年間を通しての気候
フィリピンは年中暑い!
フィリピン人はよく冗談で、フィリピンには3つの季節があると言います。
真面目にそうなの?と聞き返すと、”Hot(暑い), Hotter(より暑い), Hottest(超暑い)”と答えてきます(笑)つまり、年中暑いっていうことです。
年間の最高気温は30~33℃、最低気温は21~23℃で安定している
まじめにデータで見ますと、熱帯気候でここダバオでも年間の最高気温は30~33℃、最低気温は21~23℃と、年中安定した気温なので、暑さがよほど苦手でなければ過ごしやすいです。
と言うのは、一般に季節の変わり目にはどうしても体調を崩しやすいものですが、そういうリスクが日本に比べると小さいという意味で、です。
最初年配の人たちにはこの暑さはきついのではないかと思いましたが、この安定した気候を肌で実感すると、実際に日本から移住する年配の方が多いのも頷けます。
地元民の体感としては、
3-5月が「夏」で12-2月が「やや涼しい」
年間の平均気温データからは少しわかりにくいですが、自分自身の体感だけでなく地元の人たちの感覚では、3-5月が「夏」で特に暑く、12-2月がやや涼しく感じられます。
地元の人たちの中にはこの涼しい季節に裏地付きのパーカーを着る人もいて、よく見かけます。
さすがにちょっと日本人ではいないですが。
一日の中での天気と気温の変化
午後2時から4時ころに暑さのピーク
日本のように熱帯夜ということはありません。
日中の午後2時から4時ころに暑さのピークを迎えますが、朝晩は20℃台前半まで気温が落ちるからです。
なので、知り合いの日本人でも窓を開けて寝る人が多いです。
でも私はクーラー付けてふとんをかぶって寝ますけど(笑)
そんなわけで特に12-2月の涼しい季節には、窓を閉めて寝る人が多いと聞きます。
まぁ閉める窓がある家は、ですけど。
雨は夕方にスコールがさっと降る
雨の降り方ですが、どんな暑い日でも夕方にはスコールのような雨が降る日が多いです。
1時間ほどで止むようなちょっと強い雨です。
12-2月が雨季
ただ涼しい季節には、日本の梅雨のように朝からどんより曇るような日もあります。(毎日ではないです)
日本でそんな日があると気分も沈みがちになりますが、熱帯の地域では日差しを遮ってくれる雲はありがたい存在なので、逆に気分は少し上向きます。
台風
フィリピンは台風の大量生産地域です。
日本に上陸する台風も多くは「フィリピンの東で発生した台風○○号」などとニュースで言われますよね。
ですのでエリアによっては、頻繁に台風の被害が発生しています。
被害の大きなものでは、2013年11月の台風30号(ハイエン)ではフィリピン中部で6000人以上の方が亡くなりました。
最近でも2019年12月末に台風29号(ファンフォン)がやはりフィリピン中部を直撃して28人以上の方が亡くなっています。
ダバオは台風が少ない地域?
しかし、このダバオには台風は来ません。
少なくともここ5年間、台風の接近で少し風の強い日というのはあったものの、直撃は一度もありませんでした。
学問的なことは分かりませんが、北緯7度という赤道への近さのためだという意見を聞いたことがあります。
理由はともかく、台風の直撃が歴史的に少ないため、道路沿いには細い鉄骨だけの巨大な看板がいくつも見受けられます。
風が来れば凧のように飛んでいきそうなこの看板は、台風が頻繁に来るエリアではありえない華奢な作りですが、それでも問題ないのは台風が上陸してこないという地元の安心感の表れかもしれません。