フィリピンの新型コロナウイルス対策の現状とは
新型コロナウィルスで世界中どこにいてもリスクのある状況が続いていますね。
感染拡大を抑えるための方法には各国で違いがありますけど、フィリピンでの対策と現状をお伝えしてみます。
こういう非常事態での対応を知っておけば、旅の途中で何かあっても慌てずに対応することができると思います。
一言で言えば比較的安心というところです。
移動制限は緩和の流れに
政府の力がある程度強いので、ロックダウンという強硬手段をとって人の移動を強制的に止めて感染拡大阻止がされています。
フィリピンでの感染拡大が始まった20年3月から段階的に航空機での移動が制限されるようになり、エリアごとの感染状況からロックダウンへと移行しました。
さらに半月ごとに状況を見ながら徐々に規制が緩和されてきています。
医療水準が日本に比べて低いため、このような対応をすることで感染拡大を防いでいるわけですが、お陰で守られるとも言えるわけで安心できるポイントです。
ただし注意点として、急に出国できなくなるという事態も起こりえます。
実際それで出国できなくなってしまった友人もいました。
マスク着用は義務
20年8月現在ダバオ市ではマスクを着用せずに外出すると罰金がとられる制度が実施されています。
そういったこともあってか、街中でのマスク着用率は100%と言っていいと思います。
少なくとも自分が出歩いた範囲ではすべての人が着用していました。
2m間隔でのソーシャルディスタンス
スーパーなどで入場制限は解除されましたが、レジに並ぶ際には2m間隔で並ぶように印がつけられています。
守っていないと警備員が来て注意されます。
タクシーの車内にはビニールシートで隔壁がつくられていて、助手席一人、後部座席一人しか乗車できない決まりになっています。
公共交通機関(ジープニーやトライシクル)でも車内にビニールでの座席の仕切りがあり、通常の半分の定員しか乗れないように制限されています。
そのため一部の路線では運賃が値上げされています。
そうしないと乗客が少なすぎてガソリン代も払えないような商売あがったりな状態になってしまうためです。
(運賃は行政の許可制)
日本政府からのサポート
日本政府からの支援を得るには、旅レジへの登録またはオンライン在留届が必須となります。
大使館はそれなくして私たちがその国にいることを知りようがありませんので。
こういった非常事態では正確な情報が大切になりますが、現地政府から発表された内容(英語やタガログ語)を日本語に翻訳して即日メールで配信してくれるのは助かります。
また地元の領事館からも安否の確認や、困ったことがあったら連絡するように電話をもらえました。
出国する際にも邦人帰国用の便の案内なども必要に応じてもらえます。
旅の際には覚えておきましょう。