メキシコ生活を上手に行うために活用したいのがテヤンギス(市場)です。
スーパーも数多くあるメキシコですが、テヤンギスの方が新鮮で安いものを手に入れることができます。
ここではテヤンギスを活用する5つのポイントを紹介します。
ポイント1 テヤンギスとメルカドの違い
市場と一言で言っても「テヤンギス」と「メルカド」の2つがあります。
メルカドは常設市場で、大きな建物の中にたくさんのお店が入っています。
大きな街では規模の大きなメルカドがあり、日用品から食品、お土産物まで手に入ります。
一方、テヤンギスは移動式の市場です。道路などに屋台が並び、特定の曜日に市場が開かれます。
1つの団体が曜日ごとに移動しているのが特徴です。
テヤンギスもメルカドと同様に食料人から日用品まで手に入りますが、お土産物は少なく、住んでいる人向けの市場です。
ポイント2 野菜は量り売り そして安い
テヤンギスの一番の魅力は価格です。野菜類は量り売りが基本でニンジンでも1キロ購入して50円程度になります。
キロ単位で購入しなくても2分の1キロ(500g)といったようにグラム単位で購入もできます。
スーパーで購入するより2割以上安くなっています。
ポイント3 店員さんとコミュニケーションを
テヤンギスではパック詰めされた商品はありません。
肉屋や果物店でも注文します。そのため店員さんとコミュニケーションを取ることがとても大切になります。
例えば、果物の場合、すぐに食べられる、1週間後に美味しくなるなどの種類があります。
どれか分からない場合には店員さんに聞いてみましょう。
プロの目利きで教えてくれます。
肉屋さんでは、欲しい部位を注文します。
簡単な加工(ひき肉にする・たたく)などもやってくれるので、店員さんと話をすることがとても大切です。
ポイント4 気になるものは「プロバール(試食)」させてもらう
初めてのうちは果物やチーズの種類が分からなくて戸惑うかもしれません。
こうしたときには遠慮なくプロバール(試食)させてもらいましょう。
テヤンギスでは、基本的に試食させてくれます。果物も皮をむくようなものであれば安全です。
そして、何度か通っていくうちに常連になっていくのがよいでしょう。
アジア人の少ない地域であればすぐに覚えてもらえます。
常連になれば、ちょっとおまけをしてもらえたり、割引をしてもらったりすることができます。
自分のお気に入りのお店を作っていくのもテヤンギスの楽しみ方です。
ポイント5 テヤンギス利用時の注意点を知っておこう
テヤンギスを使うときにはいくつか注意点もあります。
支払いは現金のみ!
1つ目は支払いが現金のみです。
しかも、高額紙幣(500ペソ)だと「お釣りがない」と言って断られるケースもあるので、事前に小銭をたくさん用意していきましょう。
駐車場がない!
2つ目は駐車場がないところです。
テヤンギスは路上にできるため、車で出かけて行っても駐車場の確保に困ります。自家用車を利用する人は注意しましょう。
スリに注意!
3つ目は、荷物の運搬手段です。
スーパーのようなカートはありません。
メキシコ人は鉄製の個人カートを持っていることが多く、ホームセンターなどで販売されています。
野菜などを大量購入する場合には鉄製カートがあると便利です。
最後に、スリなどの犯罪に注意しましょう。
人気のテヤンギス(特に日曜開催)は多くの人が集まります。
スリや置き引きなどの軽犯罪が多くありますので、必要以上の現金真持たず、スマホなどの貴重品も持っていかないのがよいです。
まとめ
いかがでしたか。
メキシコ生活に欠かせないテヤンギス(市場)について紹介しました。
テヤンギスはメキシコ人に重要視されている販売方法です。
安く、新鮮なものを購入することができるので上手に活用しましょう。
いつ、どこにテヤンギスが出るのかは居住地によって異なるので、近くの人に聞くのが一番早いです。