海外のタクシーって怖い?
海外、特に東南アジアのタクシーって怖いイメージがありますか?
少なくともダバオ市ではタクシーで怖い思いをすることは基本的にありません。
4年間ほど住んでいてたくさんの日本人のお客さんともお会いしましたが、怖い思いどころかボラれた人にも会ったことがありません。
マニラやセブですと時々ボラれたという話は聞きますが、安全に乗る方法はありますのでご安心ください。
ほぼ走行距離に比例したメーター式
まず料金体系ですが、基本的に日本と仕組みは同じです。
認証済みのメーターを使って乗車時間と走行距離に応じて料金が加算されていくという方法です。
初乗りは40ペソ(約80円)です。
私がよく使うルートは約15キロで、夜間ですと30分弱くらいで着く区間で250ペソ(約500円)前後といったところです。
実は同じ区間をラッシュアワーに使うこともあるのですが、渋滞が多くて1時間くらいかかってしまうんです。
それでも料金はほとんど変わりません。
300ペソ(約600円)まで到達しないんです。
つまり、乗車時間ではほとんどメーターが上がらないということなんです!
海外ではお客様は神様じゃないので。。。
このことを知っていると運転手の反応も理解できるようになります。
日本ならワンメーターですぐ降りる客より、長距離(長時間)乗る客の方が運転手にとって嬉しいイメージですよね。
でもこちらではそういう客は(特にラッシュアワーは)迷惑なんですね。
さんざん渋滞して時間がかかっているのにとれる運賃が増えないから当然ですね。
ですのでむしろこちらが申し訳ないという気持ちで乗るくらいがちょうどいいと思います。
乗客は渋滞の中でメーターが上がることもなく落ち着いた気持ちでいられるので、その心の余裕で運転手さんのイライラを吸収してあげましょう。
(もちろんイライラを表に出す運転手はそれほど多くはありませんけれど。)
ダバオのタクシーが安心な理由
ところでなぜダバオは安心だとはっきり言えるかと言いますと、ダバオでは治安を守ることと不正を防ぐことに力が入れられていて、万が一、何か不法行為をしたドライバーがいたときには、通報によってライセンスが剥奪されるんです。
この取り締まりがまじめに機能していることは、ドライバーたちが決してボッたりしようとしない姿勢からすぐ見て取れます。
必ずメーターを使ってその料金だけを徴収します。
ただし一つだけ例外があります。ダバオ空港に、いわゆる送迎バンのようなタクシーも待機しているんです。
彼らはタクシーレーンには待機せず、一般の駐車場で待っています。
そして出てきた観光客の荷物を自ら運んでどこまででも定額で連れて行くと持ち掛けます。
これはあくまで送迎車なので、メーターを使わず合意額でやりとりします。
もちろん割高ですけど怖い思いをすることはありません。
(勧めませんけど)
他の都市部で安全にタクシーに乗る方法
マニラやセブではGrabという配車アプリを使います。
日本でもUberなど耳にすることありますが、フィリピンではUberが撤退してしまい、Grabだけが全土で使えます。
Grabについてはこちらの記事をご覧ください↓
中でもGrabCarというのは、アプリが経路と時間帯から自動で料金を計算し、クレジットカードから引き落とします。
運転手と現金のやり取りをする必要がありませんし、メーターも使わないので不正のしようがありません。
常にGPSで居場所を把握されていますし、非常通報機能まであるので本当に安心です。
ダバオでは気軽にタクシー、それ以外ではGrabCarと覚えておきましょう。