モン・ドールやコンテ、大人気チーズの産地フランシュ・コンテ地方 ヨーロッパ最高峰モンブラン(4,810m)を仰ぐ絶景ポイント!

モン・ドールやコンテ、大人気チーズの産地フランシュ・コンテ地方 ヨーロッパ最高峰モンブラン(4,810m)を仰ぐ絶景ポイント!
最近は日本のデパ地下などでもお馴染みモン・ドール(Mont d’Or)※やコンテ(Comté)。

チーズは大人気のようですが、その産地であるフランシュ・コンテ地方(Franche-Comté)は日本でもほとんど知られていません。

でも、もしのどかな自然が好き、山が好きという方なら、フランス国内でこれほどおすすめの地方も無いでしょう。

ということで、今回はフランス東部フランシュ・コンテ地方をご紹介します。※Mont d’Orフランス語の発音はモン・ドールでは無くモン・ドー

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フランシュ・コンテ地方ってどこ?

ざっくり言えばフランス東部です。

2016年オランド前大統領の下に行われた地方制度改革によって、西隣のブルゴーニュ地方と統合。正式名称はブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地方と言います。

とは言っても、ブルゴーニュはやはりワインの、フランシュ・コンテはチーズのブランドとして誇りがありますので、地元民の意識は統合前と変わらないようです。

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ヴィクトル・ユーゴーが生まれた町ブザンソン

フランシュ・コンテ地方は、北からオート・ソヌ、テリトワール・ドゥ・ベルフォー、ドゥ、ジュラの4県に分かれていて、首府はドゥ県のブザンソン。

人口約117,000人のこの町は、フランス文学史の名作「レ・ミゼラブル」の作家ヴィクトル・ユーゴーが生まれた町として知られています。

市内にはドゥ川が蛇行して流れ、その内側に歴史建築あふれる旧市街がありますので散策におすすめです。

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町を見下ろす高台にはシタデル。

17世紀ルイ14世お抱えの軍事建築家ヴォーバンが手掛けた巨大な要塞です。

ユネスコの世界遺産に登録されています。

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つい最近、このシタデルに日本語ガイドブックが出来ましたので、今後は是非とも多くの日本人観光客に訪れていただきたい世界遺産です。

シタデル日本語ガイドブック

http://www.citadelle.com/images/CITADELLE_BROCHUREseduction_JAPONbasse_def.pdf

お隣スイスの観光も楽しめる最高のロケーション

オート・ソヌを除く3県はスイスと国境を接しています。

このため、賃金の高いスイスで働くフランス人、逆にスイスに比べ物価が安いフランスへ買い物にやって来るスイス人といった具合に、日常生活で両国民の往来は当たり前です。

国境オフィスはあるものの、パスポートチェックなどほとんどありません。

観光の楽しみとしては、フランスとスイスにまたがるスイス最大のレマン湖も近いので、国際バレーコンクールで有名なローザンヌや化粧水で知られるエヴィアンなど湖畔の町をレマン湖クルーズで訪れることができます。

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さて、フランシュ・コンテの最大の魅力と言えば自然。

フランス全土には代表的な6つの山脈がありますが、そのうちヴォージュとジュラ2つの山脈がこのフランシュ・コンテに属し、これらの山脈を中心に、森林、湖、川、そして渓谷が多く見られます。

その名も“金の山”?!簡単なハイキング、モンブラン山群の眺望を満喫

フランシュ・コンテには、ヨーロッパ最高峰モンブラン(4,910メートル)を頂点とするアルプスの絶景ポイントがあります。

それもそのはず、ジュラ山脈のすぐ南はアルプス山脈です。

その場所は“モン・ドー”・・・あれ?チーズと同じ名前。そうです。モン・ドーとはフランス語で“金の山”を意味します。

日本の書店にある一般的なガイドブックには掲載されていないので、日本人観光客の姿を見ることはほとんどありません。

まさに“穴場”と言えるでしょう。

晴れた日にこのモン・ドーを訪れると、まるで絵巻のように連なるアルプス山群、そして眼下にはレマン湖や、フランス、スイスの山あいの村などが見下ろせます。

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標高1,463メートルのモン・ドー付近は、緩やかで緑あふれる尾根が広がり、ハイキングやピクニックに最適です。

野原に寝そべり心行くまでモンブランの雄姿を眺める!まさに極上のひとときですね。

アルプス展望台モン・ドーを訪れるおすすめ日程

パリからブザンソンまで、フランスの高速鉄道TGV を利用してブザンソンに3泊。1日半で旧市街の散策や世界遺産シタデルを観光。3日目にレンタカーを借りて南へ、モン・ドーの拠点となるメタビエ(Métabief)を目指します。

片道約80キロ1時間強です。メタビエは、冬はスキー、夏はマウンテンバイクのメッカでもあります。ここからモン・ドーの駐車場まで約9キロ20分位です。もしくは、下の写真にあるメタビエスキー場のリフトで山頂のモロン(Morond)へ。

モロンからモン・ドーまで見晴らしの良い尾根沿いにハイキングをすることも出来ます。

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リフトのオープン期間は下記のメタビエ観光局サイトにて確認しましょう。

▶メタビエ観光局(Office de Tourisme de Metabief)

:1,Place de la Marie -25370 LES HOPITAUX-NEUFS TEL :+33(0)3 81 49 13 81
メタビエ観光局サイト(英語):
https://www.tourisme-metabief.com/fr/toute-lactualite.html?actualite=986&cHash=977d11b6a0a16397dab016c83bab04e3

最後に・・・

フランスは日本人にとっても大人気の観光国ですが、まだまだ知られていない“穴場的な”場所がたくさんあります。

フランシュ・コンテ地方についても、これから魅力的なスポットをご紹介していきますので、楽しみにしていて下さい。そして、チーズが大好きな方はフランシュ・コンテ地方に来て、思う存分チーズを味わってくださいね。

モン・ドールやコンテは日本よりかなりお安く食べられます。ただし、モン・ドールは季節限定(秋以降)チーズであることをお忘れなく!


    ★テン子

    ライター
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