こんにちは!フランシュ・コンテ在住のテン子です。
今では観光国として人気急上昇のブータン。
実は、日本初の観光団体がブータンを訪問したのは1975年。
私の初めてのブータン観光は1996年でした。
長い鎖国のイメージもあって、当時“神秘の国”と呼ばれたブータンですが、近年はなんと“幸せの国”!
そこで今回は、近代化も進むブータンで、のどかな田舎が残るブムタン地方をご紹介します。
今は1人でも可能になったブータン旅行
かつては4人以上のグループしか受け入れられなかったブータン旅行。
現在は1人でも可能です。
ただし、ブータン旅行には、必ずガイドと専用車がつくことはお忘れなく。
つまり1人で好き勝手に観光することはできません。
一方で、身の危険を感じることもなく安心して旅ができますね。日本語ガイドも増えていますよ。
旅行会社で、訪れたい場所や、やってみたいことなど事前にアレンジして出かけましょう。
初めてのブータンでお馴染みの観光地
空の玄関パロ
映画『リトルブッダ』のロケ地になったパロ・ゾン(注)、ブータンの歴史や宗教、工芸品、切手コレクションなどが展示される博物館タ・ゾン、レストランや店が並ぶパロ銀座などがあります。
さらに近郊にある聖地タクツァン僧院も1日ハイキングで人気ですね。
(注)ゾンとは、県庁と僧院が共存するブータン独特の建物。
かつては要塞でした。
首都ティンプー
3代目国王を記念したメモリアルチョルテン、国王の執務室もあるタシチョ・ゾン、国立タキン保護区などがあります。
冬の首都プナカとドチュ・ラ(峠)
1955年ティンプーが首都になるまで冬の間の首都であったプナカには、2つの川の合流点に建つプナカ・ゾンがあります。
このプナカとティンプー間にあるのがド・チュラ(峠)。天候が許せばブータンヒマラヤが見えますよ!
8月頃にはピンク色の“ソバの花”が咲き乱れるブムタン地方
さて、お馴染み観光スポットに加えて“より素朴でのどかなブータン”を求めるなら、ブムタン地方へ行くことをおすすめします。
首都ティンプーから丸一日かかりますが、道中のドライブも、山また山のブータンらしい景観が期待できますよ。
8月頃にはピンク色のソバの花が咲き乱れます。
ブムタン地方の中心ジャカルでは、“白鳥ゾン”と称されるジャカル・ゾン、8世紀ブータンにチベット仏教を伝えたパドマ・サンババゆかりのクジェ・ラカン、ブータン最古の寺ジャンベ・ラカンなどがあります。
さらにジャカル近郊のシンカル村もおすすめです。
伝統家屋が建ち並び、昔ながらの生活スタイルが見られますよ。
おわりに
1972年に先代国王が提唱した「国民総幸福(GNH)」。
ブータンは観光でも独自スタイルを貫いています。
それがもしかしたら“幸せの国”に通じるのかも知れませんね。
訪れると必ずや再訪したくなりますよ。
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