メキシコの西部にある巨大な「ユカタン半島」は、メキシコ発祥文明の1つである「マヤ文明」が生まれたところでもあります。
半島そのものは広大な熱帯雨林が広がっていますが、そこにはマヤに関する世界遺産、大人気のビーチリゾートなど魅力的な観光地がたくさんあります。
目次
1.カンクン
2.チチェンイッツア遺跡
3.ウシュマル遺跡
4.ピンクラグーン
5.セノーテ
1.世界的に有名なビーチリゾート「カンクン」
世界的に名前の知られたビーチリゾート地が「カンクン」です。
メキシコで一番人気の観光地と言っても過言ではなく、どこまでも続く白い砂浜と青い海が特徴です。
海に沿ってホテルが立ち並んでおり、海の見えるプールに入りながらゆっくり過ごしたり、ダウンタウンで陽気な音楽を聴いたりしながら過ごします。
おすすめは「オールインクルージブホテル」で、宿泊代金に食事代やサービス料、飲み物代が全て込みになっているので、財布を持ち歩くことなく、優雅なホテルライフが楽しめます。
2.ガイドブックには必ず載っている「チチェンイッツア遺跡」
ユカタン半島の中央部に位置しているマヤ文明を代表する世界遺産が「チチェンイッツア」です。
中央部の巨大なピラミッドは、1年間の日数を表す数字が使われており、天文台なども完備していた場所です。
マヤの人々がどのような暮らしをしていたのか、どんな国であったのかを知ることができます。
公共交通手段が少ないので、訪問する際にはカンクンからのバスツアーに参加するのがおすすめです。
3.東のチチェンイッツアに匹敵する「ウシュマル遺跡」
東のチチェンイッツアを代表する民族と双璧を成したのが西の「ウシュマル遺跡」を中心に栄えた民族です。
この2つでユカタン半島を統一していました。
ウシュマル遺跡もチチェンイッツアと同じようにピラミッドがありますが、こちらは壁面装飾の技術の高さ、デザインの美しさで有名です。
中心の魔法のピラミッドは、対称的な形をしていないというのも大きな特徴です。
ウシュマル遺跡はカンクンよりもメリダから入る方が近く、メリダからウシュマル、チチェンイッツアを通ってカンクンに抜けるというのも定番のルートとなっています。
4.少し行きにくいが神秘的な「ピンクラグーン」
4つ目に紹介するのが、ピンクラグーンと呼ばれる海がピンク色に染まる「リオラガルドス」です。
チチェンイッツアから北に進んだユカタン半島の北部に位置している湾ですが、塩分濃度が高いためにピンク色に染まります。
もちろん死海のように浮くことも可能です。
ここの土を使った泥パックは、メキシコ国内でも美容製品として販売されており、その場ですくった砂で体験もできます。
リオラガルドスは、渡鳥の飛来地としても有名で、冬の時期になるとフラミンゴをはじめとしたさまざまな野鳥を観察することができます。
公共交通手段が少ないので、レンタカーやタクシーを利用して訪れるのがよいです。
5.ユカタン半島に点在している「セノーテ」
最後に紹介するのが、洞窟の中に広がるプール「セノーテ」です。
石灰岩質の場所が多いユカタン半島では、地面が水の浸食によりできたセノーテが数多くあります。
マヤ時代から聖なる泉として大切にされており、一部のセノーテでは泳ぐこともできます。
有名なところでは「グランセノーテ」や「セノーテ・ドスオホス」で、どちらも更衣室などが完備されていて安全に泳ぐことができます。
透明度が高く、シュノーケリングやダイビングを楽しむ人も多いです。
グランセノーテ
セノーテ・ドスオホス
まとめ
ここまでユカタン半島にある有名な観光地を紹介しました。
ユカタン半島は、マヤ時代からの遺跡と自然が数多く残っており、いろいろな楽しみ方をすることができます。
遺跡観光とビーチリゾートを楽しむだけでも数日間の日程が必要になるでしょう。
ユカタン半島の欠点は、公共交通機関が弱いので移動はツアーに参加するか、レンタカーが必須になります。
カンクンには、日本の旅行会社の支店があるので頼りになります。