北ドイツの港町、ハンブルクをご存知でしょうか。
「名前は聞いたことがあるけれど、どんな街かは分からない」という方が多いかも知れませんね。
現在、新たな観光地として北ドイツの人気は急上昇中!
中でもハンブルクは2019年にヨーロッパで「今一番行きたい観光地 第一位」に選出されるなど、とってもホットな街です。
そんなハンブルクに、世界中から140万人もの観光客が訪れるイベントがあります。
その名も「港の生誕祭」(Hafengeburtstag)
2020年に831歳を迎えるハンブルクの港は毎年多くの観客とともに誕生日をお祝いするのです。
船好きにはたまらない!大小さまざまな船が大集結
毎年5月上旬の週末に開かれるこのお祭り。
会場となるハンブルク港は、海の港ではなく、エルベ川という川の港です。
川というと小さい規模をイメージしがちですが、ドイツ最大の港であり、なんと、ヨーロッパの港の中でロッテルダムに次いで第二位の規模を誇るのです。
ドイツ人には「父なるライン、母なるエルベ」と言われるほど、昔から重要な役割を果たしてきたエルベ川。
ここに港の生誕祭を目指して世界中から300以上の船が集結し、パレードを行います。
ヨットや帆船から蒸気船、豪華客船までこんなに多彩な船を一度に鑑賞できる機会もなかなかないでしょう。
本格的なカメラを持参して無心でシャッターを切る人も大勢います。
大人から子供までみんなで楽しめるイベント
お祭りの期間中は、船のパレード以外にも見どころがたくさんあります。
川沿いには屋台が立ち並び、ちょっとしたクリスマスマーケットのようににぎやかです。
あちこちに設置された仮設ステージでは多彩なライブ演奏が行われます。
移動遊園地のように観覧車などのアトラクションも登場します。
船内を公開している船もあります。
この機会にいろいろな船の中を見学してみるのも面白いです。
まさに、老若男女、誰もが楽しめるイベントと言えます。
どこで見られるの?アクセス方法
地下鉄U3、都市近郊電車S1、S2、S3のLandungsbrüken駅で下車してください。
中央駅からはいずれの路線も利用可能で、10分ほどで到着します。
駅を降りるとすぐに目の前に港の風景が広がります。
開催時期は5月ですが、水辺なので風もあり、意外と肌寒く感じます。
ゆっくりとパレードを楽しむためにも、防寒対策は万全にしていきましょう。
また、かなりの人混みになりますので、スリにも充分注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
2020年の港の生誕祭は残念ながらコロナウイルス対策により中止が決定していますが、来年以降に北ドイツ観光を希望される方は、お目当てのイベントに加えてみてくださいね。