世界遺産アユタヤ
タイの首都バンコクから100km弱、かつての都アユタヤ。
バンコクから日帰りで行ける距離にあり、プーケット、チェンマイと並ぶタイの有名な観光地です。
1991年に世界遺産にも登録された遺跡群は、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わえる空間。
今回は、そんなアユタヤの行き方や外せないスポットを厳選してご紹介します*
バンコクからどうやって行く?
➊手軽なツアーパッケージ
バンコクに滞在し、半日から1日かけてアユタヤ観光に赴くパターンが多いと思いますが、一番簡単なのはパッケージツアー。
ツアー会社にもよりますが、半日ツアーで一人1500バーツ(≒5160円※)程度から。
ツアーのメリットは楽~にアユタヤの代表的なスポットを巡れちゃうこと。
ツアーにより内容も様々で、例えば水上マーケットなど、アユタヤから少し足を延ばした場所に連れていってくれるツアーもあるから選ぶのも楽しい♪ガイドも付くので安心です。
ただし、ツアーだと内容がすべて決まっているので、時間や行先が制限されてしまうのがデメリット。
➋タクシーをチャーターする
もっと自由に観光したい!という場合には、タクシーのチャーターがおすすめです。
タクシーをチャーターすれば、バンコク⇔アユタヤの移動はもちろん、アユタヤ内で遺跡間を移動するのにもとても便利。
料金はタクシー1台当たり2500バーツ(≒8600円※)程度です。
人数が多ければツアーより割安です。
How to タクシーチャーター
チャーターの方法は大きく2つ。
➊タクシーを捕まえて交渉!
1つはバンコク市内に走るタクシーを捕まえて交渉。
ただし、市内のタクシーは運転手さんが英語NGの場合が多く、また料金も割高になる可能性が高いです。
おすすめ➤➋フアランポーン駅で係員に依頼
もう1つは、バンコクの国鉄の始発駅、フアランポーン駅まで行き、そこで係員を見つけて「タクシー チャーター」と伝えると、オフィスを案内してくれます。
オフィスは駅構内の、ホーム側を背にして右側の2階にあります。
こちらはアユタヤ観光のタクシーチャーターを多く手掛けているため、運転手さんもアユタヤの地理に精通しており、カタカナ読みで行先(遺跡名)を伝えれば連れていってもらえます。
料金の相場は先述の通りですので、オフィスにてそれよりも高い料金を伝えられたら、交渉により値下げしてくれることもあります。
オフィスは英語OKです。
英語が苦手な場合でも、携帯の電卓などで数字で示せば交渉できます。
日本語も少しわかります。
ちなみに、このフアランポーン駅からはアユタヤ行きの電車も運行しており、運賃はなんと片道15バーツ(≒52円※)!
アユタヤに到着してからの足は必要ですが、旅費を抑えたいという方は要チェック。
フアランポーン駅からの所要時間(片道)は、車で1時間前後、電車で2時間強程度です。
▶フアランポーン駅
https://goo.gl/maps/FHm8AMW8xG72
アユタヤの必見スポットはこちら
遺跡巡りの準備
英語表記の住所を、ホテルスタッフにお願いして、タイ文字表記に書き直したメモをもらっておくと、タクシーなどに乗る際、運転手さんにメモを渡すとスムーズに伝わり便利です。
運転手さんの中には、地図を読むのが苦手な方もいらっしゃいます。
遺跡巡りの服装
遺跡に入る際は、キャミソールやホットパンツなどの肌が露出された服装はNGです。
トップスは半袖、ボトムスは膝丈よりも長い丈なら安心です。
➊ワット・プラ・マハータート
アユタヤを代表する観光スポット、ワット・プラ・マハータート。
非常に有名なこの仏頭はその写真がガイドブックの表紙にも使われるほどで、見逃せないものとなっています。
この仏頭は、ビルマ(現ミャンマー)との交戦の際に、近くの仏像から切り落とされたものと見られます。
アユタヤには他にも頭部のない仏像が多くあります。
崩れ落ちている仏塔もあります。
このように菩提樹に取り込まれた理由は、たまたまそばにあったため自然に幹が絡んだ説や、仏頭が落とされていることを見かねた敬虔な仏教徒が樹のそばに寄り添うように置いたという説など…
様々に考えられていますが、あれこれ想像すると長い歴史とロマンを感じられること間違いなし。
撮影の時は、必ず膝まづいて、あなたのお顔が仏頭を見上げる位置になるようにして撮影しましょう。
▶ワット・プラ・マハータート
8:00 ~ 18:00
入場料:50バーツ
https://goo.gl/maps/fLZxAmSqB1K2
➋ワット・ラーチャブーラナ
➊のワット・マハタートのすぐ北側にあり、大きな塔が存在感を放つワット・ラーチャブーラナ。
入り口を額縁効果として見る塔は一層美しく、計算し尽くされたような建築設計に驚かされます。
この塔には登ることができる上、中を見学することも。
高い場所からの景色は圧巻。
また薄暗い内部は少し怖いですが、長い階段を下った先で壁画を見ることもでき、探検家気分が味わえます。
筆者的に一番おすすめの遺跡です。
▶ワット・ラーチャブーラナ
8:00 ~ 18:00
入場料:50バーツ
https://goo.gl/maps/wRz6bUhZAkz
➌ワット・プラシー・サンペット
アユタヤ王朝時代の3代の王様を祀った廟が雄大なこちらの寺院、「ワット・プラシー・サンペット」。
アユタヤ王朝の王宮に併設してあった寺院で、現代のタイでいうと、バンコクの王宮「ワット・プラケオ」に相当するものです。
廟の三塔の荘厳さから、アユタヤ王朝の栄華が伝わります。
▶ワット・プラシー・サンペット
7:00 ~ 18:00
入場料:50バーツ
https://goo.gl/maps/JroAqwqSwTP2
➍アユタヤ・エレファント・キャンプ
➌のワット・プラシー・サンペットから程近いエレファント・キャンプでは、象乗り体験ができます。
象の背中に揺られ、アユタヤの遺跡群の中をゆったり巡る、タイならではの非日常な時間を過ごせます。
記念撮影も!
ちなみに、象乗りの前後で、象と記念撮影もできます。
象乗りとは別に40バーツ程度を渡すと、こんなに可愛い象とこんなに近くで写真が撮れちゃう!
▶アユタヤ・エレファント・キャンプ
料金:400バーツ+チップ(象使いさんに100バーツ程度)
https://goo.gl/maps/rkqGhqkgLzp
➎ワット・ローカヤスターラーム
大きな涅槃仏像が印象的なワット・ローカヤスターラーム。
ゲームの舞台としても有名!
有名な格闘ゲームのストリートファイター、サガットステージの舞台となっている場所で、ゲームがお好きな方は必見。
入場料は無料で、ほぼ見所は涅槃像のみですので、お時間に余裕があれば、ぜひ。
ストリートファイターのキャラクターになりきって写真を撮ってみては?
▶ワット・ローカヤスターラーム
8:00 ~ 17:00
入場料:無料
https://goo.gl/maps/mCp1HmcGzZz
➏ワット・チャイワッタナーラーム
アユタヤはチャオプラヤ川に囲まれた島のような形をしていますが、この遺跡はチャオプラヤ川の外側に位置するため、他の遺跡群とは少し離れた場所にあります。
そのためツアーの行程に含まれていないことも多いですが、個人的にはかなりおすすめしたい場所です。
理由はその美しさ。
遺跡の風化した姿も残しつつ、修復され当時に近い壮大な空間になっています。
特に回廊を歩いていると、まさにタイムスリップしたかのような感覚に。
タイの民族衣装をレンタルしよう!
また近隣にはタイの民族衣装をレンタルできるショップもあり、カラフルなタイ衣装を着れば写真映えも最高潮!
一層忘れられないひとときを過ごせそう。
▶ワット・チャイワッタナーラーム
8:00 ~ 18:00
入場料:50バーツ
https://goo.gl/maps/H1MUtJSxans
アユタヤにはまだまだおすすめの場所がいっぱい!
いかがでしたか?
タイのいにしえ、歴史を肌で感じることのできるアユタヤは、「アユタヤ歴史公園」としてほぼ市内全域が世界遺産に登録されています。
まずはこの6つのスポットを足がかりに、ノスタルジックなアユタヤの魅力をたくさん感じてみて*
※1バーツ=3.44円で計算。レートは2018年11月現在。