広いメキシコの中でも先住民族が多く残っている場所がオアハカ州です。
その州都であるオアハカ市には、先住民族が脈々と受け継いでいる文化が数多く残り、メキシコを代表する観光地ともなっています。
メキシコシティからバスで6時間、飛行機で1時間程度で行くことができる観光地「オアハカ」の見どころ5選を紹介します。
1.オアハカ歴史地区(ソカロ周辺)
オアハカの見どころ1つ目は、街の中心ソカロからサントドミンゴ教会にかけての歴史エリアです。
このエリアは世界遺産にも指定されている場所で、ヨーロッパから入ってきた文化がそのまま残っています。
荘厳な印象のサントドミンゴ教会も見どころの1つですが、もう1つ面白いのがお店めぐりです。
メインの「マセドニオ・アルカラ通り」にはたくさんのお店が並んでおり、荘園的な家造りになっています。
このため、入り口は狭いのですが、中に入ると中庭を中心としてお店が囲むようにできています。
オアハカの民芸品を扱っているお店、カフェ、レストランなどがあるので、ゆっくりと巡ってみるのも楽しいです。
2.ベニートファレス市場
ソカロの南西に位置している常設の市場で、食料品から日用品まで様々なものがあります。
オアハカの特産品であるカカオを使ったチョコレートやオアハカチーズなどを購入したい場合にはここがおすすめです。
オアハカ名物のお酒「メスカル」もこの市場内で販売されています。試飲しながら楽しむことも可能です。
日本人に人気の高いカゴバックも市場で売られており、街中のセレクトショップに比べるとやや品質は落ちるものの安く購入できます。
▶ベニートファレス市場
住所:Las Casas S/N, OAX_RE_BENITO JUAREZ, Centro, 68000 Oaxaca de Juárez, Oax., メキシコ
3.モンテ・アルバン遺跡
オアハカの中心部から西に10km、タクシーを利用すると20分程度で到着できるのがモンテ・アルバン遺跡です。
紀元前500年ほど前から始まったサポテコ族を中心とする民族の遺跡で、マヤ文明の発展する前の話になります。
マヤ文明が発展する前から高度な文明を持っていた民族として知られており、中央のピラミッドには登ることもできます。
遺跡からはオアハカの街を一望することもできます。
▶モンテ・アルバン遺跡
住所:Ignacio Bernal S/N, San Pedro Ixtlahuaca, Oax., メキシコ
4.オアハカ料理
オアハカで楽しんでほしいものが、この地に昔から根づいている食事です。
特にカカオの産地として知られており、カカオを使ったチョコレートドリンク(チョコラテ・オアハケーニョ)やカカオをソースとして使ったモレなどがおすすめです。
また、メキシコ全土で食べることができるオアハカチーズもこの地が生産地です。
ベニートファレス市場には、その場でオアハカチーズを作っている工場もあり、できたての新鮮なチーズを持ち帰りすることができます。
レストランが密集しているのはソカロの周辺エリアで、夜遅くまで空いているおしゃれなお店が多いです。
マリアッチの曲を聞きながら、メスカルを飲み、オアハカ料理を堪能するのもとても楽しいですよ。
5.ゲラゲッツア祭り
毎年7月の後半に開催されるオアハカ一番のお祭りが「ゲラゲッツア祭り」です。
ラテンアメリカを代表する民族舞踊の祭典で、メキシコの中でも選ばれたダンスチームが5日間にわたって踊り明かします。
いくつかの場所で行われますが、メイン会場になるのが一万人以上を収容することができるオアハカの街の郊外にある「フォルテンの丘」です。
これに合わせて、オアハカには周辺の街から人が集まり、民芸品のイベントやメスカルを集めたフェアなどが行われます。
この時期に街を訪れる人は外国人観光客も合わせて数万人以上となるため、航空便も高速バスも非常に混雑します。
ホテルも予約が入りにくくなり、価格も上昇するので、ゲラゲッツアを見に行きたいのであれば、入念な準備が必要になります。
まとめ
いかがでしたか。メキシコの中でも先住民族の文化が残るオアハカについて紹介しました。
近代的なメキシコシィと比べると雰囲気が全く異なり、いわゆるメキシコらしい文化を体験することができる場所と言えます。
ビーチリゾートを楽しむことができるカンクンとは性格の異なる地域で、メキシコ文化を感じたいのであればおすすめです。
メキシコの民芸品やアクセサリー、雑貨が好きな女性であればぜひ行ってみてください。