カナダの街並みといえば、アメリカに近いようなイメージを多くの人が持っていると思います。
バンクーバーやトロントなど有名な都市は近代的でありイメージ通りですが、カナダには「北米のパリ」と呼ばれる中世ヨーロッパのような街並みをもったケベックシティがあるのをご存知でしょうか?
今回は、まだ日本人観光客の少ないケベックシティの魅力についてご紹介します。
「北米のパリ」と呼ばれるわけは?
ケベックシティはカナダ東部にあるケベック州の州都です。
州の名前と都市の名前が一緒なのでなんとも紛らわしいですね。
ケベックシティでまず知っておきたいのは、住民がフランス語を話すということです。
「カナダは英語でしょ?!」との声が聞こえてきそうが、実は国としての公用語は英語・フランス語の2つとなっています。
ケベック州では歴史的背景から現在でもフランス語を使用しており、英語を話せない人も多くいます。
フランスのような街並みもさることながら、根付いている文化もあいまってパリの雰囲気を作り出しているのですね。
お城のような5つ星高級ホテル「シャトー・フロンテナック」
ガイドブックやインターネットなど何処を見ても「ケベックシティといえばこの建物!」というほど有名な建物です。
一見とても豪華絢爛なお城に見えますが、日常的に営業している5つ星ホテルです。
今までに各国の皇室や政界の人物、世界的に有名なミュージシャンや俳優など著名人が数多く泊まってきました。
宿泊するには少々ハードルが高いですが、外観の美しさを眺めるだけでもかなり満足感が得られると思います。
ホテル内部が気になる方は見学ツアーも組まれているので参加してみてくださいね。
可愛らしい街並みはおとぎ話のようでうっとり
主な見どころが詰まっている旧市街はこじんまりとしているので、街中を散策しながらのんびり歩くことをお勧めします。
冬の時期に訪れるとより一層おとぎ話の雰囲気があります。
日中でもマイナスを超えるくらい寒いので雪はそこまで多くありません。
寒いときはあたたかいカフェに避難するのが吉です。
ケベックシティを旅行するときの注意点
ケベックシティは城塞都市であり、アッパータウンとロウワータウンのエリアに分かれています。
主な観光場所がある旧市街には坂が多く、観光のほとんどは徒歩になるため歩きやすい靴をおすすめします。
また、最初に記した通りケベックシティにはフランス語しか話せない人も多いです。
観光で使いそうな言葉をフランス語で調べておくと、旅がより一層楽しくなりそうですね。
観光客だけでなく地元民にも愛されるケベックシティで、フレンチカナダをぜひ満喫してください。