ラクサとはマレーシアで一般的に食べられている少し辛い麺料理です。
米粉麺や卵麺などが使われ、スープの種類は地域によって違いがあります。
マレーシアのラクサとは?
一番有名なのが、ペナン発祥のアッサムラクサです。
アッサムは酸っぱいという意味で、タマリンドという酸味のある食材を使っているので、辛さの中に酸味があり、このバランスが絶妙です。魚介を発酵させたペーストでスープを作っているので、レストラン内は強烈な匂いがします。
不思議なことに、食べると匂いからは想像できないその深い旨味にびっくりします。
魚をじっくり煮込んでほぐしたもの、ミント、きゅうり、パイナップルがのっています。
ちなみに、2020年のC N N世界のベスト料理50でペナンのアッサムラクサが7位にランクインしています。
カレーラクサも有名です。
カレースパイスが効いたサラリとしたスープで、エビやチキン、厚揚げ、野菜などが入っています。
日本人に一番親しみやすい味だと思います。
日本のカレーよりかなりスパイシーですが、ココナッツミルクのおかげで少しマイルドになっています。写真のものはちょっと変わり種で、豆乳で作ったカレーラクサです。
他にもマラッカ、トレンガヌ、ジョホール、サラワクなどご当地ラクサがたくさんあり、どれも手間暇かけて作られています。
私は旅行した先々でラクサを食べるのを楽しみにしています。
シンガポールのラクサとは?
シンガポールにもご当地ラクサがあります。
スープの色から、ホワイトラクサとも呼ばれています。
スープベースはカレーですが、魚介の深い味わいと濃厚なココナッツミルクが特徴です。
スパイシーですが、マレーシアのカレーラクサより優しい甘さです。
私も夫も毎回スープを全部飲み干してしまうくらい好きです。
かなり日本人好みの味だと思います。
麺はマレーシアラクサと同じ米麺や卵麺、トッピングはゆで卵、エビ、もやし、油揚げ、かまぼこなどが一般的です。
チリペーストは好みで調節できます。
日本でシンガポールラクサを食べてみたいなら…
日本で無性にシンガポールラクサが食べたくなりネットで調べていると、嬉しい情報を発見!
無印や成城石井、カルディで買えるんです。
これはやってみるしかないと思い、無印のシンガポールラクサ手作りキットを取り寄せてみました。
無印の手作りキットでラクサを作ってみた!
2人分で390円なのでかなりお得です。
シンガポールラクサの素は、マレーシアで買ってもこれくらいの値段がします。
手作りキットの中身
フォー、ラクサスープの素、フィッシュソースがセットになっています。
自分で準備するものは、むきえび、もやし、卵、水となっています。袋にオススメ追加食材は厚揚げとあったので、それも準備しました。
化学調味料、合成着色料、香料不使用なのは嬉しいポイントです。
調理時間は20分とあります。
作り方
①もやしはさっと茹でで、卵はゆで卵にして半分に切る
②沸騰したお湯でフォーを5分茹でて、ザルにあげておく
③鍋に水500mlを入れ、沸騰したらラクサスープの素とえびを入れ、えびに火が通ったらフィッシュソースを入れる
④器に②のフォーと③の具材・スープをそれぞれ半量に分けて入れ、①のもやしとゆで卵をのせて完成
作ってみた感想
じっくりとスープを煮込む必要がなく、簡単でした。
マレーシアの友だちに教えてもらったもやしの茹で方が気に入っているので、その方法で茹でました。
鍋にお湯を沸騰させたら、もやしをほりこんですぐ火を止めます。
そのまま1分もしないうちにザルにあげます。これで十分もやしに火が通りつつ、絶妙なシャキシャキ感が楽しめます。
スープの素を鍋に入れた時、東南アジア独特の魚介の匂いがします。
人によっては苦手かもしれませんが、私はこの匂いが大好きです。
フィッシュソースは思ったほど匂いがしなかったので、もしかしたら日本人向けに調節してあるのかなと思いました。
食べた感想
スープはあっさりタイプで飽きのこない味でした。
現地では生のココナッツミルクで作るのでもっと濃厚で優しい甘さがありますが、今回のものはスープペーストにココナッツミルクが少し入っているくらいかなという印象でした。
ココナッツミルクが一般的ではない日本人にとって、好き嫌いが別れにくい味付けだと感じました。
お家で東南アジア気分♪
おうち時間に、おいしいものを食べることが趣味になった人も多いそうです。
私もその1人ですが、日本にいながら手軽にエスニック料理が楽しめるなんて、とてもワクワクしました。
他にもいろんな東南アジア料理に挑戦しようと思っています。皆さんもぜひ、新しい美味しいもの発見してみてくださいね。