沖縄の世界遺産!圧倒的な美しさ・景色を誇る「中城城跡」を徹底レポ!

こんにちは。

沖縄には、ヤンバル地域や、慶良間諸島など多くの自然遺産があります。

2021年5月には、ユネスコ世界遺産登録にふさわしいとする勧告がされたこともニュースになりました。

そんな美しい海や、亜熱帯特有の森林を目当てに沖縄に来る人も少なくありません。

ですが、沖縄には、自然以外の世界遺産がすでにあるんです。

今回は、そんな沖縄の世界遺産、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の中から、中城城跡について紹介していきます。

中城城跡の場所

住所:沖縄県中頭郡北中城村字大城503
中城城跡HP:https://www.nakagusuku-jo.jp/
那覇から、車で30-40分ほど、ショッピングモール、イオンライカムから車で15分ほどの場所です。

けっこうな山道を登っていき、山の頂上付近に中城城跡があります。

住所が大城なのもなんとなくいいですよね。

また、ライカムから近隣の観光地、中城城跡や中村家住宅を回る、グスクめぐりんというかわいらしい名称の、周遊バスも運行しています。

中城城跡観光情報

中城城跡は、 琉球王国のグスク及び関連遺産群の1つであり、世界遺産登録されています。

また、国指定史跡、日本100名城にも指定されている沖縄を代表する名城です。

沖縄県内に残る城跡の中でも、最も遺構がしっかり残っていることでも知られています。

俗な言い方をすれば、”遺跡感”がすごく日本ではないような雰囲気があふれています。

また、東シナ海や太平洋を望むことができ、勝連半島、知念半島、島々を見渡せる眺望も素晴らしいです。

観覧料

中城城跡の観光には、観覧料が必要です。

観覧料:
大人  400円
中高生 300円
子ども 200円
(20人以上の団体は100円引き)
駐車場は無料です。

また、正門前までカートで移動することができます。
(現在はコロナウイルスの影響で、足が不自由な方等、歩くのが難しい方のみ)

ただ、内部には階段も多いので、車いすやベビーカーを利用しての移動は難しいので、気を付けてください。

中城城跡のエントランス(チケット等を買う場所)を超えてから先には、自動販売機や売店はないので、飲み物等は持ち込んだほうがいいと思います。特に、夏季はけっこう歩くので水分補給ができないとしんどいです。

中城城跡の歴史

14世紀中ごろから作り始められ、護佐丸という琉球王国中山の按司(琉球王国の役職の一つで、天皇家の宮家と同等の役職)により1440年に完成されました。

1458年に首里王府軍に責められ、護佐丸が破れ、その後は、王府の直轄地となりました。

1853年には、ペリー提督も訪れ、称賛したと言われています。

明治時代には、小学校や役場としても利用されました。

その後、第二次世界大戦により焼失しました。

1968年に石垣が修復され、1972年に沖縄が日本の復帰するとともに国の史跡に指定され、2000年に世界遺産登録、2006年には日本の100名城に選ばれました。

中城城跡内部紹介

中城城跡は6つの廓(くるわ 城の囲いのこと)で構成されています。

城壁には、琉球石灰岩の切石を利用し、自然の岩石と、地形をいかした美しい曲線で構成されています。

築城技術は芸術的評価も高く、歴史的にも高い評価をされています。

では、内部を歩いて回れる順に紹介していきます。
(入口で渡されるパンフレットとは順番が違いますが、実際に歩いて回りやすい順番になってます)

ガンジャーガマ

まず、正門の手前にはガンジャーガマといわれる火事場があります。

ここの後ろの景観も素晴らしいですが、あとで、石垣の上からもっと見やすく景色は楽しめます。

次に正門

高い石垣に囲まれるような景観に期待感が高まります。

また、史跡の石碑のすぐ横に旧日本軍が利用した軍壕跡もあります。

正門をはいってすぐ右手から、

南の郭

火神(ひぬかん)の拝所

聖地久高島への拝所

その先には

雨ごいの拝所

ここを含めて8つの拝所が城跡内にはあります。

西の郭

この左側に西の郭が広がっています。

一の郭

門を抜けると一の郭

城壁に登れる階段があり、そこからの眺望も素晴らしいです。

一の郭内には、正殿跡もありますが、現在はきれいな草原のようになっています。

ベンチの横にある木も遺跡っぽい雰囲気を醸し出しています。

二の郭

次の門を抜けると、二の郭です。

曲線城

曲線城の石垣も美しいです。

ここにも城壁を登れる階段があり、眺望を楽しめます。

忠魂碑

また、忠魂碑もここに建てられています。

北の郭と大井戸(うふがー)

ここの左の階段を降りていくと、北の郭と

大井戸(うふがー)があります。

井戸のあるところまで下りることができますが、けっこう急な滑りやすい階段なので、ちょっと危ないです。

三の郭(新城)

ここの右側にある階段を上ると三の郭(新城)があります。

亀甲乱れ積みという中城内でも最も進んだ石積み技法が使われています。

裏門

北の郭に戻り少し進むと裏門から出ることができます。

ここはイベントスペースにもなっていて、広大な原っぱが広がっています。

後ろから城をみるのもなかなか壮観な眺めです。

ここから整備された道を下っていくと、最初の入り口に戻れます。

まとめ

今回は、中城城跡について紹介しました。

首里城や今帰仁城跡などと比べると知名度は低いかもしれませんが、遺跡の雰囲気は中城城跡が一番強く感じられると思います。

城に興味のある方はもちろんですが、城や遺跡に興味のない方でも雰囲気や景観だけでも非常に価値を感じられるスポットです。

 

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