フィリピンの居酒屋「IBP」とは?
フィリピンの居酒屋「IBP」に行って参りました。
IBPは、Ihaw-Balot Plazaの頭文字をとった名称です。
Ihawとは焼き物料理の総称で、焼くというタガログ語、Balotは包み料理の総称で、包むというタガログ語、Plazaはプラザです。
要は、包んで焼いた料理の大衆食堂になります。
まあ、日本の焼き鳥屋のような感覚になります。
フィリピンでの包む料理の代表としては、ルンピアがあります。
これは、日本の春巻きと全く同じ料理で、ライスペーパーで具材を包み、揚げたモノです。
Balotは包むという意味なので、食べ物を包んで持ち帰るの意味もあります。
赤ちょうちんで一杯やった後に、焼き物をぶら下げて帰るサラリーマンは、日本の代名詞的な風景ですが、そこはフィリピンでも同じ、という事ですね。
IBPは、ケソン市の中央を走っているケソン・アベニューから少し入ったところにあります。ランチは営業せず、夕方からオープンしています。
ケソン市オフィス街から便利な位置にあり、店内も広々としているため、仕事帰りに同僚と一杯といったサラリーマンが多くみられます。
看板からも分かる通り、1981年から開店しており、ケソン市内では老舗の部類となります。
店内は、フィリピン居酒屋スタイルのオープン食堂となっていて、屋根がある席もあれば、無い席もあります。
雨が降った時用に、屋根の無い席には、パラソルが設置されていたりします。
入店後には、自分で勝手に好きな席を選び、ウェイターを呼び、椅子が足りないとか、テーブルと席を調整します。
IBPには、バンドやシンガーといったモノはありません。
純粋に、仲間と飲んで食べて楽しむというのがスタイルです。
ローカルビールはもちろんバケツ(5本入り)でオーダーします。
メニューは?
焼いただけ、というシンプルなメニューが多く、一番人気は、ポークバーベキューです。
タレニ付け込んで焼いただけというシンプルな料理ですが、ビールのお供には最高です。日本の焼き鳥屋でも人気の高いボンジリもバーベキューメニューとしてあります。
また、マグロやエビ、イカの丸焼き等の魚介類も充実しています。
これらの焼き物を、カラマンシー(フィリピンの柑橘系調味料で小型の柚子のようなモノ)と唐辛子を加えたフィリピン醤油に付けて食べるのが、フィリピンローカルの食べ方です。
居酒屋ならでは?
IBPには、バンドやシンガーといったモノは無いのですが、店内が常に騒々しいです。
居酒屋であれば日本でも騒々しいので、これは万国共通かも。
IBPには、テレビが設置されているところがあり、そこが騒がしい原因となります。
テレビでは、競馬開催日には、競馬中継があり、場外馬券場が特設されたり、バスケットボール開催日には、みんなで応援したり。
スポーツバーみたいな気取った雰囲気は無いですが、いわゆる大衆的な酒場でわいわい騒ぐ感じです。
まとめ
お洒落なレストランに飽きたら、たまには、普通のフィリピン人が仕事帰りに一杯やる居酒屋に行ってみるのも良いかもしれません。
日本のように赤ちょうちんはぶら下がっていないですが、バーベキューを焼く煙と食欲をそそる匂いは、外からでも分かります。
焼き鳥もあり、焼きポークもあり、ビール片手に仕事でたまったストレスを発散しましょう。
▶Ihaw Balot Plaza
住所:8 Scout Borromeo St., near Mother Ignacia, South Triangle, Quezon City 1103 Metro Manila, Philippines
電話番号:+63 (0920) 746 7934
ホームページ:https://web.facebook.com/IhawBalotPlaza/?_rdc=1&_rdr
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