フィリピンのトイレで注意すべきことは?
突然ですが、この写真はフィリピンのとあるショッピングモールのトイレの男性用トイレ(個室)の写真です。
この時、あなたが一番気を付けなければいけないことは何でしょう?
正解は、紙を流してはいけないということです。
これはきっとフィリピンに限ったことではないと思いますが、排水用の配管が細いことと、水に溶けやすいティッシュが十分普及していないため、使用済みの紙を捨てるゴミ箱が個室に置かれているんです。
これ、入ったときは、「流しちゃいけない。ゴミ箱に入れなきゃ。」って自分に言い聞かせて、ちゃんと覚えているんです。
でもいざ紙を使い終わった瞬間、解放感もあってか、これまで日本で30年間ルーティーンでしてきた通り、手が勝手に紙を便器の中にリリースしがちなんですね。
そしてレバーを押して流そうとする瞬間、自分の過ちに気づくのです。。。
運よくタンクの水圧が高めだったりするとなんとか流し切ってくれたこともありますが、そうでなければ普通に詰まって逆流してくることになります(経験済み)。
皆さんもくれぐれもご注意ください。
油断した時が危ないんです!
ちなみにタンクがなくて本当に便器だけのトイレもあるんです。
その時はきっと脇に置いてあるバケツと手桶を使って何度も水を便器内に流し込んでください。
5回くらいやればたいてい流れていきます。
洋式便器で和式?
ところでフィリピンでは便座のないトイレもよくあるんです。
日本では便座と便器なんてセットだと思っていましたが、日本の常識は世界の非常識?
では第2問です。
便座のない便器でどうやって用を足すのでしょう?
その答えは便器のふちに靴跡があったりするので分かります。
便座を全て跳ね上げた状態をイメージしてください。
そしてその便器の左右のふちに足をのせるのです。
これはある意味では和式ですよね?
頭が柔らかいというか。
そしておそらくこれが便座のない便器が多い理由だと私はにらんでいます。
新しいショッピングモールのトイレには便座があるんです。
でもやがて一つ二つと壊れて便座が撤去されていきます。
つまりみんなが便座の有無にかかわらずそこに靴で乗って、和式化するものだから壊れていくわけですね。
(日本の便座より柔らかく薄いプラスチックなのでとても壊れやすい)
でも日本人の皆さんには私はお勧めしません。
私もやってみようとしましたが便器の上って滑りやすいので危ないんですよね。
座らないで空気椅子方式でやる人もけっこういるようですが、私はそんなにタフではないので耐えられません。
ティッシュにアルコールを大量に染み込ませて何度か便器を拭いて座る荒業を押し通しています。
でも気を付けて下さい。便器って幅が広いので、普通に座ろうとするとそのまま中に。。。
あくまで前かがみで前縁に少し体重をかける程度でバランスをとってください。
シャワーがない時は電熱器
南の島国ですから、ゆっくりお風呂につかるイメージはきっと皆さんもないと思います。
私もマニラやセブの一部のホテルでしかバスタブにつかったことはありません。
ですので、民泊などではもっとバスタブに会える確率は低いと思います。
そしてシャワーですが、お湯が出るとも限りません。
でも外は暑いので水でも逆に気持ちよかったりします。
ところでたまにシャワーがないパターンがあります。
その場合、大きめの桶と、電熱器が用意されていることが多いと思います。
これは水をためて電熱器を水に入れてコンセントに挿せば、15-30分ほどでちょうどいいお湯ができあがります。
朝は水風呂がきついこともあるので、ぜひ電熱器を活用しましょう。
ここで一つ注意!
この電熱器は、超シンプルに熱線で水を温めるだけの簡易装置です。
そのためお湯の温度を確認しようと指を水につけると感電します。
死にはしませんけど、電圧200Vのためか、かなり強めのビリビリを経験することになります。
手桶で救ったお湯を触るか、桶の外側から触るなどして温度を確認しましょう。