こんにちは、スイス、ジュネーブ在住のyukaccoです!
皆さんはスイスのジュネーブがどこにあるか知っていますか?
ジュネーブはスイスの西の端、レマン湖という三日月型の湖沿いにありフランスと国境を接しています。
市内から車を走らせれば30分もあれば隣国フランスへ行くことができるんです。
そのため、週末には物価の安いフランスへ買い出しに出かけたり、レジャーや食事に気軽に国境を越えて出かけて行きます。
日本にいると考えられませんが、国境を越えるのはもはや日常茶飯事!
国境にはパスポートコントロールがありますが、形式的なもので本当に気軽に越境できちゃいます。
今日は、そんなジュネーブから行けるフランスの美しい村イヴォワールをご紹介します。
花の美しい村に選ばれているイヴォワールは、季節の花々に彩られた可愛らしい村。
ジュネーブからイヴォワールへの行き方や、イヴォワールの村の見どころをまとめました!
イヴォワールの村へのアクセス
レマン湖の南岸、フランス領にあるイヴォワールの村。
フランス側から公共交通機関でアクセスするのは骨が折れます!
国境をまたいでスイス、ジュネーブから船でアクセスするのが正解!
レマン湖をクルーズしている気分も味わえる最高のルートです。
イヴォワールへ行く船が発着するのは、ジュネーブのシンボル大噴水が見渡せるモンブラン橋のたもとの船着場です。
テーマパークにあるような立派な白い船が停まっているのですぐに分かるはず。
こちらの船着場からCGNという船会社が運航する船が出ています。
▶CGN ホームページ
スイス国境がはためく白い船は、昔の蒸気船を模しているようなデザイン。
こんな素敵な船に乗って行くなんてテンションが上がりますね。
船の切符の買い方
船の切符は、出発当日に船着場にある切符売り場で購入できます。
事前予約などは特にしなくても満席になることはないと思いますのでご安心ください。
イヴォワールまでの船旅は、所用時間1時間40分。
少し長いかな…と思いますが、晴れた日はデッキに出て日向ぼっこを楽しんだり、コーヒーや軽食を頼むこともできます。
美しいレマン湖の風景を見ながら優雅に移動できちゃいます。
船内レストラン
船内にはレストランもありました。
きっとお昼の時間に運行される船ではランチが楽しめるのでしょう。
途中、停泊する可愛らしい村や、レマン湖の向こうに見える山並みを写真に収めているうちにイヴォワールに到着。
小さな船着場はたくさんの花で飾られていて可愛い!
村への期待が高まります。
イヴォワールの村を散策してみよう
イヴォワールの村のみどころ
イヴォワールの村に降り立つと、3つの看板が出迎えてくれます。
ひとつ目は、村の名前、「YVOIRE(イヴォワール)」の下に『700ans d’histoire、700年の歴史』と書かれた看板。
イヴォワールは、14世紀ごろ発祥の村なのですね。
その下には、「Le Plus Beaux Villages de France」フランスの最も美しい村に認定されている証のマークがありますね。
イヴォワールも以前ご紹介したサンシルクラポピーと同じく、厳しい審査の元フランスの美しい村に選ばれています。
サンシルクラポピーとフランスの最も美しい村について詳しく書かれた記事はこちら
⇒ https://travelplus.info/article/article-europe/2372
最後の看板には、『Grand Prix National de Fleurissment 花に飾られた村フランス国内グランプリ』と書かれています。
イヴォワールの村は、「Villes et Villages Fleuris 」花に飾られた町と村コンテストで何年も連続して金賞を受賞するほど花にあふれた村なんです。
イヴォワールの村の散策では、この3点に注目して村を回ってみましょう。
イヴォワールの村はとても小さく、じっくり見て回っても30分もあれば一周できます。
イヴォワール城
歴史的な見どころは、レマン湖畔に悠々と佇むイヴォワール城です。
四角い主塔を持つこのお城は、17世紀以降、イヴォワール伯爵の住居として使われており、いまもその子孫が暮らしています。
五感の庭
そのため、内部は見学できませんが、Jardin des cinq sens(ジャルダン・デ・サンク・ソン)=五感の庭と呼ばれるお城の庭を見学することができます。
▶イヴォワール城情報
五感の庭ホームページ:
https://www.jardin5sens.net
住所: Rue du Lac 74140 Yvoire
電話番号: 04 50 72 88 80
営業時間:10:00から18:00
イヴォワールの村のもうひとつのシンボルは、玉ねぎ型の銀色の尖塔を持つ小さな教会です。
これは19世紀にサヴォワ地方に作られた教会の典型的な建築様式です。
小さな港や、村の路地からのぞく特徴的玉ねぎ頭が絵になります。
村の中の路地には、どこかスイスらしい雰囲気も感じられる木のバルコニーのつい石造りの家々が並びます。
どの家も思い思いの花で飾られています。
5月には藤の花、6月にはバラ、10月には菊…と季節ごとに違ったお花の装飾を楽しめます。
イヴォワールの村でとびきり可愛い被写体
石造りの家は、おみやげ屋さんやレストラン、アイスクリーム屋さん、骨董屋など様々な商店になっています。
一軒一軒のぞいて散策するだけでもとっても楽しい村です。
イヴォワールを散策していて目に入るのが、お店の軒先に飾られた凝ったデザイン看板たち!
どの看板もとても可愛く、ついつい写真におさめたくなります。
フォトジェニックな看板たちの中からぜひお気に入りを見つけてみてください!
帰路は船で違う町へ!
イヴォワールの村からは、CGN社運航の船で行きと同じようにジュネーブへ戻ることもできますが、対岸スイスにあるニヨンから帰ることもできます。
ニヨンまでは船でたったの20分!
ニヨンの町を散策した後は、ニヨンの鉄道駅から列車でジュネーブやローザンヌへ行くこともできます。
観光ルートによって工夫してみてください。
ニヨン駅からの列車の時刻やルート検索は、スイス国鉄のホームページから見ることができますよ。
▶スイス国鉄 SBB ホームページ
https://www.sbb.ch/en/timetable.html
最後に
レマン湖のほとりに佇む真珠のように美しい村…と比喩されるイヴォワール。
村の中は花であふれ、可愛らしい看板が見る者を楽しませてくれます。
観光ツアーでは通過してしまうような本当に小さな村ですが、小さな村ならではの魅力がたくさんつまっています。
スイスからのアクセスも船を使うというワクワクするルートで行ってみたい気持ちが高まります。
ぜひ、スイス旅行のルートにフランスの美しい村イヴォワールを加えてみてください。
※なお、スイスの使用貨幣はスイスフラン、イヴォワールのあるフランスはユーロです。
両方をご準備されることをおすすめします。
▶イヴォワール観光局
Office de Tourisme ホームページ
http://www.yvoiretourism.com