キッチン付きのコンドミニアムやAir bnbなど、暮らすように旅をするスタイルが定着してきました。
利点は現地の人と同じ生活を体験できることと、食費を浮かせることができることではないでしょうか?
イタリアは世界屈指の食材の宝庫。
市場やスーパーで手に入る、日本に持ち帰れない美味しいを厳選しました。
ぜひ旅の食事の参考にしてください。
0.買い物前の事前知識「IGP」と「DOP」
旅先で買ったお土産が実はその地域で作られたものではなかったという経験はありませんか?
気付いた時のがっかり感はできれば味わいたくないものです。
イタリアをはじめEU域内ではその地域の食文化保護し、食品の品質・安全性及び生産者と消費者を守る2つの制度があります。
画像出典:https://bit.ly/2G6U87h
・IGP:「保護指定地域表示」と訳され、州など広い地域での特産品であること示します。(青色のマーク)
・DOP:「保護指定原産地表示」と訳され、IGPよりもさらに狭い町や村など、特定地域の特産品であることを示します。(赤色のマーク)
お買い物の際はこれらのマークが付いているかもチェックして頂けると、より地域の食文化に近づけるかと思います。
1.野菜&果物
バジルやルッコラなど、日本でも有名になってきたイタリア野菜。
2千5百万ha以上の農地があると言われているイタリアでは、様々な野菜や果物が栽培されています。
(日本の本州が約2千3百万ha)
種類も豊富で、同じ野菜でも4〜5種類、特定地域の品種を含めるとさらに多くの品種があるんですよ。
私がイタリアの市場で必ず探すのが、ラデッキオ!
紫色でレタスと似た食感ですが、葉には厚みがあってしっとりとした食感があるのが特徴です。
苦味がクセになる味で、サラダで食べるも良し、チーズやお肉と合わせて炒め物にしても美味しい食材です。
訪れた時(7月初旬)は桃が旬。
たくさんの種類から白桃(Pesche bianchi)を1ユーロ/kgで購入しました。
ズッキーニの花も旬の時期でした。天ぷらや、パスタに合わせて頂くと絶品です。
2.肉&魚
市場の精肉店では、そのお店で作ったサラミや生ハムなどスーパーでは手に入らないオリジナルの味に出会えます。
もちろん、フィオレンティーナに代表される牛肉等のお肉もチェックしてみてくださいね。
スーパーに行くと、生ハムがずらりと並んでいます。
大型店舗ではイタリア中の有名ブランドが揃っていることもあるので必見です。
注文は指差しでOK。欲しいグラム数だけイタリア語で伝えられるようにチャレンジしてみましょう!
魚に関しては日本の方が高品質…と思いますが、ムール貝(伊語ではコッツェ:Cozze)は絶品!
画像出典:https://bit.ly/3j30ym2
お店では高級品ですが、市場やスーパーでは4ユーロ/kg前後で手に入ります。
イタリアでは魚介類を買うとパセリを付けてくれるのでお忘れなく。
白ワイン蒸しにパセリのみじん切りを加えると文句なしの一品に仕上がりますよ。
3.チーズ
チーズも日本に持ち帰りが難しいので、ぜひイタリアで飽きるほど楽しんでください!
今回はエミリア・ロマーニャに滞在したので、名産でありイタリアチーズの王様と呼ばれるパルミジャーノ・レッジャーノを揃えるお店がありました。熟成期間によって値段が大きく異なり、このお店では最長60ヶ月のものまで取り扱っています。
値段に比例して、味わいも深くなります。
スーパーでもグラナパダーノDPOが山積みで売ってありました。
しかも割引。
量り売りコーナーの半端分がこのように割引になることも多いので必見です。
量り売り以外でもご覧の通りチーズが豊富なのはお国柄ですね。
まとめ
今回は市場やスーパーで買う食材をご紹介しましたが、焼きたてが一番美味しいピザ、その場でしか食べられないジェラート、持ち込みが厳しいアルコール類など、挙げればキリがないほどイタリアには現地で楽しみたいグルメが満載です。
イタリアにお越しの際はぜひおうちご飯も楽しんでくださいね。その際はIGP, DOPもお忘れなく。
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