日本では今でも人気の根強い児童文学作品『モモ』を書いたドイツ人ミヒャエル・エンデ(1929-1995)はですが、彼が」南ドイツで生まれなのはご存じの方は知っていますか?
ミュンヘンには、そんな児童文学作家ミヒャエル・エンデを知ることができる博物館があるんです。
今回は「ミヒャエル・エンデ博物館」についてご紹介していきます。
ミヒャエル・エンデの代表作『モモ』『果てしない物語』
ドイツでも不動の名作となっているこの2作品は、子供たちに夢と希望を伝えながらも今の社会被疑問を投げかける作品が特徴です。
物語の描写がとても分かりやすいので、小さな子供から大人まで幅広い世代に愛されています。
メルヘンチックなお城と池
「ミヒャエル・エンデ博物館」はちいさなかわいいお城「ブルーテンブルク城」の一角にあります。
お城を外から眺めるだけでも絵本の世界に入り込んだような気分になります。池では水鳥がゆっくりと泳ぎ、城の横をゆったりと川が流れていました。
城内に入ると緑あふれる中庭と教会も
門をくぐって城内に入ると中は想像よりちいさく、色彩豊かな壁画のある教会もありましたが、教会内はコロナウィルスの影響で中に入ることができませんでした。
中にはで時々イベントも催されているようで緑が生い茂り、日常の喧騒を忘れてのんびりとできる気持ちが良い場所が広がっています。
「ミヒャエル・エンデ博物館」の入り口
中庭にはいって右側に進んでいくと、博物館の入り口があります。
建物内ではマスクは必須、中庭もイベントがある時間帯はマスクの着用が必要だそうです。
入り口からすぐの階段を進んでいくと博物館の入り口があるので中で入場料を支払います。
チケットは展示室にはいってすぐに支払います。
大人3ユーロ、子供は無料、開館時間は水曜~日曜日の14時~17時までと短いので注意してくださいね。
博物館の中を散策
博物館は1フロアでかなり狭いですが、そのなかにたくさんの蔵書、ミヒャエル・エンデの思い出の品々が展示してあります。
ミヒャエル・エンデ彼の奥さんは日本人なので、日本のふすまも展示されていました。
めずらしい着物姿の彼の写真もここで見ることができます。
その他にも魅力的な施設がいっぱい
隣には国際児童図書館があり、世界中から集められた絵本などが蔵書されています。
もちろん貸し出しも行っていて、ミュンヘンに住む子供たちの憩いの場です。
日本語の絵本コーナーも充実、もちろんミヒャエル・エンデの代表作もありました。
城内にはレストランも併設されていて、池のほとりでビールやお茶を楽しむこともできます。
お城のどこを歩いていてもゆっくりとした時間が流れていました。
博物館の中で知ったのですが、ミヒャエル・エンデのお墓もミュンヘン郊外にあるそうです。
また、ミヒャエル・エンデが生まれたガルミッシュ=パルテンキルヒェンには彼の作品のモニュメントがある公園があるそうです。
どれもとても素敵な場所のようなので、機会があれば次回はミヒャエル・エンデをめぐる別のスポットをもレポートできたらと思います。
▶ミヒャエル・エンデ博物館
公式HP:https://www.ijb.de/ausstellungen/single/article/michael-ende-museum/47.html
博物館入場料:大人3ユーロ、こども無料 (2020年8月現在)
開館時間:水曜~日曜 14時~17時まで (2020年8月現在)