メキシコシティから南に2時間ちょっとたどり着くことができる観光都市が「タスコ」です。
メキシコ政府からPueblo Magico「魔法のような魅力的な街」の1つに選定された場所で、たくさんの見どころがあります。
ここでは、メキシコシティから日帰りで行ける観光都市「タスコ」の魅力を紹介します。
斜面にへばりつくコロニアル都市
タスコが見えてきて一番に感じるのが急斜面にへばりつくように造られた街であることです。
一軒一軒の家は中世ヨーロッパの流れを組む「コロニアル風」の建築で、白い壁の家が多いことから「白い村」とも呼ばれています。
メキシコシティのような計画的に造られた街ではなく、山の地形をそのまま活かして街になっているので道が複雑で、あちらこちらに裏道のようなものがあります。
坂の町と言えば、日本でも有名な都市が多いですが、同じような感じです。
お得な金額で手に入る銀製品
タスコがこのような山間部にできた背景として銀鉱山があり、そこで働く人たちでにぎわっている背景があります。
しかも、ただ銀を掘るだけでなくこの地で加工までしているので、細かい装飾が施された銀のアクセサリーや皿などを手にいれることができます。
都市部で購入するよりもお得なので、ぜひこの地で購入してほしいのですが、偽物を売りつけるようなお店や露天商もいるので、購入するのであれば政府の公認を受けたお店で購入するのがオススメです。
白い街に白いビートル
タスコの面白いところが、街のタクシーがすべてビートルで統一されているという点です。
古い人は緑色のビートルという人もいますが、狭い街の石畳の道路をビートルが走り抜けていく姿は数十年前にタイムスリップした感じがします。
タスコに到着すると幹線道路沿いの駐車場に止めるか、バスの場合には下のバスターミナルに止まります。
ここから街の中心部のソカロまではまだ距離があるので、懐かしいビートルに乗って目的地を目指すのもよいです。
タスコの街は非常に入り組んでおり、ソカロ付近にも駐車場はありますが、運転が不慣れな人にはオススメできません。
屋上から見下ろす展望レストラン
タスコには街を見下ろすことができる展望台が2か所あり、どちらも広い道に面しているので手軽に寄ることができます。
ただ、ぜひ訪れてほしいのがソカロ周辺にあるレストランです。
タスコでは、狭いお店を有効活用する手段として、1階に調理場、2階より上に食事スペースを設けているところが多くあります。
中には屋上の部分を展望レストランとしているところ多く、天気が良ければ家の屋上から食事をしながらタスコの街を見下ろすことができます。
広間は、青空と茶色の屋根瓦、夜は暗闇の中に光る街の景色と雰囲気の違うタスコを見ることができるのでオススメです。
屋上の飲食スペースがあるかどうかは、お店の玄関に表示されていることが多いです。
まとめ
いかがでしたか。
ここまでメキシコシティ南部の観光都市タスコについて紹介しました。
メキシコシティから日帰りで行くことができ、旅行会社によるツアーもあるので比較的お手軽に行くことができます。
銀鉱山で栄えた街は、古き良き時代のメキシコをそのまま残したような場所です。
銀だけでなく、アクセサリーショップも数多くあるので、買い物好き女子にはぜひおすすめしたい街です。