¡Feliz Navidad!
大西洋に浮かぶカナリア諸島のクリスマスをご紹介します。
カトリックの文化が根付いており、欧米諸国同様一年で最大のイベントですが、過ごし方は少し独特です。
まずはこれ!ポルボローネス
10月に入ると、スーパーマーケットはクリスマス商戦に入ります。
ご覧のように棚一面がクリスマススイーツ一色になり、甘いもの好きのカナリアンにはたまらない季節です。
その中でも、絶対に欠かせないのがポルボローネス (Polvorones)。
カナリア諸島伝統のお菓子です。
(各地で「ここが発祥の地だ」と言われ、アンダルシア発祥説など様々あります)
沖縄の「ちんすこう」に似ていますが、ちんすこうよりホロホロと崩れやすいのが特徴です。
材料も、小麦粉・砂糖・ラードとほぼ同じですが、こちらは粉末アーモンドが入っています。
今回は箱入りの詰め合わせセットを購入しました。中身はこちら。
プレーン、レモン、シナモン、ココナッツ、チョコレートと様々な味が入っています。
パン屋、ケーキ屋、スーパーと場所や店舗によって様々な種類があるので、クリスマス前に食べ比べてお気に入りを見つけておくのがカナリア流。
バラ売りもされているので、お気に入りの分だけ購入することもできます。
Kg単位で購入する人もいるほど、地元で愛されているお菓子です。
イタリアやドイツからの移住者も多い土地なので、イタリアンスイーツのパネットーネ (Panettone)や、ドイツのシュトレン(Stolle)も定番になりつつあります。
シュトレンについてはこちらの記事もご覧ください↓ ↓
https://travelplus.info/special/1983
メインディッシュはお肉!
お肉大好きカナリアン。クリスマスのメイン料理はもちろんお肉。
カナリア諸島では定番のヤギのシチューやハトの料理を始め、BBQグリルで仕上げたステーキやローストポークなど、様々な肉料理が振舞われ、家族全員で楽しみます。
私たちも、昨年は大家さんからニンニクやハーブをたくさん使ったローストポークを頂きました。
飲み物はもちろんワイン。
カナリア諸島のワインは外部に流通していないものが多く、ここでしか飲めないワインもたくさんありますよ。
食事が終わったらビーチへ!
寒さがロマンチックさを演出するヨーロッパのクリスマスは、朝から夜まで食べて飲んで家族との時間を過ごします。
しかし、ここでは暖かいクリスマスなので、一日中家の中で過ごすのは正直飽きてきます。
子供や若い世代は、ビーチに繰り出して日光浴。水は冷たいですが、泳ぐ人も結構います。
インドア派は、飲み物をラムに切り替えてカードゲームなど、午後はそれぞれのんびりと過ごします。
南国の気分が漂うクリスマスの過ごし方ですよね。
寒い冬から飛び出して、暖かい年末年始はいかがでしょうか?