日本の約5倍の国土を誇るメキシコにおいて、早く安全に移動することができる交通手段が航空機です。
高速鉄道インフラのないメキシコにおいて長距離移動は、飛行機かバスという選択肢しかありません。
そんなメキシコ国内移動に便利な航空会社は、今、流行のLCC(格安航空会社)を含めて4社あります。
それぞれの航空会社の特徴を理解して、お得に、気持ちよく使いこなしましょう。
アエロメヒコ
日本への直行便あり
メキシコを代表する航空会社で、日本との間にも直行便を飛ばしている航空会社です。
サービス
フルサービスキャリアで、機内食の提供はもちろんのこと、預入手荷物の無料や空港でのラウンジサービスも提供しています。
機材によっては、機内モニターやUSB電源を完備しているので快適に過ごすことができます。
マイレージサービスもあり、同社のマイレージプログラムに加算することができる他、加盟している航空連合のスカイチーム加盟航空会社のマイレージプログラム(デルタ航空やKLMオランダ航空など)に加算することもできます。
乗り継ぎが便利
アエロメヒコを利用するメリットは、乗継の良さでメキシコシティを経由してメキシコ各地や中南米各国に移動するときには短時間で乗継をすることができ、荷物も受け取ることなく乗継できます。
メキシコシティ空港では唯一、第二ターミナルを利用しており、スカイチームの航空会社同士もここで乗継をすることができます。
Interjet インテルジェット
メキシコのLCCの中で最もおすすめなLCCがインテルジェット(Interjet)です。
LCC並みの低価格
メキシコシティをハブにメキシコ国内だけでなく北中米に広く路線網を持つ航空会社で、フルキャリア並みのサービスでLCC価格というのが売りです。
サービス
まず、サービス面では、預入の手荷物が1つまで無料、機内でも個人モニターはないもののお菓子とドリンクのサービス(アルコールも無料)があります。
さらにシート間隔もフルサービスキャリアと変わらない感覚なので長時間のフライトでも窮屈な思いをせずに過ごすことができます。
英語対応
航空券の発券はインターネットサイトから行いますが、スペイン語のほかに英語のサイトも用意されているので簡単に予約することができます。
Volaris ボラリス
近距離移動が便利なLCC
インテルジェットに路線数は劣るもののメキシコ国内と周辺国の主に短距離線を結んでいるLCCです。
サービス
LCCらしく座席指定から預入手荷物まですべて有料サービスで、機材サービスもすべて有料です。
座席間隔もやや狭く、日本のLCCであるピーチやジェットスターとほぼ同じと考えておけばよいです。
オプションサービスがすべて有料なので、荷物が少なく、できるだけ安く旅行をしたい人にはお薦めの航空会社です。
解約時はスペイン語のみ
注意点は、ウェブページがあり、スペイン語や英語で予約をすることができますが、解約などをする際にコールセンターに問い合わせをしなければいけません。
このときの対応がスペイン語のみになっているので、言葉に不安な人にはあまりおすすめができません。
Viva Aerobus ビバアエロバス
運賃が最も安い新しいLCC
4つ目が最も新しいメキシコのLCCビバ・アエアロバスです。
路線数は最も少ないものの運賃が最も安いのが特徴で、全席自由席というのが一番の特徴です。座席指定がなく、自分の好きなシートに座りたい場合には、先に機内に入る優先権を購入することになります。
サービス
預け入れ荷物、機内サービスもすべて有料で、サービスに関わるものは全てお金がかかると考えておけばよいほどLCC料金に徹底しています。
深夜便多め
航空ダイヤも価格が安い時間帯を狙っているので深夜や早朝に離発着をすることが多い傾向があります。
ウェブページはスペイン語がメインで、支払いに利用できるクレジットカードもメキシコで発行されたものなど制約が多いのですが、その分、非常に安く移動することができます。
まとめ
いかがでしたか。メキシコ国内移動に便利な格安航空会社の4社を紹介しました。
この4社すべてが競合している路線などでは価格競争が起きており、高速バス並みの値段で移動することができるケースもあります。
広大なメキシコを速く、安全に移動できる交通手段として特徴を理解して、使うのがよいでしょう。