ユネスコの無形文化遺産にも登録をされているメキシコ料理。
メキシコに仕事や観光で訪れるとどんなものを食べようか、わくわくする人も多いのではないでしょうか。
そんなメキシコ料理で駐在員がお薦めする5選を紹介します。来墨の際には必ず食べて帰ってください。
タコス
まずは、メキシコと言えば外せないのがタコスです。
しかし、タコスと言っても非常に種類が多く、そのバリエーションは調理法によって様々です。
写真のようなものが基本系です。
トウモロコシの皮を伸ばして焼いたものに肉類が入っていて、あとは好みでトッピングをします。
価格や屋台なら10ペソ(50円程度)、お店でも15ペソ程度でしょう。
トウモロコシの皮が苦手な人は小麦の皮のものもあります。
タコスは日本のお米のようなもので料理バリエーションが非常に豊富です。タコスの皮を揚げたもの(フラウタス)や乾燥をさせてから切ってソースで煮込んだもの(チラキレス)などがあります。
少し変わったところでは黒い皮のタコス(黒トウモロコシを潰して作った皮)などもあります。
チーズを入れる(Con queso)やパクチーを入れるなど、少しスペイン語ができるようになるとお店の人は喜んで対応してくれます。
自分なりにアレンジしてタコスを楽しむというのがメキシコスタイルです。
駐在員は、それぞれお気に入りのタコス屋さんを知っていることが多いです。
トスターダ
こちらは下のシャンのように丸めて食べるタコスではなく、パリパリのピザ生地状になっているタコスです。
こちらもローカルフードとしては定番で、具材も肉類からエビなどの海産物を乗せるお店もあります。
トスターダスの注意点は生野菜が入っているというところです。
一見おいしそうですが、屋台では衛生面が少し不安という人もいると思います。
こうした人には、レストランで食べることをお薦めします。
モレ
メキシコシティのお隣プエブラやオアハカ発祥と言われている料理がモレです。
メキシコはカカオの産地であり、カカオ豆をすりつぶしてソースを作ります。
そしてモレソースを肉や魚にかけて食べるという料理で、味は日本の味噌(名古屋の名物である赤みそ)と同じようなものと考えればよいです。
カカオ豆ですが、砂糖が入っているわけではないので甘さはありませんが独特の風味があります。
少し癖があるので人によって、好みがわかれるところですが、メキシコらしい料理と言えます。
ポソレ
日本に帰国した人がもう1度食べたいとリクエストの声が多いのがポソレです。
マヤの時代から食べられているメキシコの代表料理で、お祝いのときに欠かすことができない料理でもあります。
トウモロコシや豚肉などが入ったスープ料理で、辛そうに見えますがトマトベースのスープなので全く辛くありません。
これに好みで野菜やリモンなどをトッピングして食べます。
トウモロコシは日本で食べるような黄色いものではなく、白い大きなものが入っているので日本ではなかなあ再現することができません。
有名なお店は「カサ・デ・トーニョ」でメキシコシティを中心としてチェーン展開しているお店です。
24時間営業ですが、お昼時になると行列ができる庶民から愛されているお店になります。
アラチェラなどの肉料理
メキシコでは肉料理も豊富です。基本的な食べ方は肉の塊に塩をかけて、これを炭火であぶって切り分けて食べます。
または、肉を薄くたたいて伸ばし、これを油で焼いて食べます。
後者は薄くなっているのでタコスなどに巻いて食べます。
メキシコ人の好みとして、日本人が好むような霜降りが入ったお肉ではなく、赤身のしっかりとしたお肉が好きです。
特に日本ではなかなか食べられないものが「アラチェラ」です。
日本では、ハラミとして人気がありますが、メキシコでも大人気のお肉で、ブロック状になっている肉をそのまま焼いて食べます。
他にも「リブアイ」や「ミラネサ」など豊富な肉料理があるのがメキシコの特徴です。
価格も日本の半分以下で食べることができます。
まとめ
メキシコの代表的な料理5つを紹介しました。
日本でメキシコ料理として紹介されているものは、アメリカナイズされたものが多く、本当にメキシコと同じものを味わうことができるお店は少ないです。
代表料理タコス1つとってもさまざまな食べ方があります。
日本料理と同じく世界遺産に指定されているメキシコの伝統的な料理をぜひ味わってください。