ベルリン観光となると、ブランデンブルグ門・テレビ塔・ベルリン大聖堂・博物館島などミッテエリアという地区をメインに足を運びがちになり、それ以外のエリアにある観光スポットは見落としがちになってしまうと思います。
シャルロッテンブルグ宮殿はベルリンの西側にあって観光の中心地からは少し離れていますが、アクセスしにくい場所ではなく、宮殿内だけでなく庭園も美しいのでぜひ足を運んでみたいスポットです。
シャルロッテンブルグ宮殿とは…、
シャルロッテンブルグ宮殿はバロック様式やロココ様式などの色々な建築技法が混在している宮殿で、ベルリンで最も美しい宮殿と呼ばれています。
初代プロイセン王となったフリードリヒ1世によって建てられた宮殿ですが、後のフリードリヒ大王などが増改築を行って現在の大きさになったと言われています。
初代プロイセン王が妻のゾフィー・シャルロッテの夏季別荘としてこの宮殿を建てたようですが、7代にわたって王家の住居としての役割を果たし、1888年以降は一般人の訪問も可能になりました。
ここからはそんなシャルロッテンブルグ宮殿の見どころを紹介していきます。
▶シャルロッテンブルグ宮殿 (Schloss Charlottenburg)
住所: Spandauer Damm 10-22, 14059 Berlin, Germany
電話番号: (+49) 030 320 911
営業時間: 4月-10月 10:00-18:00、11月-3月 10:00-17:00 (毎週月、12月24日は休み)
HP・SNS: https://www.spsg.de/en/palaces-gardens/object/charlottenburg-palace-gardens/
シャルロッテンブルグ宮殿のみどころ
① 宮殿にあるたくさんの施設
シャルロッテンブルグ宮殿には、旧城・別棟・パビリオン・霊殿・ベルヴェデーレなど多くの施設があります。
当時のプロイセン王国では陶磁器を集めることが流行っていましたが、自国で焼き物を作れなかったためアジア諸国から輸入して宮殿内に飾っていたようです。
旧城ではその集めた陶磁器をたくさん見られますが、「磁器の間」の陶磁器コレクションは欧米風な装飾をバックにアジア風の陶磁器がぎっしり並べられており、亜洋折衷な雰囲気を醸し出していて不思議な感じがします。
また、旧城の窓から広大で美しい庭園を見ることもできます。
別棟は宴会や舞踏会のために使われていましたが、内部の装飾が綺麗で広々としており、旧城に属する銀食器の間と宝物庫にアクセスできます。
パビリオンやベルヴェデーレなどの施設もありますが、全ての施設を巡りたいという方はシャルロッテンブルグ・プラスというチケットを購入してお得に楽しみましょう。
② 庭園や見ごたえ抜群の景色
宮殿内の建物もいいですが、必ず足を運んでおきたいのがこの広大な庭園です。
綺麗な芝生・植物・湖で織りなすこの庭園が見ごたえあるのはもちろん、湖の近くで人に慣れた可愛い鴨と戯れることもできます。
また、庭園から少し歩くとシュプレー川を眺めながら森林浴もできますので、庭園とセットで自然を楽しむのもヨーロッパならではの楽しみ方です。
また、湖から眺めるシャーロッテンブルグ宮殿は噴水とセットになってより見ごたえがありますので撮影ポイントにもなっています。
③ クリスマスマーケット時のライトアップ
クリスマスマーケットの時期になると、シャーロッテンブルグ宮殿の前でもクリスマスマーケットが開催されます。この時期は夜になると、宮殿の旧城がライトアップされますのでいつもと違う宮殿を楽しみながらクリスマスマーケットも堪能できます。
さいごに
入場料がかかるのはもちろんですが、写真撮影をする場合は3ユーロ別途でかかりますのでチケット売り場で必ず伝えましょう。シャーロッテンブルグ宮殿は館内に見どころがたくさんありますので、1日時間をかけてじっくり観光するのもおすすめです。