害獣と言えば?
害虫と言えば最初に思いつくのはゴキブリかもしれませんね。フィリピンにもゴキブリはたくさんいます!
でも日本のゴキブリの場合と対処法は変わらないので知らなくても大丈夫でしょう。
ところで害獣と言えば何をイメージしますか?サルとか猪のような、畑の作物を奪う動物をイメージするかもしれません。
つまり住宅街ではあまり目にしないもの、という感覚です。
フィリピンではネズミが頻出!
ところがフィリピンに住んでみて自宅内でネズミに遭遇した経験が何度かあるので、注意点と対策をお伝えしたいと思います。
それは私が住んでいるアパートが古いからではないかと思われるかもしれませんが、それも正しいですが、最近ではAirB&Bなどでアパートに泊まる方もおられるでしょうからご参考になればと思います。
ドブネズミはどこから入ってくる?
フィリピンで排水溝の脇などを何気なく見ていると、太った大きな(体長20cm以上)ドブネズミが歩き回っているのをよく見かけます。
でも大きいので、よほど壁に大きな穴でも開いている部屋でもない限り、中に入ってくることは無いでしょう。
私のアパートはワンルームの狭い部屋で古いですが、壁はコンクリートでふさがっていますし、ドアの隙も間も非常に狭いものです。
ですから油断しておりました。
まさか部屋に入ってこれるとは。もちろん路上で見かけるほど大きくありませんでしたが、15cmほどでしょうか。
何度も侵入されました。
姿を見かけたこともありますし、米粒大ほどのフンだけ残されたこともありますし、石鹸がかじられて歯形がついていたこともあります。
さて皆さん密閉したこの部屋にどんな忍術を使って入ったか想像できますか?
正解は便器です。
まさかの排水管からさかのぼって来たんです。いや、ネズミ返しの水たまりがあるじゃないかと思うじゃないですか。
でもあの子たちは泳げるんですね。
私の気配に気づいて便器の中に飛び込む様子を何度も見かけました。
ちなみに私の部屋は1階です。
ドブネズミの対策
ということでドブネズミの対策です。
まずトイレのドアは常に閉めておきましょう。
留守の間に部屋の中まで入ってこられると思いっきり汚染されちゃいますので。
下水道のにおいですね。
漂白剤を買ってきて便器に流しましょう。
あの匂いが嫌いだそうで、数日は侵入して来なくなります。
これをしておかないと、便座に座るときなんだか怖くて落ち着かない時期がありました。
同じコンディションの部屋に泊まるときはちょっと気を付けて下さい。
トビネズミの侵入経路は?
続いてトビネズミです。こちらは多分泳げません。
そして非常に小さい子どもでした。
体長3㎝程度でしょうか。
さてどこから入って来たでしょうか?
正解は窓の小さな隙間でした。
直径1cm程度の網戸と窓の隙間から夜中に入ってきました。
しかもカーテンを伝って朝までには出ていくのも確認済み。
ゴキブリ程度しか入れないと思っていた隙間からネズミも侵入できるんですね。
新たな驚きでした。
トビネズミの対策
こちらは隙間を埋めるしか対策はありません。
数時間かけて追いかけまわして捕まえることはできましたが、旅行中にこれをやるのはさすがに気持ちが滅入ってしまうかと思います。
それにもし噛まれて何か菌が体に入ったら大変です。
部屋に到着したら窓の隙間、それから網戸の穴に注意し、空いていたら何かで塞ぎましょう!