「(2月)7日,詳細は不明ですが、ベンガルール近郊のNice Road(ベンガルールとマイソールを結ぶ道路)の路上で、白人とおぼしき数名が、刃物を持って複数の車両に乗車した強盗団により、相次いで襲われ、金品を奪われた模様です。
南インドの主要都市においては、殺人、強盗等の凶悪事件の犯罪件数が増加傾向にあります。」と領事館より注意喚起のメールがとどきました。
領事館からのメールでは
「●大金は持ち歩かない。
●ズボンの後ポケットに財布を入れたり、むやみに人前で財布を出したり、財布の中が見えるような方法で現金を扱うことは慎む。
●走行中は全てのドアを内側からロックする。
●座席等車外から見える位置には、現金等の貴重品は置かない。」
と、注意点が書かれていましたが、インドに住んで7年の筆者が思う、一番大切な点は最後のポイント。
タクシーに乗るときは、窓際に貴重品を置かない。オートリキシャ(三輪タクシー)に乗る際は、カバンから必ず手から離さない。
これってとっても大切なんです。
外国人だけでなく、ローカルのインド人でさえ、信号などで車やオートが停車した際にひったくりの被害にあうことは多々。
オートリキシャ
私のインド人の友人(女性)もオートで移動中、バイクに乗った二人組にカバンをひったくられそうになり、カバンにしがみついてひったくりを防ぎ、周りにいた人たちがひったくり犯を捕まえ警察に引き渡した、ということがありました。
大事には至りませんでしたが、彼女はカバンを取り返すのに必死で、犯人のバイクに数メートル引きずられ、大きなすり傷ができました。。(マネしないでね!)
赤矢印の乗り降りする側はとくにひったくりにご注意です
その他、停車中の車やオートに近づき、道を聞くふりをして、強盗してくる悪い輩もいます。
車の右側の窓から声をかけられ、油断しているすきに反対側から物をとって逃げ去る、というひったくりのプロ軍団もインド各地にいるようです。
タクシーやオートのから手を出して、携帯電話やカメラでの撮影も、ふとした瞬間にひったくられてしまう可能性があります。
写真のような、渋滞の隙間でひったくり、反対車線に逃げる者も。
街で会う人全てに警戒心をむき出しにする必要はありませんが、ちょっとした注意で被害を防げることも事実です。
荷物から手を離さない、貴重品は車やオートの外側にはおかない、車から手を伸ばして写真撮影しない、を心がけて安全に旅行しましょう。
いつ荷物が崩れるかわからない、オーバーロードのトラックにも気を付けてね!