5月に入るとメキシコシティで始まるのが雨季です。
年によって多少の誤差はあるものの5月の中旬ごろから9月の初めごろまで雨季となります。
そんな雨季には、どんな注意点があるのでしょうか。
1.雨が降り出すのは16時から19時
メキシコの雨季は、日本のような長雨が降ることはありません。
また、朝から雨が降り続くことも少ないです。
雨季に雨が降り始めるのは概ね16時ごろから、遅い場合には19時ごろから雨が降り始めるということが多いです。
この時間になって入道雲のような大きな雲が空に広がったり、遠くで雷の音が聞こえたりするような状態になれば注意をしましょう。
2.振る時間は1時間から2時間程度
メキシコのスコールの特徴として「狭い範囲・短時間・猛烈な雨」となります。
まず、雨の葉には非常に狭く、1,2km離れているだけでも雨の降っているエリアと振っていないエリアに分かれます。
また、雨の降る時間は短いと数十分、長くても2時間程度です。そして、雨の量は雷を伴った猛烈な雨になることが多いです。
そのため、道路などはあっという間に冠水が起こり、低いところに向かって濁流のように流れていきます。
あっちこっちに水たまりもできるので車が立ち往生したり、水たまりをよけるために大渋滞したりすることもあります。
3.メキシコ人はどう過ごすのか
猛烈なスコールが3か月程度続くメキシコシティですが、ここに住んでいるメキシコ人はどう過ごすのでしょうか。
まず、メキシコでは折り畳みの傘を持つという文化はありません。
また、スコールに備えて傘を持って歩くという人も少ないです。
では、実際スコールの時間帯になったらどうするのか。
メキシコ人は「待って過ごします」雨をしのぐことができるようなビルや高架下などに集まって雨が過ぎ去るのを待ちます。
体験すると分かりますが、傘があっても役に立たないほど、猛烈な振り方で、傘をさしていてもべたべたになります。
4.雨季を上手に過ごすためのポイントは
「夕方に大事な予定を入れないこと!」
雨季を上手に過ごすポイントは、まず雨の降りそうな夕方に予定を入れないこと。
夕方は帰宅ラッシュにスコールと重なると道は大渋滞、タクシーも全くつかまらなくなります。
Uberなどの予約制でも時間通り来なくなるので、予定を入れないのが一番です。
2つ目に、レインコートや長靴は日本で準備していくことです。
駐在だけでなく旅行者も当てはまりますが、メキシコでは雨合羽や長靴が売られていません。
もちろん折り畳みの傘も販売されていないので、これらは日本で購入して持っていくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。メキシコの雨季についてまとめてみました。
「砂漠」「サボテン」というイメージのあるメキシコで、大雨が降るというのは意外かもしれませんが、雨季は非常に多くの雨が降ります。
雨に対する備えも、雨の多い日本ほど便利なグッズがないので、雨グッズを雨季の時期のメキシコに行く場合には持参しましょう。