ヨーロッパの中でも人気の高い観光地のひとつミュンヘン。
そんなミュンヘンの隠れ家的観光スポットアザム教会をご存知でしょうか?
ガイドブックなどではあまり取り上げられてないため、知らない方が多いのですが、ミュンヘンに来たのであれば、絶対に足を運びたいスポットのひとつであります。
そこで、今回はアザム教会についてご紹介します。
アザム教会
アザム教会は、そもそも8世紀初頭に建築・芸術家であったアザム兄弟が、私財を投じて家の敷地内に建てたプライベート教会。
しかし、世間の圧力に屈して、一般開放されるようになったのが始まりです。
アザム教会の正式名称は、’’聖ヨハン・ネポームク教会’’ですが、兄弟の名前をとってアザム教会という愛称で知られています。
外観
アザム教会はミュンヘンのショッピング街であるゼンドリンガー通り(Sendlinger Straße)の一角にあります。
ミュンヘン市内の中心地マリエン広場からもすぐ近くです。
入口はあまり目立たず、両サイド建物に挟まれているため、注意しないと見落としてしまいそうになります。
内観
こちらが聖堂内。
小ぢんまりとしており、大きさはわずか22×8!
しかし、この小さな空間に、これでもかというほどの装飾が施されており、豪華絢爛。
躍動感のある彫刻やフレスコ画があちらこちらに見られ、圧倒されてしまうほど。
街の中心にあるとは思えないほど、静まり返った聖堂内は、まるで時間が止まっているかのようにも感じさせてくれます。
シャッターを切ることさえ躊躇してしまうほど。
天井のフレスコ画
アザム教会の最大の見どころは、天井一面に描かれたフレスコ画。
聖ヨハン・ネポームクの生涯を描いたと言われており、兄コスマス・ダミアン・アザムの最高傑作であります。
聖堂内の座席に腰を下ろし、ゆっくり眺めていたいところ。
なんだか異国の世界に吸い込まれていきそうな気分になりますよ。
バロック様式の最高傑作
アザム教会は、バロック様式の最高傑作のひとつとして名高いです。
バロック様式とは、1590年頃から盛んになった建築様式のことで、彫刻や絵画を含めて、華やかな装飾を特徴としおり、まさにアザム教会そのものであります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は、ミュンヘンの隠れた観光スポットアザム教会についてご紹介しました。
アザム教会のエキセントリックな雰囲気は、一見の価値あり。
他の教会では味わえない雰囲気を体感できますよ!
ミュンヘンを訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみて下さいね!
▶アザム教会(Asamkirche)
住所:Sendlingerstr.32, 80331 München
時間:月~土 09:00 -18:00 *日曜閉館
HP: https://www.muenchen.de/sehenswuerdigkeiten/orte/130982.html (ドイツ語)