ドイツ人に人気の国内避暑地と言えば、ボーデン湖。
536平方キロメートルもの広さを誇る巨大な湖は、まるで海のようです。
ドイツ、スイス、オーストリア3国にまたがるため、どの国に行こうか迷った時に行くのもオススメ。
電車やフェリーなどで短時間で各国を移動できちゃいます。
では、ドイツを中心にその魅力をお伝えします。
1.拠点はやっぱりコンスタンツ
ボーデン湖は3か国のたくさんの都市に面していますが、中でも規模が大きい街がドイツのコンスタンツ。
ミュンヘンから電車で4時間ほどで到着します。
歴史で習った「コンスタンツ公会議」で名前を覚えている方も多いでしょう。
カトリック教会の教会大分裂を終結させたこの会議の舞台は、今ではレストランになっています。
古都コンスタンツにはお城や教会などの見どころもあり、ボーデン湖観光の拠点と滞在するにはもってこいです。
ボーデン湖内の島々や、他の都市へのフェリーもここから発着しています。
湖沿いの散歩道はのんびりとしていてとても気持ちがいいです。
湖畔を眺めながら食事を楽しめるレストランやカフェも充実しています。
雄大なボーデン湖を眺めながら、地産の魚料理を堪能するのも人気です。
2.ボーデン湖に浮かぶ花の楽園、マイナウ島
コンスタンツからバスで15分で到着するマイナウ島は、年間100万人が訪れる人気の島です。
ここには1年中たくさんの花が咲き乱れていて、「花の島」とも呼ばれています。
島の所有者であったレンナルト・ベルナドッテ伯爵が、荒れ果てていた島を楽園に作り変え、一般の人々に公開したところ、大変な人気となりました。
伯爵が亡くなった後も、子孫の方々が遺志を継いで手入れを続けているそうです。
訪れる季節によって、チューリップ、バラ、ダリアなどハイライトが変わります。
何度もリピートして訪れたくなる場所です。
3.絵本の世界、メーアスブルク
ドイツにメルヘンのイメージを持つ方は多いと思いますが、ボーデン湖畔のメーアスブルクも、「絵本から抜け出したよう」と表現されるかわいらしい街です。
コンスタンツからフェリーで15分で到着するこの街は、飛行船ツェッペリンでも有名です。カラフルな街並みを散策したり、ツェッペリン博物館を見学、ヨットやフェリーのレンタルからダイビングまで、小さな街ながら楽しみは無限大です。
まとめ
今回はドイツ側から見たボーデン湖をご紹介しましたが、いかがでしたか?
それぞれの街の魅力もさることながら、湖面に沈む夕日を眺めるだけでも旅の疲れを忘れさせてくれます。
ドイツで避暑地に出かけたくなったら、ぜひボーデン湖を検討してみてください。