ドレスデンの目玉スポット、ツヴィンガー宮殿の魅力と見どころを一挙ご紹介‼

ドイツ旅行となると、ノイシュバンシュタイン城にアクセスしやすいミュンヘンや中央の大都市ことフランクフルトなどを訪れがちですが、他の都市にも訪れなければ勿体無いくらい素敵な魅力がいっぱいあります。

ドレスデンも魅力的な都市の一つで、ツヴィンガー宮殿やフラウエン教会だけでなく、アルトシュタットの三大クリスマスマーケットや世界一美しい牛乳屋さんもあり、見どころ満載の素晴らしい穴場エリアです。

今回の記事では、目玉観光スポットであるツヴィンガー宮殿の魅力や見どころについて一挙紹介します。

ツヴィンガー宮殿の歴史

ツヴィンガー宮殿はドレスデンのアルトシュタット(旧市街)の北西端に位置している歴史的建造物で、バロック様式の建物です。

ザクセン選帝侯フリードリッヒ・アウグスト一世がこの宮殿を建設し、住居用としてではなく、式典を行うための祝賀会場として使われていました。

第二次世界大戦や過去の火災などで何度も大きな損害を受けてしまい、現在の宮殿はその世界大戦後に再建されたものです。過去の歴史的な事件などによって、フレスコ画などの作品や書物など現在ではすでに失われてしまっているものがたくさんあります。

しかし、そのような悲惨な事件をバネにして見応えある素晴らしい宮殿に再起し、見どころ満載の観光スポットとなっています。

ここからは、ツヴィンガー宮殿の見どころについて紹介していきます。

1 4つの噴水と美しい模様の芝生で構成された広大な中庭

ツヴィンガー宮殿には、絵画館や博物館などの建造物で囲まれた広い中庭があります。

中庭には、中央に位置する4つの噴水と綺麗に管理された美しい模様の芝生があり、アルテ・マイスター絵画館などの博物館内から見える中庭の景色は格別です。

この中庭は四季折々で様々な姿を見せ、春や夏には芝生と噴水で織りなす景色、冬には雪景色を楽しめます。

この中庭では景色を楽しむだけでなく、散歩スポットとして訪れたり、宮殿内の絵画館や博物館を見物した後の休憩スポットとして利用するといいでしょう。

また、インスタ映えを狙ってフォトスポットとして写真におさめるのも断然アリです。

2 絵画好きならぜひ訪れたいアルテ・マイスター絵画館

アルテ・マイスター絵画館にはかなり多くの絵画が展示されており、ヨーロッパの近代美術が好きな方にはおすすめの観光スポットです。

歴代のアウグスト王たちはかなりのコレクターで、彼らの絵画コレクションは目の保養になること間違いなしです。

その中でもおすすめの作品は、ラファエロの「システィーナの聖母」です。

ラファエロが最後に描いた聖母マリアの祭壇画ですが、1754年にアウグスト王が手に入れたことでドイツの文化人たちに大きな影響を与えました。

この絵画は第二次世界大戦の時に防空壕に避難させて焼失は免れましたが、ソ連兵によってモスクワに持って行かれてしまい、スターリンの死後にソ連と東ドイツの友情の証にドレスデンに戻されたという遍歴があり、素晴らしい絵画でありながら歴史的な一面も知ることができます。

この絵画に描かれている聖母マリアも見応えがありますが、絵の下部に描かれている2人の天使はそれ以上に有名で一番の見どころと言っても過言ではありません。

この2人の天使はイタリアンレストランのサイゼリヤの壁画にも使われており、その元祖をこの絵画館でぜひ目に焼き付けておきたいものです。

他にもたくさんの素敵な絵画作品が数多く展示されていますので、時間をかけて一つずつ堪能するといいでしょう。

3 アウグスト王のコレクターぶりが炸裂する陶磁器コレクション

この宮殿の陶磁器コレクションもぜひ足を運びたい観光名所で、アウグスト王のコレクターぶりにものすごく驚かされます。

このスポットにはマイセンの陶磁器だけでなく、18世紀から19世紀に作られた日本や中国の陶磁器も数多く展示されています。

むしろ、後者の方がメインに感じるほどアジア系の陶磁器がたくさんあります。

有田焼や伊万里焼の陶磁器が多く展示されていることから、アウグスト王がどれほど日本の陶磁器に魅了されていたかがわかり、日本のものが遠いヨーロッパで好評だったことに嬉しく且つ誇らしく感じること間違いなしです。

ガラスケースに入った状態で陶磁器が展示されていることもありますが、一番見応えがあるのは壁一面に満遍なく飾られた陶磁器です。

一つ一つの陶磁器が装飾品になり、まるでウォールアートを描いているように壁一面が陶磁器で埋め尽くされていて圧巻です。この陶磁器の美術でできた壁はぜひ写真におさめて、インスタ映えを狙いたいところでしょう。

インスタ好きな方にはぜひお勧めしたいフォトスポットです。

さいごに

アウグスト王のコレクターぶりが炸裂するツヴィンガー宮殿ですが、1日で館内全てを見てまわると結構タイトスケジュールになってしまいますので、2日に分けて見学するとゆとりを持って絵画や陶磁器などをじっくり鑑賞できます。

絵画や陶磁器が好きな方にはおすすめの観光スポットですので、ぜひ訪れてみましょう。

また、中庭の景色も癒されますので憩いスポットとして利用するのももちろんおすすめです。

▶ツヴィンガー宮殿 (Zwinger)

住所: Sophienstraße, 01067 Dresden, Germany
電話番号: (+49) 035 149 142 000
営業時間: 6:00-22:30
マップ


HP・SNS: https://www.der-dresdner-zwinger.de/en/the-dresden-zwinger/

 

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