日本は各地に陶磁器や焼き物といったものがあり、それぞれの地域で個性があります。
メキシコにも同じように焼き物が数多くあり、日常生活の中でよく利用されています。
ここでは、メキシコを代表する焼き物3選を紹介します。
お土産物として高い支持を得ている「セルビン焼き」
メキシコの焼き物、一番人気と言えば「セルビン焼き」です。
グアナファト州の「Tarandacuao(タランダクアオ)」に工房を持つハビエル・セルビンさんが焼き上げるもので、青や茶色などを基調としたデザインで、細かい細工が特徴的です。
メキシコシティの空港やお土産店にも必ずと言ってよいほど置いてあるものです。
価格も小さなテキーラグラスで600円程度から、マグカップで2千円程度からになります。
細工の細かいものになれば1万円以上のものもあります。
お土産店ではあまりなく、グアナファトの工房まで行くと置いてある商品の数は増え、日本人の大好きな急須セットやピアスなどのアクセサリーもあります。
公共交通手段では行きにくい工房(メキシコシティから旅行会社のツアーあり)ですが、焼きもの好きであれば訪れてほしいところです。
メキシコシティのお隣で作る「タラベラ焼き」
2つ目に人気の高い焼き物が「タラベラ焼き」です。
タラベラ焼きはメキシコシティから東へ車で1時間半ほど行ったところにあるプエブラが産地の焼き物です。
青味の強い色合いが特徴的で、この青さにひかれて購入する人も多くます。
青地の部分がオレンジや茶色などになっている商品も多くあります。
タラベラ焼きは、食器として用いるだけでなく、ネームプレートなどとして使われていることも多いです。
わざわざタラベラ焼きの表札を購入するためにプエブラに行ったり、事前に工房に予約をしたりして日本に持ち帰る人もたくさんいます。
文字は自由に入れることができるので、オリジナルのタラベラ焼きを作ってもらうことができます。
メキシコシティでもシウダデラ市場のような民芸品を取り扱っているところでは売っていることが多く、手に入りやすい焼き物です。
可愛い動物の置物が多いトナラ焼き
3つ目に紹介するのが、ハシスコ州で作られている「トナラ焼き」です。
薄茶色でツヤのあまりない焼き方と薄い青地でツヤのある焼き方をする2つの方法があり、動物の絵や置物が多いのが特徴です。
メキシコで縁起の良いとされているフクロウや鳥類が多く、かざりものに最適です。
小さいものが多いのでお土産物品としても喜ばれます。
まとめ
いかがでしたか、ここまでメキシコを代表する焼き物について紹介しました。
メキシコではマヤの時代から焼き物は作られていましたが、そのころは非常に素朴な色合いで土器のようなものでした。
そこにスペインからの流れが入ってきて今のようになっています。
職人らしい細かい絵付けのものは日本人が好きな細工であり、お土産物としても喜ばれます。
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