クロアチアの首都ザグレブに滞在したら、是非訪れたいのが古都ヴァラジュディンです。
バロックの建物が並ぶエレガントな街並は、華やかなハプルブルク時代が感じられます。
さらに、ここから1日エクスカーションで訪れたいのがトラコスチャン城。
その雰囲気から、あのノイシュバインシュタイン城(ドイツ)と比較されることもあります。
水面に映る様子はとてもロマンチックです。
それでは早速ご紹介しましょう。
バロックの街並がエレガントな古都ヴァラジュティンの魅力
クロアチア観光では必ず訪れる首都ザグレブ。
ここから北へ約85キロに古都ヴァラジュディン(Varaždin)があります。
かつてクロアチアの首都でした。
街並はハプスブルク時代を彷彿とさせるバロック建築。
まず訪れたいのは、町の中心トミスラフ広場です。
ゴシックから、バロック、ロココまで時代を感じさせる建物を眺めながらカフェでのんびりするのもいいですね。
17世紀パステルピンクの大聖堂では、1971年以来、毎年バロック音楽祭が開催されています。
また、ヴァラジュディン最古の建物であるヴァラジュディン要塞は14世紀に起源をもちます。
白壁に赤い屋根が青空に映えます。
後に増改築が行われて今のスタイルとなっていますが、中でも円形の塔はクロアチア・ゴシックの典型といえます。
さらに、ヴァラジュディンの墓地も、ヨーロッパ有数のフランス庭園と称され散策には最適ですよ。
水面に映る姿が美しいトラコスチャン城
ヴァラジュディンから西へ約40キロ、トラコスチャン城(Trakoscan Castle)があります。
ザグレブからは、ほぼ真北に約80キロです。
城の起源は13世紀に遡ります。
そして、16世紀後半には、この辺りの領主であった軍人ドラスコヴィッチ家が城主となりました。
城内には、主に19世紀オリジナルの調度品などが展示されており、見応えがあります。
高台の城は、テラスからの眺めもご期待くださいね。城までは、駐車場からゆるやかな坂道が続き、見下ろすと池があります。
城の見学後、この池のほとりを歩くと、水面に映るトラコスチャン城のベストショットが撮れますのでお見逃しなく。
旧ユーゴスラヴィアのカリスマ的指導者チトーの生家クムロヴェツ
トラコスチャン城の南西、スロヴェニア国境の目と鼻の先に、クムロヴェツ(Kumrovec)があります。
ここは、旧ユーゴスラヴィアのカリスマ的指導者チトーが生まれた村です。
現在、チトーの銅像が立つ彼の生家のほか、伝統家屋が並ぶ民俗村博物館になっています。家の中も見学可能ですので、当時の暮らしぶりを知ることができますよ。
おわりに
クロアチア観光では、ドブロヴニクやプリトヴィツェ国立公園など、アドリア海沿岸の有名観光地も多く、北は首都ザグレブまでとなりがちですが、ザグレブ近郊にも、ご紹介した古都ヴァラジュディンやトラコスチャン城、チトーゆかりのクムロヴェツ村など見どころが沢山あります。クロアチアは再訪したくなる国ですね。
p.s.クロアチア人の心のふるさと!「黄金の谷」スラヴォニア地方の記事も読んでみてくださいね!