みなさんは、日本の結婚式に出席したことはあるでしょうか?
最近ですと、教会で誓いを立ててから披露宴会場に移動をして、両家ご家族と友人が参列する披露宴を開く方が多いかと思います。
では、海外の結婚式に参加したことはありますでしょうか?
今回は、私が特別に招待されて参加した、「ベトナムの結婚式」について解説していきたいと思います。
披露宴会場は野外で、数回開催する!
ベトナムでは、披露宴は大きく分けて2回行います。
というのも、新郎側主催での1回と新婦側主催の1回の計2回です。
新郎側が主催の際は、会場設営費からお食事代まで全て新郎側が負担します。
さらに、披露宴は主催側の家の庭で行われることが多いです。
新婦側主催の際も同様で、新婦の実家の庭で披露宴が行われます。
しかし、家の庭で行うことから一度にすべての招待客を収容できないという問題が生じます。
そこで、時間帯を分けて一日に何度も披露宴を行なっているのです。
披露宴と言っても、簡単な封筒に入れた祝儀を渡して、記念写真を撮り、テーブルで食事をとるだけなので、長くて2時間程度です。
この2時間のサイクルを一日に何度も回していきます。新郎新婦の立場になって考えると、かなり疲れそうですよね。
野外で行われる披露宴ですが、式場はきれいに装飾されています。
まるで飲み会の2次会のような騒がしさ
こちらも披露宴の様子です。
ベトナムの披露宴の雰囲気は、端的に説明をすると日本でいう飲み会の2次会「カラオケ」に近いものがあります。
日本でも披露宴の余興として、友人らによるダンスなどが披露されますが、ベトナムでは独唱がひたすら続きます。
歌う方が入れ替わる合間も音楽は鳴り響いたままですが、そのちょっとした時間に新郎新婦へのメッセージが送られます。
基本的に、カラオケがメインなのです。
さらに、そのマイクや歌の音量はとても大きく、ご近所にも鳴り響くほどです。
ご近所迷惑にはならないのか、と不安に思いましたが、大きな音楽を流して盛り上がることで、幸せな結婚式をアピールし、地域全体から祝ってもらうそうです。
もちろん、仕事場の同僚一同でダンスを披露することもありました。
服装は結構カジュアルで、白い服を着ても良い
ベトナムの披露宴での服装は決まりがありません。
いつもの普段着よりもすこし品のある白や黒のワンピース、ノースリーブスを着ている方が多い印象です。
また、日本では新婦の白いウエディングドレスと被らないように、白い服装は避けられていますが、ベトナムの女性陣はあまり気にしていない様子で、白のTシャツを着ている方も見かけられました。
また初めに紹介した通り、披露宴は一日に何度も行われるため、参加者がそろった時点でテーブルごとに乾杯が行われます。
乾杯時の飲み物はミネラルウオーターや炭酸飲料、ビールがありました。
最後に
海外で結婚式に参加する機会はあまりないかと思いますが、招待された際はぜひ日本との違いを探してみるのも面白いですね。