世界遺産の村!聖なる丘に佇むフランスの美しい村「ヴェズレー」の見どころ観光スポットやアクセス方法

    ヨーロッパの旅行先としても人気のあるフランス。

    フランスと言えばパリですが、フランスは田舎にこそ個性あふれる美しい町や村があふれています。

    今日はそんな町や村の中から、丘の上に佇む聖なる村ヴェズレーをご紹介します。

    多くの称号を冠する村

    ヴェズレーはフランス中部、ブルゴーニュ地方にある小さな村です。

    小さな村でありながらも歴史的に重要な史跡が多く残っていたり、中世の面影を残す可愛らしい街並みが残っていることから様々な称号を与えられています。

    小さな村でも世界遺産

    ヴェズレーの村は、『ヴェズレーの教会と丘』という名前で、1979年に世界遺産に登録されています。

    ヴェズレーは丘の上に佇む村。丘の一番高いところにバジリカ式教会、サント・マドレーヌ大聖堂を抱き、丘の下からは教会を目指す巡礼路がまっすぐに一本伸びています。道の脇には可愛らしい家が並び、その様子は中世の世界さながら。

    サント・マドレーヌ大聖堂は、878年にマグダラのマリアに捧げられるために建てられた教会です。

    『サント・マドレーヌ』とは聖マグダラのマリアのことです。

    現在の建物は12世期に建て直されたもので、ロマネスクと初期ゴシックの様式。

    たくさんの窓から光が降り注ぎ、天と神の存在を感じさせてくれます。

    この教会で見逃せないのが、入り口のタンパンや地方柱の柱頭にほどこされた彫刻の素晴らしさ。

    中世彫刻の傑作として知られています。

    柱頭にはちょっとユーモラスな可愛らしい人物や怪物が描かれています。

    双眼鏡を持参してじっくり見学して!

    フランスの美しい村

    中世さながらの美しい町並みと歴史的な遺産を残すヴェズレーの村は、『フランスの美しい村』にも選出されています。

    『フランスの美しい村』とは、フランスにある『フランスの最も美しい村協会(Les plus Beaux Village de France レ・プリュ・ボー・ヴィラージュ・ドゥ・フランス)』が厳しい審査基準に基づき定めるもので、フランス国内に約130の村が選ばれています。

    中には田舎すぎて行くのが難しかったり、見るところがそんなにない…なんて村もあるですが、ヴェズレーはほどよく観光地化されていて美味しいレストランやホテルもあるので楽しく散策することができておすすめです。

    サンティアゴ巡礼の出発点

    ヴェズレーの村の中を歩いていると貝のプレートが埋め込まれているのを見つけることができます。

    これは、スペインの聖地・サンティアゴ・デ・コンポステーラへ続く巡礼路を示す目印です。

    この貝の指す方向を目指すと、遙かサンティアゴへと辿り着くことができるのです。

    中世より数多くの人が命がけで目指した聖地への道。なんだか浪漫がありますよね。

    ヴェズレーは、そんな聖地巡礼路の始まりの村のひとつ。

    フランスには4つの巡礼路があります。

    『サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路』も世界遺産に登録をされていますので、ヴェズレーはダブルで世界遺産認定を受けていることになります。

      ヴェズレーの見所

      サント・マドレーヌ大聖堂

      ヴェズレーのシンボル的存在、サント・マドレーヌ大聖堂は、ヴェズレーに来たら必ず訪れたい見所です。

      861年にヴェネディクト会修道士によって建立された歴史があります。この時、1人の修道士がマグダラのマリアの聖遺物を持ち帰り、この聖堂がマグダラのマリアに捧げられたと言われています。

      その後、聖遺物が数々の奇跡を起こし人々の信仰を集めました。

      この小さな村に数多くの信仰者が訪れたと言われています。その中には王族などの権力者も含まれたとか。神秘的なお話しですよね。

      このような流れから、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼路の始点のひとつとなったのです。

      12世期初頭には聖堂内部のタンパンに『精霊降臨』の彫刻がつくられました。

      これはロマネスク彫刻の傑作として名高いもの。ぜひ見逃さないようにチェックしてください!

      また、聖堂は裏から見ても絵になります。

      聖堂裏の高台からはぶどう畑を遥かに見渡すことができますので、ぜひ聖堂の裏庭も訪れてみてくださいね。

      可愛らしい村の中

      村の入り口からサント・マドレーヌ大聖堂まではけっこう辛い上り坂。一気に登るのはなかなか骨が折れます。

      しかし、道の両サイドにあるワインや郷土の品を扱うお土産屋さんやおとぎの国のような景色を眺めながらなら楽しく歩くことができます。

      中心となる参道を逸れて脇道に入っても古い建物が並び雰囲気がありますよ。

      カフェで休憩したり、アンティークショップを覗いたり、のんびりしている猫さんを写真に撮ったり…と思い思いに過ごすことができる素敵な村です。

      ぶどう畑の中から見上げる村は一枚の絵のよう

      ヴェズレーを訪れた際に忘れずに写真に収めて欲しいのが、丘の上に佇むヴェズレーの村の全景です。

      村の中はくまなく見物しても、この全景を見なかった!という人は案外多いもの。絵葉書の中で見るだけではもったいない!

      ぜひご自身の目に、カメラにその美しい姿を収めてください。

      ヴェズレーへのアクセス

      最後に、ヴェズレーの村への行き方をご紹介します。

      車でヴェズレーへ

      ヴェズレーはパリの南東220km。車で約2時間45分の距離です。

      公共交通機関でヴェズレーへ

      ①パリからフランス新幹線TGV(テー・ジェー・ヴェー)に乗ってMontbard(モンバール)へ。
      モンバールからヴェズレー行きの連絡バスに乗ります。

      バスは金曜日の夜(モンバールからヴェズレー方面行き)から、月曜日の朝(ヴェズレーからモンバール方面行き)のみの運行で、祝日の運行はありません。本数が少ないので要注意です。

      ②パリBercy(ベルシー)駅から地方列車TER(テー・ウー・エール)Aに乗ってSermizelles(セルミゼル)へ。セルミゼルから連絡バスでヴェズレーへ。

      セルミゼル駅からヴェズレーへは、10キロほどなので、タクシーを予約するのもひとつの手です。 列車や連絡バスの詳しい時刻の検索には、ブルゴーニュ、フランシュ・コンテ地方の鉄道ホームページ (https://www.ter.sncf.com/bourgogne-franche-comte)が便利です。

      最後に

      マグダラのマリアの伝説が残る聖なる村、ヴェズレー。

      小さな村ですが、聖地巡礼の出発点であったり、様々な史跡の残る美しい村です。

      村の中にはホテルも数軒あるので、日帰りではなくじっくりと泊まりで訪れるのも良いですね。

      ブルゴーニュ地方の他の町や村と合わせてぜひ訪れてみてください。

         

          ★yukacco

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