東南アジアでの運転は?
海外で運転してみたことはありますか?
日本で運転免許を持っていれば、簡単に国際運転免許を取得できて、それがあれば多くの国で運転できますけど、フィリピンもその一つです。
h3>レンタカーは旅の手段の一つ
ダバオでは5人乗りセダンで一日1600ペソ(3200円)程度(ガソリン代別)でレンタカーを借りることが可能です。
基本的にただの旅行でしたらタクシーなどを利用した方が圧倒的に安心ですし適していますけど、予定や同行者の都合などでレンタカーにせざるを得なかったり、現地の友人の車を急きょ少しの距離だけ移動しなきゃいけなくなったりすることもあるかもしれませんね。
または他の国の交通事情を学んだりする上では、実際に運転してみることほど良いものはありませんので、勉強として運転するのもアリですよね。
日本との主な違いは?
日本との一番の違いは、左ハンドルで右側通行ということです。
日本では右ハンドルの車も左ハンドルの車も走れますけど、フィリピンでは左ハンドル以外の車は違法ですので、間違いなく左ハンドルです。
そしてマニュアルトランスミッション車がまだ主流です。
実際走ってみると、日本とほぼ同じ感覚で違和感なく左ハンドル車を運転することができます。
前の車に続いて走っている間は何も考えなくても大丈夫ですが、先行車がいなくて右左折した時、うっかり左車線に行ってしまいそうになるのが注意点ですね。
右側通行だと言い聞かせて頑張りましょう。
注意点
「かもしれない」を「だろう」と思え
きっと一番の心配は、運転マナーがしっかりしていないから、安全に運転できないということだと思います。
実際その通りです。日本では「かもしれない運転」を学びますけど、危険を予測したら、ほぼそれがその通り発生するのがフィリピンと思えば大丈夫です。
例えば、あなたが幹線道路を走っていて、わき道から車やバイクが出てきそうだとします。
もしかしてあの運転手はこちらに気づかずに飛び出してくるかもしれないと思ったら、ほぼ間違いなく出てきます。経験上、バイクならこっちを一瞬も見ることなく出てくる可能性が非常に高いです。
右見て、左見て、右見るなんて誰も教わっていないからです。
クラクションはどういう場合に使用する?
危険を予測したら、こちらにできることは二つあります。
自分が減速したり進路変更して危険を避けるか、クラクションを鳴らすかです。
東南アジアってクラクションの音がそこらじゅうで鳴っているイメージがあると思いますが、フィリピンもその一つです。
でも彼らは必ずしも怒ったり抗議したりしている訳じゃないんです。
(そういう場合もありますけど。)
出てきてほしくないという意思表示
クラクションはあくまで意思表示なんです。
例えば先ほどの例で、わき道から出てきそうな車がいるとき、こちらがクラクションを鳴らせば、「私はあなたに出てきてほしくない。私は譲るつもりはない。」ということを相手に伝えることができるわけです。
もちろんそれでも相手が強引に来る可能性も排除できないので、そこは「かもしれない」を捨てませんけど、クラクションを意思表示として使うということを覚えておけば、大抵はうまくいきます。
逆に相手にクラクションを鳴らされたら、どうしても譲ってほしいんだなということが分かるわけです。
もちろん譲り合いの精神が大事なのは万国共通ですけれど。
ましてこちらは外国人ですから、謙虚な気持ちでフィリピンでも安全な運転を楽しんでください。