Om Swastyastu!(※オン スワスティアストゥ!バリ語の最上級挨拶)
バリ島をこよなく愛するライターのYuccoです。
バリ島旅行でちょっと注意しなければならないのが、宗教上のセレモニー。
インドネシアはイスラム教なのですが、バリ島はバリ・ヒンドゥー教
という独自の宗教を信仰している人が占めています。
バリ島旅行ではNyepi(ニュピ)に注意!
バリ島旅行で一番注意しなければならないセレモニー、
それが【Nyepi(ニュピ)】の日です。
観光客をも巻き込み、飛行機の離陸、飛行場も閉鎖される
世界でも珍しいセレモニーです。
ニュピの前後に出かけられる方は、
この記事の一番下に注意事項を記載しますので、
最後までお読みくださいませ!
今年のニュピは
2020年3月25日(水曜日)
(サカ暦1942年新年)
前日の24日夕方から道路はオゴオゴの為封鎖されます。
そして25日深夜0時〜翌朝26日朝6時まで
バリ島では、観光、お店および全てが停止されます。
ホテルの敷地内から出ることができません。
ニュピとは?
ニュピとは、サカ暦の新年(第10月の1日目)。
一年に一度巡って来ます。
ニュピは毎年、2〜5月に行われます。
バリ島のお正月にあたります!
なのでこの時期にバリ島に旅行を計画されている方は要注意!
旅行会社を通せば情報を教えてくれますが、
個人手配の旅行の場合は、知らずに来ている人がたまにおります(汗)
この日は静寂の日(サレントディ)と呼ばれています。
火、電気の使用、仕事、外出が禁止されていて、
外国人であってもこれに従わなければなりません。
飛行場も、飛行機の発着もストップします。
なので、ホテルの敷地からは出ることができません=観光はできません!
夜は電気を付けずに、暗闇の中で過ごします。
ホテルによっては窓から光が漏れないように目張りして、
部屋の中では電気がOKのホテルもありますが、
通常の民家などは、ロウソクや懐中電灯で過ごします。
騒いだり、大きな音も出してはいけません。
※ホテルの従業員はちゃんと泊まり込みで働いております!
どのホテルも2泊3日のニュピパッケージなどを準備しているので、
(当日ホテル内で楽しめるアクティヴィティ、食事など込み込み)
ゆっくりホテルライフを楽しむこともできます(夜は騒げないけど)
ニュピの前日には、全島をあげての浄化儀礼が行われます。
各家では松明を焚き、棒で地面や鍋を叩いて悪霊(ブカ•トロ)を追い払い、
同時に村の中心で大規模なお祓いが行われます。
また悪霊を表した、オゴオゴと呼ばれる張りぼての御神輿を前日の夜に
村を練り歩きます。悪霊を追い払う為です。
オゴオゴは数ヶ月かけて準備されます!
そのクオリティは圧巻!
ニュピにバリ島に来る人はこのオゴオゴの鑑賞も見どころ!
村により規模は違いますが、どの村もオゴオゴの儀式は皆楽しみにしており、
とても需要なセレモニーです。
そしてニュピ当日は、人間は地上に徘徊する悪霊に見つからないように、
外出せずに静かに過ごします。
かつては、性生活、食事を含めて一切の事を禁じられる沈黙の日でしたが、
最近は近代化の流れもあり、地域によりますが、緩くなってきています。
みんな前日までに、食料や飲み物を買い込み、料理を作っておき
ニュピに備えます!
バリ島全島から、光と機械音が消える日。
その為、高い山に行かなくても
満点の星空を見ることができます。
沈黙の何もしない贅沢、満点の星空。
そんな『沈黙の日』を過ごしに来る通のバリ島リピーターの方も
多くいます。
これは私のバリ人友達の家でニュピを過ごした際の写真♪
ニュピの日は何もすることがないのでおしゃべり(笑)、
ニュピ前後にバリ島観光される方に注意事項
ちなみにニュピの前に行われるもう一つのセレモニーがあります。
ムラスティ
ニュピの2〜4日前に行われるこのセレモニーは、新年に向けて
村の御神体などを海に沐浴しにいく行事です。
村人も含めての海への大移動があります。
道は渋滞、ガイドさんなども少なくなりますので、
直前のツアーの予約などはご注意くださいませ。
今年のニュピは
2020年3月25日(水曜日)
(サカ暦1942年新年)
24日の飛行機の離陸、到着のお客様も注意が必要です!
(夕方着の方は空港周辺以外移動が難しい場合がございます。)
前日の24日夕方からバリ島の各道路はオゴオゴの為封鎖されます。
そして25日から翌朝の26日朝6時まで
バリ島では、観光、お店および全てが停止されます。
ホテルの敷地内から出ることができません。
オゴオゴを見に市街地に行き、終了後ホテルに戻る際に、
車やタクシーが道の封鎖により動けません。
ホテルから徒歩圏で見に行けるオゴオゴをお勧めいたします。
帰宅時のバイクタクシーの予約など、現地の情報をホテルスタッフに確認。
しっかり得た上で行動してくださいませ!