ロンリープラネット「ヨーロッパで訪れるべき地域第1位」に選ばれたエミリア・ロマーニャ。
農業・酪農・漁業の全てが盛んで食材に恵まれており「イタリアで最も美味しい地域」とも紹介されています。
特産品やここでしか味わえない美味しい情報をお届けします。
世界一有名なパスタソース、ラグー
まずは、この地方生まれの料理をご紹介します。
この地方で最も有名な料理といえば、ラグーソースでしょう。
ご当地パスタのタリアテッレと合わせた「タリアテッレ・アル・ラグー」は、この地方出身者ならば必ずソウルフードに挙げるような一品です。
イタリア人にとって「ボロネーゼソース」とは大違いなのでご注意を。
何種類あるの?ご当地パスタ
この地域ほど愛されるパスタを輩出した地域は類を見ません。
代表的なパスタをご紹介します。
➊ラザニア
日本でもおなじみですね。シート状のパスタ生地を何層にも重ねて、間にソースを入れてオーブンで焼きます。
ラグーを使った物が最も有名ですが、ベシャメルやホウレン草のソースも人気です。
➋テリアテッレ
細長いリボン状の平たいパスタ。様々なソースと相性の良い万能なパスタです。
➌カペレッティ
東部のロマーニャ地方生まれの、薄く伸ばした正方形の生地に詰物をし、それを三角形に折り、両端を合わせてリング状にしたパスタ。
リコッタチーズを詰めるのが伝統の味です。
➍トルテッリ
作り方はカペレッティと同じですが、カペレッティより小さいのが特徴です。
こちらは西部のエミリア地方のご当地パスタ。
➎パッサテッリ
パン粉、卵、おろしたパルメゼンチーズで作るパスタ。
鶏のブロードでゆでるのがポピュラーな食べ方です。
➏ストロッツァプレティ
短冊形の生地をねじって棒状にしたパスタ。
直訳すると「首絞め司祭」という奇妙な名前です。
語源は諸説ありますが、「あまりの美味しさに欲張った司祭が喉を詰まらせた」という逸話も残るほど、人気のパスタです。
画像出典
http://www.emiliaromagnaturismo.com/it
奥が深いチーズの世界
この地方生まれのチーズも多くあります。
➊パルメザン
世界中で有名ですが、エミリアのパルマ生まれです。
厳しい審査を通過した最高級品「パルミジャーノ・レッジャーノ」はイタリアチーズの王様とも呼ばれています。
➋ラビジョーロ
プリンのように柔らかいフレッシュチーズで、シダの葉と保存するのが特徴です。
新鮮さが命なので、限られた場所でのみ楽しむことができます。
➌フォッサ
洞穴を無酸素状態にして発酵させる特別なチーズ。
特徴的な香りが、解禁になる秋を楽しみにさせる魅惑の一品です。
ルビコーネという町の特産品です。
画像出典
http://www.emiliaromagnaturismo.com/it
お手軽に郷土料理を楽しむなら:L’Amorosa(ラモローサ)
ご紹介した料理を美味しく食べられるレストランをご紹介しましょう。
地元でもNo.1と呼ばれるロマーニャ料理専門店です。
素材の味を活かす優しい味が特徴で、財布にも優しいお値段です。
ぜひ頼んで頂きたいのがパスタ!
手作りのタリアテッレやカペレッティなどのパスタとお好みのソースを選べます。
「あれもこれも少しずつ食べたい」という方には、一皿の量が約1.5倍、2~3種類の組み合わせを選ぶことができるメニューもあります。
お友達や家族とシェアして楽しめる嬉しいプランです。
https://www.facebook.com/osterialamorosa/
ロマンチックな空間でこだわりの料理を楽しむ:La Sangiovese(ラ・サンジョベーザ)
元ワイン貯蔵庫をそのまま使ったレストランです。
重厚で迷路のような広い空間にはなんと古井戸まであり、歴史を感じさせます。
生ハム、デザート、グリルなど様々なセクションがオープンになっており、作る過程も目で楽しめます。
地元の新鮮な食材しか使わない徹底ぶり。
この日は黒トリュフが初入荷されており、トリュフを使った料理がオススメでした。
★「ニョッキの黒トリュフソースかけ&子牛のロースト削り黒トリュフのせ」
味もサービスも一級品。
自然に恵まれたエミリア・ロマーニャだからこそ楽しめる料理が多くあります。
少しお値段は張りますが、特別な経験をさせてくれでしょう。
https://www.facebook.com/LaSangiovesa/