ムンバイ観光の際、時間に余裕があった際のおすすめスポット、エレファンタ島。
エレファンタ島の目玉、石窟寺院は世界遺産にも登録されています。ここではエレファンタ島への行き方、見所を徹底解析いたします。
エレファンタ島とは
ムンバイのランドマーク、タージマハルパレスホテル正面にあるインド門からフェリーで1時間ほどの場所にある島です。
昔は象の像があったことが島の名前の由来です。
アジャンタ・エローラの石窟寺院群を代表するように、インド各地に仏教の石窟寺院がありますが、こちらの石窟寺院はヒンドゥー寺院で、シヴァ神が奉られています。
エレファンタ島への行き方・フェリーの乗り方
インド門の裏、または脇からフェリーが出ています。
チケットはインド門へ入る前の旅行会社が並ぶカウンターの1カ所で購入できますが、基本的にチケット売りがゲート近くで「Elephant island!」と大きな声で売っています。
料金はチケットに記載されており、「記載金額以上の支払いは必要ありません」と明記されているため、ぼられる心配はありません。
フェリー代は205ルピーです。
フェリーから眺めるムンバイの街
インド門からエレファンタ島への最初のフェリーは9時発、エレファンタ島からインド門への戻りは始発が12時、最終が17:30です。
島を涼しいうちに回りたい方には朝に行くのが、夕方のムンバイの街の夜景を見たい場合は、午後に行き、最終便で戻ってくるのがおすすめです。
フェリーでは一人当たり10ルピー支払うと、上のテラスへ座ることができます。
テラス席といっても椅子はプラスチックの椅子が並んでいるだけですが。
ちなみに、往路のフェリーはスナック菓子などをカモメにあげようとするインド人が必ずいて、
かなりのカモメに追われながらの移動となります。
石窟寺院への行き方
フェリーを降りると、約1kmのジェッティを歩いて石窟寺院へ続く階段まで行きます。
日陰がなく結構暑いため、トイトレインに乗って行くことも可能です。トイトレインのチケットはトイトレイン手前で売られており、一人30ルピーです。
トイトレイン到着場所から数十メートル先で、島の収入につながる観光税を支払い(5ルピー/人)、石窟寺院へ続く階段へ進みます。
トイレは階段の前と上った後の両方にあります。
階段は約120段あり、両脇にはお土産屋さんが所狭しと立ち並んでいます。
階段を上ると、入場チケットを購入し(外国人600ルピー、インド人40ルピー)、石窟寺院の中へ入ります。
石窟寺院の入り口
石窟寺院の見所
まずは装飾された49本の柱。
現在は上部のみがオリジナルで、下部は鉄筋コンクリートで補強されているのが、柱を見るとわかります。
入口の2本の柱は数年前の落石で破損したそうで、オリジナルの模様に似せたコンクリートの柱だそうです。
入って右奥には島民のためのため池があります。柵がついていますが、大切な貯水池なので、ごみ等捨てないようにしましょう。
壁にはさまざまなシヴァ神が彫られていますが、下の写真はエレファンタ島で一番有名な彫刻。
シヴァ神の3つの表情を表しているそうですが、インドの三大神ブラフミン、ビシュヌ、シヴァの顔、という説もあります。
最後に
月曜日はエレファンタ島は閉まっているのでご注意ください。
石窟寺院の外には遊歩道があり、のんびり歩いたり木陰でお散歩するのもおすすめです。
帰りはフェリーを待つ間、ローカルレストランでビールを飲むこともできます。
暑い中、たくさん歩いた後のビールはやはり最高です。
(記載金額はすべて2020年1月時点の金額です。インド政府は予告なく金額を変更することがよくあります)