連日のように新型コロナウィルスの報道がテレビで騒がれている今、こちらドイツでも人々が感染に対して特に敏感になっていると感じます。
そんな今回はドイツで手に入れられる除菌グッズや旅をする上で気を付けたいことをお知らせします。
ドイツにおけるコロナウィルスの発生状況
ドイツ連邦保険省(Bundesministerium für Gesundheit )によると、2020年2月28日午前9時点でのコロナウィルスの感染者は48名、その中にはすでに健康になって退院した方も含まれているそうです。
隣国イタリアでの感染者の急増を受け、ドイツでもコロナウィルス対策の強化がされるようになってきています。
入国時に空港で書類の記入が必要に
日本からの渡航者もドイツに入国する際に「Aussteigekarte」というカードの記入が必要になりました。
同じ飛行機の搭乗者の中に感染者がいた場合、いち早く連絡をうけるためにも、パスポート情報、滞在先のホテル、携帯を持参している場合は携帯番号などを記入しましょう。
携帯すべき除菌アイテム!
そもそもこちらの人はマスクをしない
欧米諸国の人たちはマスクをしない、と言われていますが、これは本当。
咳をしている人でもマスクをしないので、ドイツに来た当初は驚きました。この国ではそれが当たり前。
今後状況が変わり、マスクをつけることが普通になるかもしれませんが、今マスクをして外に出たら重病人の扱いを受けてしまいます。
私はドイツ在住8年になりますが、薬局やドラッグストアではマスクを見かけることはありませんでした。
しかし、ここ最近では近くのスーパーではマスクを販売するところも出てきています。
店頭では適正価格で出回っているようですが、日本よりは高価で5枚で3ユーロ程度、ホテルの室内で使う場合は日本から持参したほうがよさそうです。
除菌ジェル(Desinfektion Handgel)
観光中にはバスや電車の手すりにつかまったりドアの開閉のためにドアノブを触ったり、たくさんの人が触れる場所に触らなければなりません。
ドイツで売られている除菌ジェルは日本のもの同様、手に刷り込むタイプで小さい携帯用が販売されていますが、カモミールなどの香りがついたものもあります。
除菌シート(Desinfektions-Tücher)、除菌スプレー(Desinfektions-Spray)
公共施設のトイレの便座やホテルでの除菌など、シートタイプの除菌シートやスプレーは重宝しますよね。
テーブルやドアノブだけの強力な除菌スプレーもありますが、「für Hände」と書かれている場合は手にも使えるものなので、こちらで手の除菌も可能です。
液体だと機内乗り込みの際に厄介なので、シートタイプをオススメします。
店舗によっては品薄のところも
店舗によっては除菌グッズやハンドソープ、ティッシュなどが品薄の所も出てきています。
日本でなるべく調達してきて、不足してきたものをこちらで補うほうがよいですね。
アジア人に対する偏見は?
私の生活圏内で息子が学校でいつも意地悪をしてくる上級生に「コロナウィルス!!」とからかわれたそうです。
今の時期は多くの人が他人、特にアジア人に対してピリピリしています。
特に夜は酔っ払いの人が多いような場所は避け、出歩かないようにしましょう。
まとめ
インフルエンザなども含め、感染症が流行る時期です。
旅行先でも手洗い、うがいを徹底するようにしましょう。
また、旅先でコロナウィルスを疑うような体調不良を感じた際は保健所(Gesundheitsamt)に連絡することが良いそうですが、言葉がわからない場合はお近くの大使館、領事館に連絡して指示に従うようにしてください。