フィリピンのレストランでの作法は?
グレードの高いレストランにいくと色々な細かな作法があるようですね。
私は残念ながら縁がないのでさっぱり分かりませんが、テーブルマナーと言いますか食べ進めるために知っておかないといけないことってありますよね。
さらには国や文化によってもマナーは異なるでしょう。
フィリピンでもそれに似たようなものがありまして、今回はそれをご紹介します。
ナイフとフォークじゃなくてフォークとスプーンを使う!?
フィリピンなら箸は使わないだろうと簡単に想像できますが、かといってナイフとフォークでもないんです。
実はフォークとスプーンを使います。
それがバーベキューのような肉料理であっても、ナイフが出てくることはほとんどありません。
というか見たことありません。
(もちろんお高いレストランなら頼めば持ってきてくれると思いますが。)
厳しいルールはないですけど、基本的には西洋風に左手にフォークをもって対象を押さえつけ、右手のスプーンで切るというか押してちぎるというイメージです。
最初は戸惑いますが、意外とスプーンで大抵のものは切れますし、そのままご飯やスープも飲めて便利なのです。
ポイントは最初にスープでスプーンを濡らすことです。
そうするとご飯がくっつかなくてすみますし、フィリピンに慣れているように見えて◎です。
フィリピンのレストランなら必ず出てくる小皿
そして、注文後に出てくるのが写真の小皿です。
フィリピン料理を食べられるレストランなら、それが例え道路わきにある露天の食堂であれ、ちょっとグレードの高いホテルに行っても同じです。
この小皿で料理が来るまでに準備が整っていると、こっちは全部わかってます、常識ですよねという涼しい顔をしていることができます。
中には直径が1~2センチ程度の緑色の果実と、赤か黄色の実のようなものが入っています。
緑色のものはカラマンシーというレモンです。
赤い実は小粒の唐辛子で、チリと呼びます。
どちらもこれが成熟したサイズの品種です。
小皿の使い方は?
この小皿に入っている具材にひと手間加えて、料理のたれとして使います。
どの料理に使用しても良いので、特にルールはありませんが、必要なものにディップして使います。
調理方法は以下の通りです。
①レモンを絞り果汁を小皿に入れる
まずカラマンシーには切れ目が入っているはずですので、レモンを絞る感じで中の果汁を小皿に押し出します。
②スプーンでチリをすりつぶす
※辛いのが苦手な人は②はスキップしてください。
チリは潰さなければ辛くありませんので、ご安心を。
辛くても平気な方はスプーンでチリをすりつぶします。
一粒でも激辛の時もありますが、3粒でも大して辛くないこともあります。
品質というか辛さはバラバラなので、確認しながら潰してみて下さい。
③テーブル上のしょうゆを小皿に入れる
これで完成です。
これが基本的な調味料になるんです。イメージで言えばギョウザのタレみたいなものを想像するとちょっと近いかもしれません。
お好みでどの料理を浸けて食べても大丈夫です。
カラマンシーもチリも基本的には無料ですので、もっと酸味や辛みが欲しかったらもらえます。
まとめ
ご紹介したものはマナーというほど厳格なものでは決してありませんので、そういうものなんだなと思ってフィリピンに来られたら意識してみて下さい。
意外と日本に帰ってからもフォークとスプーンの組み合わせがやめられない(便利で)という人もいると聞きますよ☆