マラッカのチキンライスはちょっと違う!?
シンガポールもマレーシアも海南チキンライスは国民食としてどこでも食べることができます。
そこらのフードコートで食べても、日本よりしっとりしたおいしいチキンライスが食べられるくらいです。
それでも、イポーやマラッカは特にチキンライスが有名でわざわざそれを目的に訪れる人もいるほどです。
今回は、他とは少し違うマラッカのかわいらしいチキンライスをご紹介します。
一般的なマレーシアのチキンライス
こちらは一般的なマレーシアのチキンライスです。
マレーシアに来た頃わたしは「チキンライスってただの蒸し鶏でしょ?」くらいにしか思っていませんでした。
あの頃の自分はもうここにはいません。
日本で思っていたチキンライスとは別物です。
鶏肉はふわっとしていてビックリほどジューシーで、噛めば噛むほど旨味が口中に広がります。
胡麻油の風味と絶妙な加減の塩分が鳥の旨味を最大限に引き出します。
マレーシア人はチキンを食べるときは、骨の中のスープまで一滴残らず吸い出します。
彼らの食べ終わった骨の山で、チキンの骨の標本が作れるほどきれいに食べます。
また、チキンを蒸したスープで炊いたご飯は旨味がぎっしりつまっています。
マラッカのチキンライスを食べられるお店
さて、マラッカには有名なチキンライス店は山ほどあり、ローカルはそれぞれ好きなお店があるんだとか。
今回わたしはメインストリートのジョンカーストリートにお店に行ってきました。
それがこちら「KEDAI KOPI CHUNG WAH(中華茶室 海南鷄飯)」(現在2020年5月コロナの影響で休業中)
「KEDAI KOPI CHUNG WAH(中華茶室 海南鷄飯)」
ジョンカーストリートの入り口にありランチタイムはこのように行列していました。
店内はこんな感じです。
奥にも席があり広い店内です。
入り口入ってすぐにこんなものを見つけました。
これがこれからいただくチキンのようです。美味しそうなスープが流れ出ています。
その横ではおじさんが大きな包丁でチキンを華麗にさばいています。
そして次の写真はマラッカ特有の光景です。
お皿に並べられた白いボールは何かお分かりでしょうか。
そうです。
ご飯です。
チキンスープで炊いたご飯をボールのようににぎってあるんです。
そのため、マラッカのチキンライスはチキンライスボールと呼ばれることもあります。
とってもかわいらしいです。
子どもにも食べやすいです。
席に案内されたらオーダーしますが、お好みの部位があれば伝えます。
食べにくいですが、骨が多い部位はとてもジューシーです。
胸肉も柔らかく食べ応えがあります。
ライスボールが運ばれてきました。
5玉で1人分です。
チキンは胸と手羽のミックスが届きました。
各テーブルにチリソースが置いてありますが、チキンライスはこのチリオースをたっぷりかけていただくのが食べ方です。
寝る頃になっても匂いがとれないくらいニンニク、生姜がしっかり効いているので、苦手な方はお気をつけください。
チキンは噂通りのジューシーさ、胡麻油と中華醤油の味付けもシンプルにチキンの甘さを引き立て美味しいです。
野菜は3枚のキュウリのみという潔さ。でもこのきゅうりもチキンスープの味がしみています。
ライスボールは、ギュッとにぎってあるので、日本のフワッと握るおにぎりとはまた違う感じです。
力一杯にぎっているせいか、もち米に近い粘りと弾力があります。
マラッカ観光の際、チキンライスは外せない料理だと思いますが、とにかくたくさんお店があります。
どのお店にしようか迷われたら、行列のあるお店は間違いないです。ココナッツジュースを片手に気長に並んで見てください。
▶「KEDAI KOPI CHUNG WAH(中華茶室 海南鷄飯)」