新型コロナウイルスで世界中がパニック状態ですが、このウイルスに対しては新しいだけに色々な見解があり、危険という人もいれば偽パンデミックという人もいます。
イタリアやフランスで嘘パンデミックという話が浮上しましたが、ドイツでもついにこの嘘パンデミック説を主張する人が出てきてコロナ制限の緩和や経済再開などを訴えるデモが勃発しました。
そのひとつが8月1日のパンデミック解放デモですが、このデモについて今回は紹介します。
新型コロナウイルスの影響とデモ活動の目的
ドイツは新型コロナ対策として補助金などのサポートは割としっかり行えていましたが、飲食系・観光系・娯楽系などの業種は営業停止やイベント禁止などの経済自粛のような状態になりました。
そのような中、新型コロナ関連のニュースなどを聞くうちに自粛しても意味がないと気づき始めてデモが起こったと考えられます。
このデモの目的は、新型コロナ制限の緩和・経済活動の再開・コロナワクチン強制接種の反対などの目的で開催されました。
デモ行進の様子は⁉
デモ当日はブランデンブルグ門に朝11時くらいに集合し、その門がデモ行進のスタート地点でした。
デモ行進のコースはフリードリッヒストラッセという有名な通りやアレキサンダー広場などベルリン北東部分をメインに廻ってブランデンブルグ門あたりでお開きになりました。
行進中はマスクをしている人はおらず、ソーシャルディスタンスも保っていなかったため、その行動からもコロナウイルスでそれほど深刻になる必要はないと訴えているようでした。
また、道路がデモ参加者で埋め尽くされており、電車などの公共交通機関が機能しなくなったり、多くの道路で車やバイクなどが通れなくなったりするほど大規模なデモ活動となりました。
個人から団体まで幅広いデモ参加者が⁉
デモ開催前は50万人以上が参加すると言われていましたが、参加者はクラブ系の団体や医療系の団体などが多く、一般人の参加者もたくさんいました。手作りのプラカードなどでビルゲイツの批判をしたり、ワクチン反対のバッジやステッカーを配布したり、デモ行進中に音楽を流して参加者で歌ったり踊ったりなど、楽しい感じの平和なデモ活動でした。
デモ後の社会の変化
この8月1日のデモでベルリンにも少し変化があったようでした。ダンスイベントなどの娯楽イベントは基本的に禁止されていましたが、屋外を会場として行う場合は規制が緩和されたようで、トレプタワーパークでのダンスイベントはほぼ毎週行われるようになりました。
警察の見張りはあるようでしたが、行事自体を止めることはないため平和にイベントが行われていました。
さいごに
ドイツではこのようなパンデミック解放デモが行われましたが、デモ活動をしてからの社会の変化に対してもきちんと目を向けているようで、ドイツ住民の政治や社会への関心の強さには驚かされます。