台湾旅行で人気があるのは台北ですが、何度も台湾を訪れたことがある人は、台南や他の都市にもいってみたいと思われるかもしれませんね。
台北は聞いたことがあるけれど台南はみどころがあるのか気になりますね。
では実際に台南で有名なグルメをご紹介したいと思います。
ものによっては台南でしか食べられないものもあるのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ここではグルメだけでなく、デザートも一緒にご紹介したいと思います。
1、「閒情鍋燒意麵」
30年の歴史を持つ「閒情鍋燒意麵」は台南にきたなら必ず行ってみてください。
有名なのは意麵(イーミエン)です。
もちろん台北にも意麵と言われるものはありますが、台南の意麵は台北や台中などとは違ったものなんですよ。
実は台南名物ともいわれている意麵は、低温でじっくりあげている麺なんです。
そのため硬くはないのにさくさくした仕上がりになっています。
また麺の上にフランスパンが数切れ乗っていて、スープを吸わせて食べます。
一人用の圧窯を使って作られる鍋焼き麺で最後まで熱々のまま食べることができますよ。
台南の人たちはこれを朝ごはん代わりに食べることが多いそうです。
味付けは砂糖を多めに使っているようで甘く感じるかもしれません。
お値段は一杯60元ととても安いですよ。
台南の人たちのように朝食に意麵を食べてみるのはいかがでしょうか?
閒情鍋燒意麵
住所:台南市南區金華路二段57巷97號
営業時間:6:30-18:00
2、「文章 牛肉湯」
「牛肉湯」とはいったい何?と思われたかもしれませんね。
これは薄くスライスした生の牛肉に熱々のスープをかけた状態で提供されます。
見た目は牛肉がほんのりピンク色になった状態で出てくるので、もし牛肉の鮮度が悪ければできないメニューです。
そのため牛肉湯は台北ではなかなか提供できないメニューなので、この牛肉湯だけを食べるために台南に来られる人もいるようですよ。
味は素材の味を活かしたシンプルな味付けであっさりいただくことができました。
日本人の口に合った優しい味付けだなと思いました。
文章 牛肉湯
住所:台南市安平區安平路300號
営業時間:月曜日20:00から火曜日10:00まではお休みで、それ以外は24時間営業を行っています。
3、「南泉氷菓室」
このお店は2017年にオープンした有名なかき氷店です。
ユニークなのがフルーツを器に使ったかき氷です。
すいかやパイナップルをくりぬいてそこにかき氷をのせ、それらのフルーツも一緒に盛り付けて提供されるので、インスタ映えすると大人気のお店です。
残念ながらこの日は限定品が売り切れている上に、マンゴーも品切れといわれてしまい、泣く泣くミックス果物かき氷(100元)にプリン(20元)をプラス、タロイモミルクかき氷を注文しました。
なかなか台南にくる機会がないのにメインのかき氷が食べられなくてとても残念でしたが、
かき氷は予想以上に量が多く、フルーツも盛りだくさんで、一人では食べきれないくらいの量がありました。
しかもどれも新鮮なフルーツが使用されているので、最後までおいしく食べることができましたよ。
また台北に比べてどれも安い値段設定になっているので、いろんな味をシェアしながら食べるのもいいですね。
場所は台南の駅から少し離れていますが、足を伸ばす価値はあると思います。
可能であれば、お気に入りのメニューがあるかどうかを事前に電話などで確認してから来店することをおすすめします。
南泉氷菓室
住所:台南市安平區安平路270號
営業時間:月曜日~金曜日まで12:00-21:30、土、日は12:00-22:00です。
預約電話番号:(06)350-6666
4、朝ごはんに「京華虱目魚」
朝食にサバヒーはいかがでしょうか?
サバヒーってなに?得体の知れない生き物?と思うかもしれませんが、実はこれ東南アジアではポピュラーな魚で、日常の食卓によく登場する魚です。
中国語でサバヒーを虱目魚と書きます。
台湾の中でも特に台南はサバヒー粥(虱目魚肚粥)が有名です。
台南の人たちはこのお粥を朝食として食べています。味は薄味でサバヒー自体とても淡白な魚なので、日本人にもなじみやすいと思います。
サバヒー粥は、頭を取り小骨を抜いたサバヒーの身を白飯にのせ、これに煎った小粒のカキと生姜や葱などの薬味を一緒に、煮込んだとろみのあるスープをかけ、最後に刻み葱や海苔を乗せて食べます。
サバヒーは鮮度が命なので、大体どのお店でも水揚げされた直後の午前中だけの販売になります。
台南でしか食べることができない一品だと思うので、お昼までに来店してぜひ食べてみてくださいね。
京華虱目魚
住所:台南市金華路一段523號
営業時間:午前5時半~13:00
5、「度小月」
台湾人に「度小月」といえば、本場台南の擔仔麵という答えが返ってくるくらい有名なお店です。
このお店は台南に行ったなら必ず立ち寄って欲しい擔仔麵本店です。
店内はいつもお客さんが多く混雑していますが、店内は清潔で衛生面でも安心できると思います。
擔仔麵は1杯50元と安いですが、小ぶりの器で出てきます。
人によっては三口で食べきってしまうかもしれません。
そのため空腹時に立ち寄ると、かなり物足りなく感じるかもしれませんが、ここは食べ歩きと考えて控えめに食べましょう。
なんといってもおいしいのが擔仔麵です。何度も継ぎ足されて伝統の味を守っていることがわかるタレは圧巻です。
また、擔仔麵と一緒に食べていただきたいのが、XO醬を使った水蓮。
しゃきしゃきした歯ごたえで食べだしたらとまらなくなります。
一皿120元ととてもリーズナブルですよ。
度小月
住所:台南市中西區中正路101號(旗艦店)
営業時間:10:50–21:30
6、「矮仔成蝦仁飯」
台南は安平港という港があり、いろんな種類の魚介が水揚げされています。
そのためどの海鮮もとても新鮮で、おいしく感じると思いますよ。
なかでも海鮮好きな人にはぜひ食べてほしいのは「矮仔成蝦仁飯」のえびチャーハン(蝦仁飯)です。
「矮仔成蝦仁飯」は1922年に創業し、伝統の味を守っています。かなり人気店なのでこのお店に行くときは行列覚悟で行くようにしてください。
このお店の蝦仁飯はとても独特な作り方をしています。
まず毎朝丁寧にえびのした処理をし、味付けします。
出汁、醤油、砂糖でベースのスープを作りその中にご飯を入れてまるで雑炊を作る要領でご飯に味をつけ、徐々に炒めて、最後にえびを乗せて完成です。
蝦仁飯1杯50元のほかにかきたまスープ(鴨蛋湯),はまぐりスープ(蛤仔湯)それぞれ30元を一緒に食べみてました。
蝦仁飯のえびがとてもぷりぷりしていて新鮮なのがすぐに分かります。
個人的にははまぐりスープが胃にやさしい味でどこかほっとしました。
どれもあっさりした味付けなので、ぺろりと完食できますよ。
矮仔成蝦仁飯
住所:台南市中西區海安路一段66號
営業時間:8時30分~19時30分 定休日:火曜日
(番外編)電車に乗るときは「臺鐵便當」を食べてみよう!
台湾の国内移動は飛行機もいいですが、電車や新幹線でゆっくり旅をするのもいいですね。
そんな旅のお供に欠かせないのがお弁当です。日本の新幹線に乗るときは駅弁を購入する方もいますが、台湾にも駅弁が存在します。
電車や高鉄新幹線の改札口付近などでお弁当を売っています。
種類も3,4種類あり、日本語でも説明書きがあるので安心して選択できると思います。中には野菜好きの方でも食べられるお弁当もあります。
今回は特におすすめの圓滿便當(排骨便當)を選んでみました。
じっくり煮込まれた骨付き肉の下には炒めた野菜や煮豆腐、煮卵などが敷き詰められ、一番下にご飯が入っています。
日本のお弁当とは違った味わいを楽しむことができると思います。
かなりボリュームがあるお弁当なので、台北までの長旅でもゆっくり食べながら楽しめらますね。
また日本の駅弁とは違って、アツアツのお弁当なのもうれしいですね。
お値段も80元~100元ととてもリーズナブルです。
最後に
いかがでしたか?今まで聞いたことのないメニューがあったかもしれませんね。
台北から新幹線で約1時間40分ほどで台南にくることができます。
ぜひ台湾旅行に来られたなら、台南まで足を伸ばして南部ならではのグルメを味わってみてくださいね。
意外な発見や感動が待っていますよ。
また、台南は一年中暖かいので、台南グルメを楽しみながら、また違った台湾を楽しむことができると思いますよ。