクリーム屋さん。ここは上の二軒と違いテイクアウトのみのお店です。
3月から12月のオープン期間中、春はハチミツ秋は栗など季節のアイスを楽しむことができます。

ユニークなメニューが特徴

他店のアイスと一線を画しているところは、Kürbiskörnölキュルビス・ケルン・エール (かぼちゃの 種のオイル) Ziegenkäseツィーゲンケーゼ (ヤギのチーズ) といった一風変わったメニューを提供しているところで、物珍しさからお店の前にはいつも長い列ができています。

どんな味か気になる方はぜひ街のシンボル、シュテファン大聖堂から少し歩いて訪れてみてください。

➍Zanoni & Zanoni (ツァノーニ & ツァノーニ)

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イタリア系アイスの有名店。多くのアイス・サロンが秋冬の期間は閉店する中、ここは一年中オープンしています。
しかも営業時間が24:00までとウィーンのお店の中でも遅くまで開いています。
アイスクリームだけではなくケーキやモーニングセット、サンドイッチ、サラダもあるので、軽い食事もできます。
残念ながら夏にウィーン来訪が叶わない方は、さむーい冬にここでアイスを食べるのも一味違った楽しみ方かも!

初心者でも大丈夫!アイスクリームをテイクアウトしてみよう!

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アイスクリームを注文するとき、メニューにたくさんの情報があるし焦るしよくわからない!
そんなときは以下の流れを頭に入れておくとスムーズに注文できます。

➊まずはコーン (Tüte)カップ (Becher)どちらかを決めて、サイズ(値段を言えば良い場合も)を言います。

➋お店の人がアイスの種類を聞いてくれるので、お好みのアイスの種類を伝えてください。
お店によって様々ですが、小さいサイズでも2~3種類選べる場合もあるので、あらかじめ食べたい種類をいくつか考えておくと良いですよ。

※写真のお店はminiサイズのコーン (1.40ユーロ) は1種類、miniサイズのカップ (2.90ユーロ) は3種類のアイスが選べる。

注意!アイスカフェとアイスコーヒーで大きな違い!

日本のお店で「アイスカフェください」と頼むと、冷たいコーヒーとがでてきますよね?

ここウィーンではアイスカフェを頼むと、ちょっと違ったものが出てきます。

私がまだウィーン初心者だった頃、ケーキとアイスカフェ(厳密にはアイスカフェー)を頼んだら、大変なことになりました!

こちらのアイスカフェはコーヒーというより、コーヒーの入ったパフェ。
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バニラアイスたっぷり、ホイップクリームも入っていてコーヒーとの混じり具合は絶妙!

飲むというよりは食べる感じで、これ一つでお腹がいっぱいになります。

このアイスカフェー(Eiskaffee)はアイスクリーム専門店でなくとも基本的にどこのカフェでも夏シーズンは飲むことができ、カフェによってスタイルも様々な ので、多種多様のアイスカフェーを楽しむことができます。

最後に

市内には大きいお店から小さいお店まで数えきれないくらいたくさんのアイスショップがあるので、今回は超有名店の一部を厳選して紹介させていただきました。

夏にウィーンへ来たら、ぜひお散 歩ついでにお好きなアイスクリームショップを見つけてみてください!

    店舗情報

    ➊Eissalon am Schwedenplatz

    住所:Franz-Josefs-Kai 17, A-1010 Wien
    営業時間:Mo–Su 10:00–23:15. テイクアウトブースのみ: 9:30〜
    http://www.gelato.at/ (ドイツ語)

    ➋Tichy Saloneis

    住所:Reumannplatz 13, A-1100 Wien
    営業時間:10:00 – 23:00
    https://www.gastroweb.at/tichy-eis/ (ドイツ語)

    ➌Eis Greissler

    住所:Rotenturmstraße 14, A-1010 Wien
    営業時間:11:00 – 23:00
    https://www.eis-greissler.at/en/

    ➍Zanoni & Zanoni

    住所:Am Lugeck 7, A-1010 Wien
    営業時間:7:00 – 24:00 モーニングのみ7:00 -14:00
    https://www.zanoni.wien/filialen/lugeck-7/ (ドイツ語)




        ★Kiala

        ライター
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