インド本土から1,200km、320以上の島々がインド洋に連なる「アンダマン諸島」。
近年はインド人の新婚旅行地としても人気のアンダマン諸島。
アンダマン諸島までのアクセスはこちらをチェック↓
多くの人はアンダマン一のリゾート地で美しいビーチがあるハブロック島に滞在しますが、筆者は喧騒が嫌いで、子連れのため夜までバーで飲み明かすこともできないため、のんびりと過ごせる「ニール島」に滞在しました。
結果は大正解!
ニール島の魅力を徹底解説いたします。
あぁまた行きたい。。
完全にアンダマンロスです。
ニール島とは
正式名称はShaseed Dweepですが、以前の名称のまま「ニール島(Neil Island)」と今でも呼ばれることが多い、アンダマン諸島の島の一つ。
ポートブレアからフェリーで約1.5時間、面積は13.7㎢のこじんまりとした島です。
豊かな土壌で農業が盛んでもあるため、「アンダマン諸島のベジタブルボール」とも呼ばれています。
フェリーを降りると美しい海に続く長い桟橋。着いた瞬間からテンションが上がります。
フェリーから降りる人とピストン輸送のフェリーに乗り込む人たちの列。
写真じゃわかりにくいですが、フェリー乗り場なのに海が住んでて非常にきれい。
デジタルデトックスに最適の場所
ニール島のネット事情
ポートブレアではインターネットは3Gが基本的につながり、市内ホテルのWifiはそこそこ早いですが、ニール島はアンダマンのSIMカードを持っていない限り、ほぼつながりません。
インド国内のSIMでもインターネット接続はほぼ不可能です。
島内には政府系電力会社BSNLのWifiタワーが1本あるのみなので、ホテル内のWifiも非常に遅いか、接続できないかのいずれかです。
ニール島に行って気づいたのが、インターネットがつながらないとケータイってほぼ使う機会がないこと。
写真を撮るときぐらいしか使用しないので、ケータイの充電の持ちが非常に良かったあげく、SNSなど全く開けることもなく、ニール島での体験に全力投球することができ、大変有意義な休暇となりました。
仕事のメールも確認することなく(というか確認できない)、デジタルデトックスの大切さと素晴らしさに気づくことができました。
島での移動手段
フェリー乗り場からホテル・リゾートへの移動はホテルに事前予約したタクシーまたは、乗り場付近でたむろしているオートで移動が可能です。
その他の移動は徒歩(自然が多く散歩が楽しい)、レンタルサイクル(古―いママチャリ)、レンタルスクーター(原付バイク)。
レンタル業者は各地で見かけましたし、ホテルでもレンタル可能なので、借りるのは問題ないです。
リゾートと隣接するビーチでゆっくりするだけなので、移動することはあまりなかったのですが、好きな時に好きなビーチに行きたかったので、筆者はスクーターを3日間借りておきました。
料金は24時間で500Rs(約700円)でした。
ちなみに島の端から端まで原付バイクで約20分。
1本道ばかりで、分かれ道は島内に数カ所しかないため、1日で全ての道を把握しました。
ネール島の見所
➀ラクシャマンプール・ビーチ(Laxmanpur beach)
通称サンセットビーチ。
白浜が続き、一面に澄んだ青い広々とした海を見渡せ、アンダマン諸島で最も美しいビーチの一つとされています。
夕方4時半ごろからサンセットを見るため、多くの観光客が訪れます。
夕方は非常ににぎわったビーチですが、早朝はほとんどの人がサンライズビーチを訪問するため、意外と穴場です。
息子は朝の6時から白浜を独占して、砂遊びに興じていました。
ところどころに趣のある大きな流木がビーチにあります。
➁ナチュラル・ブリッジ(Howrah Brifdge)
現地ではハウラ・ブリッジ(Howrah Brifdge)とも呼ばるこの場所は、岩盤が打ち寄せる波に浸食され、壮大な景観を作っています。
満潮時は歩くことができないため、干潮時に訪問する必要があります。
岩の合間の水たまりには海の生物がたくさん住んでおり、ネール島で唯一「ガイドを付けないか?」と営業される場所でもあります。
近くでガイドの説明を盗み聞きしてると、たしかに魚やヒトデ、カニ、死んだサンゴ礁などを見れるスポットをご存知なので、海の生物に興味がある方はガイドつけるのもありです。
ガイドさんが海藻の説明をインド人観光客にする際、「世界ではこの海藻を食べる人種もいるらしいです」と言ってるのを聞き、吹き出しそうになりました。心の中では「私は海苔やワカメを食べる人種ですが、何か?」。
足元が濡れて滑りやすいのでご注意を。怪我人続出なのか、ここのお土産屋ではバンドエイドが多数売られてます。
➂シタプル・ビーチ(Sitapur Beach)
通称サンライズビーチ。島の一番東にあるビーチです。
ビーチの近くにはカフェやホテルが多数並び、日の出を見るため、朝が一番にぎわいます。
ヨガ愛好者が多数訪れることでも知られています。
太陽を拝みながらスーラ・ナマスカーラ(太陽礼拝)できるなんて、最高ですよね。
ただし、満潮時はビーチ一面が海になるので、朝のビーチはけっこう湿っています。
バラトプル・ビーチ(Bharatpur Beach)
ビーチ沿いにはレストランやカフェ、お土産屋が立ち並び、一番にぎわっているビーチです。
ジェットスキーやバナナボート、グラスボート等のウォータースポーツを楽しむことができます。
海も澄んでおり、浅瀬が広く、ビーチ遊びにも適してますが、ボートが多く停留しているため、ビーチの入り口あたりはボート留めのロープだらけです。
最後に
アンダマン諸島は直轄地域のため、アルコールにかかる税事態は低く、ポンディチェリのようにお酒が安いのですが、リゾートでのお酒は非常に高いのが残念です。
リゾートでのビールは1杯500Rs(約700円)はします。
友人グループでワイワイガヤガヤしたい場合は、酒屋でお酒を購入するのもありです。
ちなみにニール島の酒屋さんは、フェリー乗り場から1㎞ほどのところに1件あるのみです。
月の最後の日は(地元の人が給料日後にお酒に給料を全部つぎこまないように)閉まってますのでご注意ください。
ゆっくりと流れる時間を楽しみたい方には、ニール島は最適です。次回はハブロック島に行こうと思ってますのでまたレポートします!
|