春から秋口にかけてドイツを旅するなら、ライン川クルーズははずせません。
ドイツ人から「父なるライン」として親しまれるこの壮大な川は、やはり陸地からだけでなく、船からの景色も満喫したいですね。
この記事では、特におすすめの楽しみ方をご紹介します。
1.ピンポイントで乗船するならリューデスハイム~ザンクト・ゴアール
ライン川は全長1233キロメートルで、スイス、リヒテンシュタイン、オーストリア、ドイツ、フランス、オランダにまたがっています。
そのうち、ドイツを流れるのは698キロメートル、さらにそのうちクルーズを楽しめるのはケルン~マインツ間の185キロ。
全域をクルーズしようと思ったら、なんと11時間もかかってしまいます。
そこでオススメなのが、リューデスハイム~ザンクト・ゴアールの区間です。
この区間なら1時間40分で気軽に楽しむことができますし、その流域自体が世界遺産として登録されているので見どころもぎゅっと詰まっています。
ゆったりとした気分で景色を眺めているだけで、次々と古城などの歴史的建造物が目に飛び込んできますよ。
2.見逃せない古城の数々
2階のデッキに座ってのんびりしていると、ぶどう畑の合間に古城が見えてきます。
左岸、右岸、どちらにも見つけることができるので、船内の会話も弾みます。
今では廃墟になっているもの、博物館としてオープンしているもの、古城ホテルとして人気を博しているものなど、その数30以上!
ぜひお気に入りを探してみてください。
3.ローレライ伝説を体感しよう
ゆったりとした雰囲気のライン川ですが、一番の難所がこのローレライです。
昔はここを越えられずに転覆する船が多かったため、「金髪の美しい水の精がその歌声で旅人を惑わせて沈めてしまう」というローレライ伝説ができました。
今の技術ではもちろん転覆することはありませんが、迫力のある岩に沿って大きく曲がっていくのを実感できるのは一大スペクタクルとなっています。
4.船内で注文したいのはやっぱりワイン
ワイン畑の景色を堪能したら、その味も気になるところ。
リューデスハイムはワインの産地としても有名です。
船内でも地産のワインを楽しむことができるのでぜひ注文してみてください。
乗船する前後の街歩きでも、ワイナリーを訪ねたり、お土産屋さんでこの地域のワインを選ぶのも良いですね。
まとめ
いかがでしたか?
リューデスハイムまではフランクフルトから電車で2時間ほど、駅を降りると船着き場はすぐ近くにあります。
体中でドイツの雄大な自然と歴史を感じられるライン川クルーズ。
ぜひ旅の1ページに加えてみてください。
▶リューデスハイム
▶ザンクト・ゴアール