皆さんは、どんな旅が好きですか?
韓国・済州島は、ショッピングや市場巡り、カフェ巡りなどの都会的な観光をはじめ、自然の魅力を感じられるレジャー、豪華なリゾートなど、様々な楽しみ方が選べる場所です。
ヨーロッパの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」のように、済州島で長い距離を歩く旅ができるのが「済州島オルレ」。
済州島の自然の魅力を隅々まで感じられる、「済州島オルレ」についてご紹介します。
名所巡りの自由旅行!済州島一周も可能なオルレのコース
「オルレ」とは、済州の方言で「狭い路地」という意味。
ヨーロッパのサンティアゴ巡礼をもとに、とあるジャーナリストによって考案されたウォーキングコースです。
済州島を一周する総長425kmの道のりが、合計26コースに分けられており、部分的にウォーキング体験できる気軽な計画から、しっかりと全コースを歩く計画まで、自由にアレンジできます。
済州島には、代表的な観光スポットとしても知られる「漢拏山(ハルラサン)国立公園」、「城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)」、「牛島(ウド)」など、数多くの自然名所が存在します。
山、丘、海、さらには旧市街地といった、あらゆる場所がコースとして設定されているので、オルレの道を歩けば、済州島の定番スポットも観光できて一石二鳥!
コースの特徴によって難易度や季節環境も異なるため、事前に計画をしてから出掛けると良いでしょう。
地図が無くても大丈夫!標識を辿って歩くのも楽しいオルレ
それぞれのコースには、青い矢印の看板や赤いリボンなどの標識が出されており、地図が無くても、標識を辿ることでコースの道順を歩くことが可能。
公式ホームページや日本語ガイドも用意されている他、様々な体験イベントも開催されています。
また公式団体によって、コース上の道や案内所が管理されており、極端な危険を伴うものではないと言えます。
サンティアゴ巡礼のように、日本にも高野山への巡礼路や、四国八十八か所巡りがあり、長い距離を歩く旅に強いイメージを持つ方も多いのではないのでしょうか?!
「済州島オルレ」は、上記のような宗教的な意味が含まれないので、より気軽にウォーキングやハイキングを楽しみたいという方にもピッタリ!
済州島の自然観察や写真撮影などを目的に、一人旅はもちろん、複数人のグループでも、韓国内外から多くの人が訪れています。
備えあれば憂いなし?!持ち物、服装、安全には注意も必要!
オルレのコースには、整備された歩きやすい道だけでなく、山道や坂道、人気(ひとけ)がない道など、いろいろな環境条件が含まれます。
長い距離を歩く際には、トレッキング用などの歩きやすい靴、木や森、虫、日差しなどから肌を守れる長袖の服、帽子、サングラス、レインコート、服装や持ち物を万全に整えておく必要も。
商店などが少ないエリアもあるので、飲み物や軽食も用意しておくと無難でしょう。
屋外を歩く旅といえば春や秋、済州島の観光といえば夏というイメージが強くなりがちですが、実は冬のオルレの景色もとても美しく、他のシーズン同様に人気があります。
日の出や植物からも冬らしい季節感が感じられる他、雪や氷に関するイベントも各地で行われる済州島のオルレ。
寒い自然の中を歩くだけでなく、雪道などにも注意は必要ですが、登山やウォーキングに慣れた方であれば、冬のオルレを目指す済州島の旅行もオススメです。
オルレでしか体験できない旅!済州島の新たな魅力を発見してみては?!
ウォーキングコース、と一概には言えないほど、異なる楽しみ方がいくつもプランニングできる済州島オルレ。
宿泊や他の観光スポットなどと合わせて、幅広い選択肢を見つけられるのが済州島の特徴でもあります。
済州島オルレについては、日本人の方も多くチャレンジしており、済州島の大きな観光資源でもあることから、インターネットでも多くの情報が得られます。
韓国旅行の新たな魅力を感じてみてはいかがでしょうか?!
▶済州島オルレ
公式ホームページ:http://old01.jejuolle.org/main.do?lang=ja