ウーティはどんなところ?
紅茶で有名なニルギリ山脈にあるウーティ。
標高2,240mの高地にあり、南インドでは人気の避暑地として有名です。
南インドは本来コーヒーの産地として知られていますが、イギリス統治時代に紅茶栽培がニルギリ山脈にもたらされ、ウーティには紅茶畑が多数広がっています。
世界遺産に登録されているニルギリ山岳鉄道(通称トイトレイン)の到着駅があり、年中観光客が訪れます。
南インドではハネムーン地としても人気が高く、インド人観光客が多めです。
宿泊は街から少し離れたところがおすすめ
バスターミナルやウーティ駅のある街の中心部は、インドの各街と同様、ごみごみとしており、人や交通も多いため、街から少し離れたところに泊まるのがおすすめです。
ウーティは小さな街で、街から数キロ離れただけで、静かで自然豊かな緑や丘陵、紅茶畑が広がっています。
1泊2千円前後で宿泊できるお手頃価格なB&B、ホームステイ、ブティックホテルが多数あります。
ご予算がある方にはClub MahindraやSavoy、Fortune Retreats等の4ツ星以上のホテルがおすすめ。
緑に囲まれ、街の喧騒から離れた素敵なリゾートです。
ニルギリ山脈鉄道
メトゥパラヤム(Mettupalayam)とウーティ(駅名はUdagamandalam)間を汽車が走っています。
山岳間をまったり走るため、しかも車内は結構キツキツで座るため乗り心地があまりよくないため、ちょこっとお試ししたい方には途中のクヌール(Coonoor)とウーティ間だけ乗るのが個人的にはおすすめ。
歴史ある機関車がえっちらおっちらと頑張って登る、クヌール発ウーティ行きがライドのだいご味かと思います。
山岳鉄道の乗り方
他のインドの列車同様、オンラインで切符を購入できます。
ただ、オンラインで買える切符は一等車とに二等車のみのようで、座席数が少なくすぎに売り切れてしまいます。
ただ、現地の駅でも当日や翌日のチケット直接購入が可能です。
小さな街のため、駅の切符購入口の列も少なめ。
切符さえ手に入れば、駅のホームで汽車の到着を待つのみです。
クヌール駅の様子。
デリーやムンバイの駅と比較すると非常にきれいです。
なお、ウーティの街からクヌール駅までは約18㎞です。
歩くのが大好きだった私は山道を4時間ほどかけて歩きました。
車道に沿って、ひたすら歩くのみで、交通もあまりなく、けっこう快適なお散歩です。
ローカルバスや、オートリキシャ、チャーターした車でのもちろん移動可能。
道中のカフェThe Culinariumもおすすめ
クヌールまでの道中にあるThe Culinariumといカフェが、インドとは思えないほどクオリティが高く、機会があればぜひ立ち寄っていただきたいです。
インド歴8年の筆者はインド各地のカフェを堪能しましたが、ここは1位、2位をあらそうレベルです。
店内の雰囲気もお料理もデザートも最高。
まとめ
ニルギリ山脈鉄道以外に大きな目玉がない街ではありますが、緑豊かな南インドの自然を堪能するのにぴったりの街です。
(泊まる場所によるので、宿の選定は慎重に!)