ルート66の概要
シカゴとサンタモニカを結ぶ全長2347マイル(3755キロ)のアメリカ最初の国道のひとつルート66。
すでに廃線となった今も多くのファンをはじめ、観光客が訪れます。
詳しくは知らないけれどルート66と聞くと古き良きアメリカの街並みを想像する人は多いのではないでしょうか。
ルート66を車やバイクで横断!というのが旅の醍醐味であり多くの旅人が夢見るのですが、それには2週間は欲しいところ。
ルート66には代表的な街が各所にあり、そこを訪れるだけでも十分雰囲気を楽しむことができます。
今回はルート66の街の中でも最も有名な小さな街、セリグマンをご紹介します。
セリグマンってどんな街?
人工わずか450人ほどという小さな街。
メインストリートもあっというまに歩いてみることができるほどの小ささですが、当時のノスタルジックな面影がそのまま残りつつも、訪れる観光客を楽しませてくれる演出がたくさんされていて、ウェルカム感満載のあたたかみのある街です。
ここでちょっと街の歴史についてご紹介
インターステートハイウェイ40号線(高速道路)の開通により、旧道であるルート66は1985年、正式に廃線となり、このままでは今まで活気に溢れていたルート66沿いの街が廃れてしまう…
どうにかして街の賑わいを存続させていきたいと立ち上がったのが、このセリグマンの街で床屋を営んでいたエンジェルおじさん。
周りの仲間たちと「Histric Route 66 Association Arizona」を立ち上げ、ルート66の保存の為に町おこしを行い、今のルート66の歴史的な街を残すことに成功した…という話はルート66ファンの間ではとても有名な話です。
ルート66について情報収集していると必ずといっていいほどセリグマンの街とエンジェルさんについて出てくるほどなんですよ!
セリグマンの街は、ディズニー映画『カーズ』の舞台ラジエーター・スプリングスのモデルとなった町としても有名で、軒先にカーズに出てくるようなオールドカーが何台も置いてあるスポットは連日多くの人が記念写真を撮っていきます。
この観光客を楽しませたいと伝わってくる手作り感ある演出が、またいいですよね。
セリグマンでのチェックポイント①
トキメキ要素がいっぱいのエンジェルさんのお店
上でご紹介したエンジェルおじさんが営むお店「Angel and Vilma Delgadillo’s Route66 Gift Shop」は街のシンボル的存在。
ビジターセンター兼ギフトショップとなっているのですが、外観も外回りも店内もすべてが観光スポット!
以前は床屋だったこともあり、店内にはその名残が!なんともレトロ。
訪れる人の多くがここに座って写真を撮っていくのが定番のようです。
日本のテレビ番組でも多く紹介されているので、その時に訪れた有名人の写真が店内に飾られています。
前回ウィリアムズの街で紹介した山下智久さんの「ROUTE66 たった一人のアメリカ」でも訪れていますよ!
山Pの写真も要チェック♪
そのこともあって日本人が来ると「この人来たよ!」って話しかけてきてくれ、フレンドリーなスタッフのみなさんとのコミュニケーションも楽しいです。
エンジェルさんはご高齢のため、毎日はお店にいないので会えたらラッキーです♪
私が訪れたときはあいにく不在で、スタッフの方が裏のご自宅にいるエンジェルさんを呼んでくれようとしたのですがお昼寝中だったようで残念ながらお会いすることは叶わなかったのですが、とっても優しい対応に感激でした!
⇒お店の外観は撮影スポットだらけ♪
▶Angel and Vilma Delgadillo’s Route66 Gift Shop
Google map
セリグマンでのチェックポイント②
フォトスポットで写真を撮りまくる
上でも紹介したような「カーズ」のフォトスポットは中でも必見のスポット!
探そうとしなくてもメインストリートを歩いていると必ず見つかるのでご安心を♪
他にも街ブラしてると可愛い外観のお店が並ぶので、じっくり写真を撮りながらお店めぐりをするのが楽しいセリグマンでの過ごし方です。
エンジェルさんの弟さんのホアンさんがやっているこちらのハンバーガー&アイスクリームショップでお腹を満たすのも忘れずに。
夏はたくさんの人で賑わっています。
セリグマンでのチェックポイント③
ルート66グッズを買うのを忘れずに
エンジェルさんのお店はルート66のグッズの宝庫!
Tシャツやパーカー、バッグからマグネットやキーホルダーなどこまごましたものはもちろん、壁に貼ったらオシャレなブリキ素材の飾りもたくさん揃っています。
クラシカルなデザインからポップなものまで幅広くそろっているのできっと好みのものが見つかるはず!買い物好きにはたまらない空間です!
ルート66のロゴが入ったグッズには、売ってる場所の地名も書かれているので訪れた記念のお土産にぴったり!
まとめ
いかがでしたか?
セリグマンは本当に本当に小さな街ですが、ときめく要素がギュッと詰まった街でルート66の旅にはなくてはならない存在です。
世界の最先端を行く国アメリカにも、タイムスリップしたかのような素朴で小さな田舎町があり、ゆっくりと時間が流れている…と思うとなんだかほっこりしますね。
ラスベガスとグランドキャニオンの間にあるので、アメリカドライブのルートの中でも比較的ハードルは低めでチャレンジしやすいです。
自力でドライブはちょっとハードル高いという方は日本人向けのラスベガス発着の現地ツアーで巡ってくれるものもあるので、そういうものを利用するのもよいでしょう。