世界的な観光地として有名なイタリアのヴェネツィア。
水の上に浮かぶ街は世界で唯一無二の風景として人気を博しています。
そんなヴェネツィア本島の周囲には、特徴を持った島々が点在しています。
ヴェネツィアングラスの発祥地、ムラーノ島はすでに有名ですよね。
そのムラーノ島からもう少し足を延ばすと到着するのがブラーノ島という島です。
名前は似ていますが2つの島の特徴は大きく違います。
ブラーノ島の特徴はとにかくカラフルなこと!
今日はヴェネツィアの干潟に浮かぶ派手派手な島ブラーノ島の魅力とブラーノ島での写真映えの方法をご紹介します!
※ヴェネツィア、ヴェニス、ベニスなど様々な日本語表記がりますが、お好みでサイトの中で統一していただければと思います。
(他にもヴェネツィア関連の記事があるかもしれませんので…)
当方は特に表記にこだわりはありませんので、変更していただいて大丈夫です!
ブラーノ島ってどこにあるの?
ブラーノ島はヴェネツィアの北東9kmにある4つの島からなる漁師の島です。
そうです!ヴェネツィアはきちんとお店を選べばシーフードがとても美味しいですが現役の漁師さんがこうして近郊にいるんですね。
ブラーノ島まで9kmというとなんだ、近いからすぐに行けるじゃん!と思いがちですが、ここは海に浮かんだ島。交通手段は船です。
ヴェネツィア本島からは船で40分ほどかかりますので、時間と旅程にはゆとりを持っておく必要があります。
ブラーノ島への交通手段
ヴェネツィア本島からブラーノ島へ行くには、Fondamenta Nuove フォンダメンタ・ヌオーヴェ水上バス乗り場から12番の水上バスに乗り、Buranoブラーノ島で下車します。
ヴェネツィアの主な交通手段となる水上バスは、現地ではVaporetto ヴァポレットと呼ばれています。覚えておきましょう。
ブラーノ島がカラフルになった理由
ヴェネツィア本島にも赤や黄色の素敵な家が並びますがブラーノ島の家々の壁のカラーと言ったらその比ではありません。
赤、黄、緑、紫、ピンク、水色…そのどれもが目を引ん剝くくらい容赦ない鮮やかな色なんです。
一見センスがないようなバラバラなカラーの羅列がなぜか溶け合い、絶景となっているのがここブラーノ島。
それではブラー島の家々はなぜ超カラフルな色になったのでしょうか。
ブラーノ島は漁師の島であることは先ほどお話ししましたね。
漁師は朝早く漁に出ますが、ヴェネツィアの干潟はよく霧が発生します。
霧の中家に帰りつかなければならない漁師のために、どれが自分の家か一目でわかるように派手なペンキで家の壁を塗ったことがこのカラフルな島の発祥と言われています。
家の場所を分かるようにするために家を塗るので、近隣の家とは違う色にするのがルール。そのためさらにカラフルな景観が出来上がりました。
いまでも家の色を変えるのには行政の許可が必要なんだそうです。
ブラーノ島でSNS映え!
どこを歩いてもかわいいカラフルな家ばかりでテンションの上がるブラーノ島。
もちろんどこで写真を撮っても絵になります。
写真を撮るのに特におすすめなのが、観光客がひしめくメインストリートを離れた裏路地です。
路地に入ると、洗濯物が干されていたり、猫が窓辺でくつろいでいたり、いい感じの生活感を感じることができます。
カラフルな壁のおかげで洗濯物や窓、ドアでさえ絵になる!
緑に塗られた窓辺や、古いドアの前に立てば雑誌の中の一枚のような写真が簡単に撮れます。
ブラーノ島で写真映えするためにもう一つおすすめしたいのが、ブラーノ島に行くときの服装です。
ブラーノ島へ行くときはぜひ『白い服』で訪れてください。
色とりどりの景色の中に白い服が浮かび上がってすごくいい写真が撮れます。
カラフルな路地に後ろ姿…
想像してください…真赤な家の前に白いワンピース…
ほらね、簡単にいい絵が撮れそうでしょう?
帰り道は混雑に気を付けて…
ブラーノ島から本当に向かう12番の水上バスはとても混みます。
特に観光客が一斉に帰る午後の時間帯は超大混雑。
水上バスの停留所に人が入りきらないくらいに列ができることも。
出発時刻ギリギリに水上バスの停留所に行くと人が多すぎて乗れないこともありますので、時間にゆとりをもって早めに行くようにしましょう。
最後に
一生に一度は行ってみたいヴェネツィア。
実はヴェネツィアの周りにもこんなにかわいい絶景スポットがあるんです。
ヴェネツィアから日帰りで行けて、本島とは全く違った雰囲気を楽しむことができます。
写真映え抜群のこの島で写真撮影を楽しんだり、お気に入りのカフェを探してみたり、
裏路地に垣間見える島民の生活にほっこり癒されたり…本島観光にはないのんびりした楽しみ方ができますよ。
ぜひヴェネツィアを訪れる際は、カラフルな島ブラーノ島も訪れてみてください。
ブラーノ島からまた一歩足を延ばして『静寂の島』と呼ばれるトルチェッロ島を訪れるのもおすすめです。
トルチェッロ島の紹介はまた今度!
それでは、Buon viaggio!